2014年 10月 19日
「森岡成好・森岡由利子 二人展」 暮らしの風景
「森岡成好・森岡由利子 二人展」(10/21迄)を開催中です。展示会9日目。会期は残すところ2日となりました。本日ご紹介するのは、森岡さんご夫妻の暮らしの風景です。和歌山県の高野山の麓の緑に囲まれた山間にご自宅と工房はあります。1973年にこの場で築窯されたそうですから、かれこれ40年来のお住まいです。母屋も工房も窯も自ら建てたものです。ロケット薪ストーブも露天風呂も最近増設されています。実際に現地で目にすると、そのスケール感に驚きます。そして、この場だからこそ生まれる器なのだなと、あらためて思います。成好さんが日々書いているブログを見ていると、本当に毎日毎日作っている様子が分かります。展覧会の立会いが終わった翌日から休むことなく作り続けていることを知ると、頭が下がります。今のお歳になっても、窯焚きで満足をしたことが無いと言います。いつも今度は何をやろうかと考えているそうです。今年は、これから韓国の済州島に行って、現地で窯を焚くそうです。来年にはできればまたヒマラヤに登りたいとも聞きました。常に前々に向かう。そこから生まれる器は、生活道具ではあるのだけれど、もっと何か違うものが宿っているような気がしてならないのです。
森岡成好 ~がつんとくる焼締~
森岡由利子 ~ずしんと響く白磁~ 二人展
2014年10月11日(土)~21日(火)
11:00~18:00
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図
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by sora_hikari | 2014-10-19 23:36 | 森岡成好・由利子展