「藤田佳三展 京の雅陶」 開催のお知らせ

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4月16日(土)から25日(月)まで開催する「 藤田佳三展 京の雅陶 」 のお知らせです。

藤田佳三さんは1963年京都市生まれ。現在、京都府亀岡市で染付や赤絵の器を制作されています。高校は美術工芸の学校、大学も陶芸を専攻、以来、ずっと焼き物に携わるお仕事です。35年を超える経歴のスタート時には、伝統的な京焼の故・小川文斎氏に師事されたことがありますが、独立後は京都ならではの問屋仕事もこなし、食器を中心にした作家として活動されています。

お作りになる器は、元来、朝鮮の白い粉引をベースにしたものですが、そこに染付や赤絵の文様を描くことで藤田さんの特色ある器を生み出してきました。通常、染付や赤絵は磁器土をベースとした硬質なものが多いですが、藤田さんの器は、陶土を用いて白化粧を施した後に絵を描くことで、柔らかな印象の器に仕立ているのが特徴的です。また絵付けにおいては、安南手と呼ばれる滲んだような染付、宋赤絵のように余白のある絵柄など、研ぎ澄まし過ぎない甘手で洒脱なタッチが、日常的な食器として親近感を呼び起こすのです。

しかしなんといっても最大の魅力は、京都の器づくりの経験で培われた雅な気品を備え持っていることではないでしょうか。今回の個展では、京都の地から見たアジアから中東までのイメージを捉えた器を発表してくださる予定です。京都の雅陶、藤田佳三の世界をたっぷりとご堪能ください。
店主


藤田佳三プロフィール

1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校修了
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1988年 走泥社・林秀行氏に師事
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2016年 現在、同地にて制作


藤田佳三展 ~京の雅陶~
2016年 4月16日(土)~25日(月)
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 4月16日(土)・17日(日)・18日(月)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2016-04-12 18:34 | 藤田佳三 展

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