「太田修嗣 漆器展 根来塗り」 木地もの

太田修嗣 漆器展 ~根来塗り~」(~11/16迄)の8日目。会期はあと2日となりました。

本日は、根来塗りから離れて、木地の見える塗りものをご紹介しています。

粗めの鑿(のみ)跡を残す盆や長皿。木地を見せる塗り方が、一層その陰影を強くします。この力強さは、木地から手掛ける太田さんならではの魅力でしょう。

太田さんは、縄文時代の造形にも関心があるそうです。祈りと一体化した器の存在感。古代では、食糧を確保すること自体がとても大変な事で、毎日空腹の状態だったと言います。肉食などは年に数回あるかないか。それゆえに、食べるための道具の意味は、現代人には想像も出来ないほど、敬虔な存在だったのだろうと思います。

生命の根源と繋がる食の器。太田さんの意識の奥にある縄文の心が、器にも表れているように思うのです。

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 はつり丸盆(栗)  径35 高さ2cm

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 筋目丸盆(栗)  径35 高さ2cm

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  木地溜長方皿(朴)  幅33 奥行18cm

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  角切給仕盆(栗)   幅32 奥行20cm

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 端反木地溜塗椀(欅) 径12.8 高8cm

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  木地溜塗小椀(欅) 径10 高7cm

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 栗刳托  径14.5 高さ2.5cm

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  刷毛目托(楓) 径13 高さ1.5cm

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  刷毛目托(山桜) 径12 高さ1.5cm  

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  刷毛目おしぼり皿(朴) 幅16.5 奥行5.5


太田修嗣 漆器展 ~根来塗り~
2015年11月7日(土)~11月16日(月) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

「太田修嗣 漆器展 根来塗り」 木地もの_d0087761_17354988.jpg「太田修嗣 漆器展 根来塗り」 木地もの_d0087761_17355620.jpg
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太田修嗣プロフィール
1949年  愛媛県松山市生まれ
1981年  鎌倉・呂修庵にて塗師の仕事を始める
1983年  村井養作氏に師事 蒔絵および変り塗りを学ぶ
1987年  神奈川県厚木市にて独立
1987年  ろくろ・指物・刳物 一貫制作による木漆工房を開く
1994年  愛媛県広田村(現・砥部町)に移転
2015年  現在 同地にて制作


by sora_hikari | 2015-11-14 18:24 | 太田修嗣

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