「小野哲平 -その造形-」 器という言葉

小野哲平 ~その造形~」展(4/12~22迄)の7日目。肌寒い1日となりました。

デビュー当時、先鋭的な焼き物を作っていた哲平さんが、何故暮らしと繋がる器を作り始めたのか。結論から言えば、モノを作ることへの意識は、当時も今もさほど大きくは変わっていないと思います。「日常のうつわ」というフォーマットが、今の自分の思いを伝え易くなったからだと思います。若い頃のエネルギーは往々にして強い表現となることが多いですが、年齢とともに静かに語った方が、思いが伝わり易くなることに誰しも気付くでしょう。哲平さんが、常滑から高知の山村に移り、仕事をしたり、子育てをする中で、生活と繋がるモノ=器が持つ「伝える力」を実感していったのではないしょうか。器には、道具という暮らしの尺度があるからこそ、誰しも理解できる言葉に成り易い。つまり器という造形物こそ、哲平さんの表現であり、言葉なのだと思います。

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小野哲平  ~その造形~
2014年 4月12日(土)~22日(火) 会期中無休
営業時間 11時 ~18時  
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2014-04-18 16:46 | 小野哲平2014

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