2012年 10月 29日
田鶴濱守人展 秋穫れのうつわ 10日目
「田鶴濱守人展 秋穫れのうつわ」(会期10/20~30)の10日目。会期もいよいよあと1日となりました。田鶴濱さんが現在、暮らしているのは愛知県半田市です。古くからの窯業地である常滑の隣り町。緩やかな丘陵にある元植木鉢工場だった建物の1階を製作スペースに使い、2階を居とされています。広々とした製作環境で、2階の窓からは町の景色が見渡せる気持ちの良い場所です。東京で育った田鶴濱さんは、大学卒業後、陶芸を学べる場所を探して旅に出ます。九州から順番に窯業地を見て廻る中、やがて常滑の地に辿りつきました。この地を選んだのは、鯉江良二さんとの出会いにあります。面識もない中、電話連絡だけで田鶴濱さんの訪問を快く受け入れてくれ、さらに陶芸施設の管理人の仕事まで斡旋してくれたそうです。鯉江さんの下で直接的に陶芸を学んではいませんが、今でも心の師として尊敬なさっています。陶芸は、施設の設備を使って独学で身に付けました。今はこの地で家庭を持ち、陶芸家でもある奥様と元気の良い二人の男の子との4人暮らしです。作ることに対してひたすら真っ直ぐな人。純真で無器用な程、うつわづくりに打ち込んでいます。「暮らしが仕事。仕事が暮らし」。まさにその言葉を実践するかのような毎日。そんな中から生まれるのは、誰もが気負いなく使え、日々の食事を豊かにしてくれる器です。
































田鶴濱守人展 秋穫れのうつわ
2012年10月20日(土)~30日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
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by sora_hikari | 2012-10-29 19:22 | 田鶴濱守人2012