2013年 01月 26日
「大治将典展 手工業のうつわ」 テクスチャー
「大治将典展 ~手工業のうつわ~」(1月19日(土)~29日(火))を現在開催中です。会期もあと3日となりました。本日ご紹介するのはテクスチャーについてです。大治さんがデザインを手掛ける場合、形から入るよりも、素材をまず考えることが多いそうです。手や口に触れる身近な道具だけに、素材の持つ肌感覚を大切にすることは重要かもしれません。JICONのクリーミーな白、FUTAGAMIの磨き過ぎない鋳肌、高橋工芸の北海道の自然を感じる木肌など、それぞれのメーカーごとの素材感が活かされています。素材は、メーカーの基軸です。そこを大切にすることは、つまりは相手を尊重することです。現場に足を運んで、そこの歴史を知り、製造工程を目にし、利点を知り、時間をかけて話す中で、無理なくお互いに作りたくなるものを見出すことにあります。大治さんのデザイン構築は、そういう意味で素材の原点に立ち返って、作り手側の意識を再発見する作業とも言えます。
柔らかに溶けるような白
by JICON
寡黙な鋳肌と古色の黒ムラ仕上
by FUTAGAMI
北の大地の清らかな木肌
by 高橋工芸
柔らかに溶けるような白
by JICON
寡黙な鋳肌と古色の黒ムラ仕上
by FUTAGAMI
北の大地の清らかな木肌
by 高橋工芸
大治将典 展 ~手工業のうつわ~
2013年1月19日(土)~29日(火) 会期中無休
11:00~18:00
在廊日:1月19日(土)、26日(土)
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図
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by sora_hikari | 2013-01-26 21:15 | 大治将典さん