2011年 10月 21日
常設展示
10月21日~31日迄の間は、常設展示の期間(水曜・木曜は定休)となっております。新しいお取引作家さんの器もご覧いただけます。写真は、先日届いたばかりの信楽で製作をしている山田洋次さんの器です。スリップウェアと呼ばれる化粧土によって模様の描かれた器。古くは紀元前からある技法とのことですが、近年ではイギリスのバーナード・リーチによるものや、山陰地方の民藝の窯元の器が思い浮かびます。山田さんは学生時代は理工学部で化学を学び、本格的な陶芸はイギリスに渡り修得されています。ベースは民藝の器にあるようですが、個人作家としてオリジナルの模様や作り方にこだわって製作されています。スリップウェアの温かい色味を見ると秋から冬の食卓に合いそうです。柔かな土の流れが生み出す模様の器をぜひご覧いただければと思います。
by sora_hikari | 2011-10-21 22:16 | おしらせ