「山本忠正展 伊賀の土鍋と白い器」 伊賀の粘土

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山本忠正展 伊賀の土鍋と白い器」(~11/6迄)の3日目。寒い一日。鍋料理が美味しい季節になりました。

今回出品されている土鍋は、全て伊賀で採れる粘土によるもの。最近は粘土に鉱石のペタライトを混ぜた土鍋が多く作られていますが、これは扱い易くて便利な反面、ガラス質が多くなるため加熱が急激であったり、釉薬の艶が出せなかったりと、伊賀の土鍋の良さとは離れてしまいます。

伊賀の土鍋の良さは、遠赤外線効果のあるコトコトと芯から暖めることのできる「土」に特徴があります。それは、数百年前に湖底に堆積した粒子の粗い「蛙目粘土」と、肌理の細かい「木節粘土」を配分することで伊賀の耐熱土が作られます。

山本忠正さんの土鍋も、この伊賀の土の特徴を活かして、艶やかな釉調の飴色、鉄釉色、白化粧の3種類を作っています。また土鍋というと重々しい形状のものが多い中、山本さんの土鍋は、端正で美しい形をしているのも魅力でしょう。

プロの料理人からも評価が高い伊賀の土鍋の特徴を存分に取り入れながら、現代の食卓に自然に馴染む山本さんの土鍋は、本展でも一番の注目を浴びています。

※写真の右側の鉄釉(薄い黄色)のタイプは全て売約済みとなっております。


山本忠正展 ~伊賀の土鍋と白い器~
2016年10月29日(土)~11月6日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

「山本忠正展 伊賀の土鍋と白い器」 伊賀の粘土_d0087761_1213145.jpg「山本忠正展 伊賀の土鍋と白い器」 伊賀の粘土_d0087761_12132741.jpg
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プロフィール
1972 三重県伊賀市丸柱生まれ
1996 金沢美術工芸大学 彫刻科卒業
1998 京都窯業訓練校卒業
1999 家業である「やまほん陶房」を継承
2016 現在、同地で陶房運営と共に個人活動中


by sora_hikari | 2016-10-31 19:24 | 山本忠正展2016

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