2016年 05月 20日
「 山本亮平・ゆき展 淡き青 」 唐津と伊万里
「 山本亮平・ゆき展 淡き青 」 (~5/23迄)を開催中です。
有田の山本さんが唐津を?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし有田の歴史を辿っていくと唐津に繋がり、その原点探しが、今の山本さんの器の作り方に変化をもたらしたのです。
有田焼(伊万里)と唐津焼は、一見すると石ものと土もので全く正反対の器のように見えますが、実は歴史的にも性質も近い兄弟のような関係です。唐津も石もの、その発展的が有田(伊万里)。解釈はさまざまあるようですが、実際に山本さんの唐津は石(砂岩)を砕いて水簸し、器胎と釉薬に分離して成形しています。とても手間のかかる仕事ですが、外形だけでなく質感も近づくためには、原料づくりから取り組まないと出来ないそうです。
しかし、山本さんの仕事は決して古典主義ではなく、その再現と現代の生活を繋ぐことが目的であって、存外求め易い価格帯のものが多いのです。無地の唐津は、地味に見えますが、その奥行きを感じて頂ければ、この良さがじわじわと伝わってくることと思います。
唐津茶碗
唐津皿
唐津平盃
唐津平盃
唐津ぐい吞
唐津片口
有田の山本さんが唐津を?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし有田の歴史を辿っていくと唐津に繋がり、その原点探しが、今の山本さんの器の作り方に変化をもたらしたのです。
有田焼(伊万里)と唐津焼は、一見すると石ものと土もので全く正反対の器のように見えますが、実は歴史的にも性質も近い兄弟のような関係です。唐津も石もの、その発展的が有田(伊万里)。解釈はさまざまあるようですが、実際に山本さんの唐津は石(砂岩)を砕いて水簸し、器胎と釉薬に分離して成形しています。とても手間のかかる仕事ですが、外形だけでなく質感も近づくためには、原料づくりから取り組まないと出来ないそうです。
しかし、山本さんの仕事は決して古典主義ではなく、その再現と現代の生活を繋ぐことが目的であって、存外求め易い価格帯のものが多いのです。無地の唐津は、地味に見えますが、その奥行きを感じて頂ければ、この良さがじわじわと伝わってくることと思います。
山本亮平・ゆき展 ~淡き青~
2016年5月14日(土)~23日(月) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
※会期中、東京・神楽坂の「さいめ」にて、山本さんの器を使ってお酒をお愉しみ頂けます。
野菜とお燗のお店 「さいめ」 (Facebook)
東京都新宿区納戸町33 平野ビル1階
電話 090-9813-9980
最寄駅 牛込神楽坂(大江戸線)
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山本亮平プロフィール
1972年 東京都生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2016年 佐賀県有田町にて制作
山本ゆきプロフィール
1978年 長崎県生まれ
2000年 佐賀有田窯業大学短期修了
2016年 佐賀県有田町にて制作
by sora_hikari | 2016-05-20 19:53 | 山本亮平・ゆき