2015年 11月 12日
「太田修嗣 漆器展 根来塗り」 重箱・盥・鉢
「太田修嗣 漆器展 ~根来塗り~」(~11/16迄)の6日目。
太田修嗣さんの根来塗りの重箱、盥(たらい)、鉢。
太田さんのお話をお聞きしていると、塗りもさることながら、木に対する思いの深さが伝わってきます。塗りは、若い頃の修業先で学びましたが、木を加工することは東京・厚木市に住んでいた頃に、ほぼ独学に近い形で習得したそうです。今は木の仕入れ、油脂抜き、製材(一部)、乾燥などの素材処理から、旋盤、刳り物、指物などの加工まで手掛けています。
木材の仕入れには、自ら市場に出向いて選んでいるそうです。あらかじめ何を作るかを決めて、目当ての木を探す場合もあれば、心を打つ木との出会いからイメージが湧いてくることもあるそうです。時に山に入り、何百年もの樹齢の木の前に立つと、その神々しさに圧倒されると言います。木の生命を借りて作ることへの感謝もあるでしょう。太田さんの作る器に、木の精を感じるのは、こういう思いがあるからかもしれません。
うづくり根来三段重箱(杉) 幅18 奥行18 20.5cm
うづくり根来三段重箱(杉) 幅18 奥行18 20.5cm
根来足付盥(たらい)(欅) 径28 高8cm
根来浅鉢(欅) 径24 高5cm
根来偏八角鉢(もみ) 幅24 奥行22.5 高5cm
根来偏八角盆(もみ) 幅27 奥行25 高2cm
根来深鉢(欅) 径22 高10cm
太田修嗣さんの根来塗りの重箱、盥(たらい)、鉢。
太田さんのお話をお聞きしていると、塗りもさることながら、木に対する思いの深さが伝わってきます。塗りは、若い頃の修業先で学びましたが、木を加工することは東京・厚木市に住んでいた頃に、ほぼ独学に近い形で習得したそうです。今は木の仕入れ、油脂抜き、製材(一部)、乾燥などの素材処理から、旋盤、刳り物、指物などの加工まで手掛けています。
木材の仕入れには、自ら市場に出向いて選んでいるそうです。あらかじめ何を作るかを決めて、目当ての木を探す場合もあれば、心を打つ木との出会いからイメージが湧いてくることもあるそうです。時に山に入り、何百年もの樹齢の木の前に立つと、その神々しさに圧倒されると言います。木の生命を借りて作ることへの感謝もあるでしょう。太田さんの作る器に、木の精を感じるのは、こういう思いがあるからかもしれません。
太田修嗣 漆器展 ~根来塗り~
2015年11月7日(土)~11月16日(月) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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太田修嗣プロフィール
1949年 愛媛県松山市生まれ
1981年 鎌倉・呂修庵にて塗師の仕事を始める
1983年 村井養作氏に師事 蒔絵および変り塗りを学ぶ
1987年 神奈川県厚木市にて独立
1987年 ろくろ・指物・刳物 一貫制作による木漆工房を開く
1994年 愛媛県広田村(現・砥部町)に移転
2015年 現在 同地にて制作
by sora_hikari | 2015-11-12 18:37 | 太田修嗣