2012年 07月 25日
松村英治 展 自然色のうつわ 終了しました

松村英治展 ~自然色のうつわ~(7/14~24)は終了しました。会期を通して多くの方にお越し頂き、作家共々御礼申し上げます。今回の展示では、大きな水甕を筆頭に、質と数量共に見応えがあると多くの方から評価を頂きました。松村さんにとっても、エポックとなる内容だったのではないかと思います。大学時代にアジアを旅して大きな病にかかり、卒業後は役に立つ仕事をしようと思ったのが陶芸の道を選んだきっかけの一つだったそうです。そんな起点があるからでしょうか。松村さんの器の根底には、道具としての献身さがあるように思います。使い易いようにと磨き込んだ焼締め。奇を衒わないシンプルな形。それは日常生活の中の器として松村さんの基本となる姿勢です。今回手にして頂いた器が、それぞれの暮らしの中でじっくりと根付いていくことを願っております。
by sora_hikari | 2012-07-25 11:12 | 松村英治2012