2014年 05月 16日
「山本亮平 有田白磁の系譜」 無地唐津
「山本亮平展 ~有田白磁の系譜~」(~5/20まで)の7日目。本日ご紹介するのは無地唐津。古唐津は、骨董の世界では根強い人気のあるカテゴリーです。また唐津周辺には多彩な唐津焼を製作する多くの作家がいます。山本亮平さんの作る「無地唐津」は、いわゆる茶陶向きの本場「唐津焼」としてのアプローチではなく、あくまで有田という土地側から捉えた内容です。茶の湯や骨董として愛好される古唐津が作られた期間は1580年代から1630年代(30~50年)迄と意外と短く、有田で磁器が完成すると入れ替わるように衰退していきました。唐津焼は、唐津の岸岳を中心に有田・武雄・伊万里・平戸などの周辺地域でも作られました。唐津の中心を離れた有田では、庶民向けの器の生産が多かったようです。山本さんが取り組む無地唐津(砂岩に灰釉)は、有田の古い窯で、磁器と陶器が一緒に焼かれていた頃の庶民向けの唐津です。その姿は、李朝を思わせる素直な器形が多く、控え目な造りと焼き上りが特徴です。この外連味(けれんみ)のない器は、現代の食卓に自然に溶け込んでくれることでしょう。
唐津山盃
径6.5cm 高さ4.5cm 4320円(税込)
山本さんの近くの古い窯跡から出る盃は、ほとんどがこのような山盃。ころっとした丸みのある形が手に馴染みます。
唐津山盃
径6.5cm 高さ4.5cm 4320円(税込)
同じく唐津の山盃。
唐津馬盥(たらい)盃
径9cm 高さ3.5cm 5400円(税込)
馬の水飲みの盥(たらい)の形から呼ばれる盃。
灰釉ぐい呑み
径6.5cm 高さ5cm6480円sold out
やや筒形のぐい呑み。古唐津のぐい呑みで良く見られる形。古唐津のぐい呑みは、左党の骨董好きの憧れ。
唐津山盃の高台 (参考)
しっぴきの切りっぱなしの勢いのある仕上げ。
灰釉ぐい呑みの高台(参考)
さっくりとした砂岩らしい質感です。
灰釉ぐい呑みの高台(参考)
高台内は、兜巾(ときん)状になっています。
唐津馬盥盃の高台(参考)
さっくりとした土肌。高台周りに綺麗な梅花皮(かいらぎ)が出ています。
灰釉片口
7560円sold out
頁岩(けつがん)を原料に使った片口。鼠色の渋い焼き上がりです。
灰釉碗
径11cm 高さ6.5cm 3780円
砂岩をベースに、自宅の樫やツツジを釉薬に使ったもの。胴から高台周りには、釉薬の縮れである梅花皮(かいらぎ)が出ています。
灰釉碗
3780円sold out
形や砂目積みは、唐津以前の李朝を意図した碗。釉の流れがアクセント。
灰釉鉢
径14.5cm 高さ6cm 3780円(税込)
砂岩の層に挟まれた風化粘土を使った鉢。見込みの砂目積みがアクセント。
灰釉浅鉢
径19.5cm 高さ6.5cm 5400円(税込)
広くて浅い使い勝手の良い鉢。料理が盛り映えする色合いです。
焼締め瓶
高さ18cm 胴径10cm 10800円(税込)
初期伊万里の窯では、わずかに焼締めも出てきます。焔の照りが見所の壺。花が映えます。
焼締め徳利
高さ16cm 胴径10cm 16200円(税込)
初期伊万里の窯では、わずかに焼締めも出てきます。灰黒の渋い徳利。かせた質感で味わいがあります。
唐津山盃
径6.5cm 高さ4.5cm 4320円(税込)
山本さんの近くの古い窯跡から出る盃は、ほとんどがこのような山盃。ころっとした丸みのある形が手に馴染みます。
唐津山盃
径6.5cm 高さ4.5cm 4320円(税込)
同じく唐津の山盃。
唐津馬盥(たらい)盃
径9cm 高さ3.5cm 5400円(税込)
馬の水飲みの盥(たらい)の形から呼ばれる盃。
灰釉ぐい呑み
径6.5cm 高さ5cm
やや筒形のぐい呑み。古唐津のぐい呑みで良く見られる形。古唐津のぐい呑みは、左党の骨董好きの憧れ。
唐津山盃の高台 (参考)
しっぴきの切りっぱなしの勢いのある仕上げ。
灰釉ぐい呑みの高台(参考)
さっくりとした砂岩らしい質感です。
灰釉ぐい呑みの高台(参考)
高台内は、兜巾(ときん)状になっています。
唐津馬盥盃の高台(参考)
さっくりとした土肌。高台周りに綺麗な梅花皮(かいらぎ)が出ています。
灰釉片口
頁岩(けつがん)を原料に使った片口。鼠色の渋い焼き上がりです。
灰釉碗
径11cm 高さ6.5cm 3780円
砂岩をベースに、自宅の樫やツツジを釉薬に使ったもの。胴から高台周りには、釉薬の縮れである梅花皮(かいらぎ)が出ています。
灰釉碗
形や砂目積みは、唐津以前の李朝を意図した碗。釉の流れがアクセント。
灰釉鉢
径14.5cm 高さ6cm 3780円(税込)
砂岩の層に挟まれた風化粘土を使った鉢。見込みの砂目積みがアクセント。
灰釉浅鉢
径19.5cm 高さ6.5cm 5400円(税込)
広くて浅い使い勝手の良い鉢。料理が盛り映えする色合いです。
焼締め瓶
高さ18cm 胴径10cm 10800円(税込)
初期伊万里の窯では、わずかに焼締めも出てきます。焔の照りが見所の壺。花が映えます。
焼締め徳利
高さ16cm 胴径10cm 16200円(税込)
初期伊万里の窯では、わずかに焼締めも出てきます。灰黒の渋い徳利。かせた質感で味わいがあります。
山本亮平展 ~有田白磁の系譜~
2014年5月10日(土)~20日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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by sora_hikari | 2014-05-16 18:28 | 山本亮平2014