2016年 10月 17日
「森岡成好展 壺中有天」 南蛮焼締
「森岡成好展 壺中有天」の3日目。
森岡成好さんと言えば、南蛮焼締で知られる第一人者。一般的に南蛮焼きは、東南アジアから沖縄までを含む南方系の炻器を指しています。桃山の茶人が茶道具として見立てたり、東洋陶磁学者であり陶芸家でもあった小山富士夫氏が手掛けたりと、古くから日本の陶芸史と関わってきました。
南蛮焼締めの魅力は外形的な美しさはもちろんですが、本来、生活道具として作られた南方特有の大らかさではないでしょうか。当時、森岡さんが南蛮を選んだのも、権威や約束事に囚われず取り組める自由さと、その無垢な存在の美しさに感じ入ったからではないかと思います。
人がものを作ると同時に、ものはその作り手を語るものです。本日は、南蛮らしい赤銅色の壺を選んでみました。その背景にある「在り方」にも気付いて頂ければと思います。
森岡成好さんと言えば、南蛮焼締で知られる第一人者。一般的に南蛮焼きは、東南アジアから沖縄までを含む南方系の炻器を指しています。桃山の茶人が茶道具として見立てたり、東洋陶磁学者であり陶芸家でもあった小山富士夫氏が手掛けたりと、古くから日本の陶芸史と関わってきました。
南蛮焼締めの魅力は外形的な美しさはもちろんですが、本来、生活道具として作られた南方特有の大らかさではないでしょうか。当時、森岡さんが南蛮を選んだのも、権威や約束事に囚われず取り組める自由さと、その無垢な存在の美しさに感じ入ったからではないかと思います。
人がものを作ると同時に、ものはその作り手を語るものです。本日は、南蛮らしい赤銅色の壺を選んでみました。その背景にある「在り方」にも気付いて頂ければと思います。
森岡成好展 壺中有天
2016年10月15日(土)~23日(日) 会期中無休
営業時間11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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森岡成好 略歴
1948年 奈良県生まれ
1970年 米国で映画製作技術を学ぶ
1973年 和歌山県天野に築窯
1991年 ネパールヒマラヤに登頂
2016年 現在、和歌山県にて制作
by sora_hikari | 2016-10-17 18:06 | 森岡成好 展