2016年 12月 17日
「伊藤雅風 展 急須バカ」 常滑に生れて
「伊藤雅風 展 急須バカ」 (~12/18迄)の8日目。会期は残り1日となりました。
写真は、愛知県常滑市の雅風さんの工房の様子。
常滑市は平安時代まで遡ることができる日本古来の窯業地。急須は明治頃から作られ始め、今は急須の産地として知られています。その地で生れ育った伊藤さんですが、ご実家は焼き物のご家系ではありません。
高校はセラミック科、大学時代に急須に出会い、在学中に地元の急須の名手・村越風月氏のもとで3年の修行を積みました。それから急須ひと筋ですが、中学まではプロを目指していたというほど野球に没頭していたそうです。
急須づくりは、土づくりから。これが伊藤雅風さんの基本的な理念です。土は日々の管理が大切。乾燥を気にして常々状態をチェックします。丁寧に丁寧に1年半をかけて土を作り、ようやく轆轤(ろくろ)に使う粘土になります。工房は整理整頓、きちんとしています。自身、急須のコレクターでもあり、お茶が大好きで、淹れ方も研究熱心です。
身長180cmの大柄の割に個展前はお腹が痛くなったりと、細やかな神経の持ち主ではありますが、こと急須の話になると、どんなものが流行しているなどの話には耳を傾けず、自分の作るべき急須への信念はぶれません。
この個展の依頼をしたのが1年半前。なるべく時間をかけて臨みたいという希望でした。なるほど、そこまで手間暇かけていたのか、というのが届いた荷をほどいた時の感想でした。その甲斐あって、お客様の評価も高く、大きな成果の得られる内容になっています。
会期はあと1日。どうぞこの貴重な機会に、ご自身の目でお確かめ頂ければ幸いです。
写真は、愛知県常滑市の雅風さんの工房の様子。
常滑市は平安時代まで遡ることができる日本古来の窯業地。急須は明治頃から作られ始め、今は急須の産地として知られています。その地で生れ育った伊藤さんですが、ご実家は焼き物のご家系ではありません。
高校はセラミック科、大学時代に急須に出会い、在学中に地元の急須の名手・村越風月氏のもとで3年の修行を積みました。それから急須ひと筋ですが、中学まではプロを目指していたというほど野球に没頭していたそうです。
急須づくりは、土づくりから。これが伊藤雅風さんの基本的な理念です。土は日々の管理が大切。乾燥を気にして常々状態をチェックします。丁寧に丁寧に1年半をかけて土を作り、ようやく轆轤(ろくろ)に使う粘土になります。工房は整理整頓、きちんとしています。自身、急須のコレクターでもあり、お茶が大好きで、淹れ方も研究熱心です。
身長180cmの大柄の割に個展前はお腹が痛くなったりと、細やかな神経の持ち主ではありますが、こと急須の話になると、どんなものが流行しているなどの話には耳を傾けず、自分の作るべき急須への信念はぶれません。
この個展の依頼をしたのが1年半前。なるべく時間をかけて臨みたいという希望でした。なるほど、そこまで手間暇かけていたのか、というのが届いた荷をほどいた時の感想でした。その甲斐あって、お客様の評価も高く、大きな成果の得られる内容になっています。
会期はあと1日。どうぞこの貴重な機会に、ご自身の目でお確かめ頂ければ幸いです。
伊藤雅風 展 ~急須バカ~
2016年12月10日(土)~18日(日) 会期中無休
営業時間11時~18時
次回在廊日 12月17日(土)・18日(日)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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伊藤雅風(いとう・がふう)プロフィール
1988年 愛知県常滑市に生まれる
2007年 常滑高等学校セラミック科卒業
2009年 村越風月氏に師事
2011年 名古屋造形大学産業・工芸コース卒業
2012年 独立
2016年 現在、愛知県常滑市にて制作
by sora_hikari | 2016-12-17 18:07 | 伊藤雅風