「山本亮平 有田白磁の系譜」 開催のお知らせ

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5月10日(土)~20日(火)に開催する「山本亮平 有田白磁の系譜」展の開催のお知らせです。

山本亮平さんは、佐賀県有田町で伝統的技法の型打ちによる白い器を作っています。

有田は江戸初期に日本で初めて磁器が完成した由緒ある窯業地。山本さんの工房の近くには草創期の窯跡があり、そこから古唐津や初期伊万里の陶片が混在しながら出土します。一見すると陶器と磁器で対極にありそうな唐津と有田ですが、実は石の原料を土にして形作るまでの技術(水簸、成形、窯詰めなど)が同じではないかと言われています。
山本さんはここ1年半ほど当時の陶片の質に迫りたいと四苦八苦しながら根本的な仕事に取り組んできました。それは地元の砂岩や陶石を砕いて粉にし、素材そのものから精製するとても手間のかかる地道な作業です。

今回の個展では、かつて朝鮮の陶工が母国の焼き物を念頭に、有田で原料を探すところから始まり、技術の完成に至るまでの白磁の系譜を辿る内容になります。磁器完成前の古唐津、雑分の残る初期伊万里、染付の古伊万里、そして乳白手の柿右衛門様式に至る有田白磁の一連の流れを追った意欲的な内容です。
器が好きな方はもちろん、今回は骨董に興味がある方、作り手の方にも是非実物を手に取りながら見て頂きたいと願っております。 店主

プロフィール
1972年 東京生まれ
1998年 多摩美術大学油絵科卒業
2000年 佐賀有田窯業大学短期終了
2014年 佐賀県有田町にて制作


山本亮平展 ~有田白磁の系譜~
2014年5月10日(土)~20日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
作家在廊日 5月10日(土)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2014-05-03 01:14 | 山本亮平2014

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