若杉聖子展 終了

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兵庫県三田市にある若杉さんの工房外観

若杉聖子展(7/9~19)が本日終了いたしました。会期中は35度を超える日が続く中、多くの方々にお越し頂き、作家共々心より感謝申し上げます。また時間帯によっては混雑もあり、十分なご対応が出来なかった皆様にはこの場を借りてお詫びいたします。本展では300点を超える若杉さんの器を展示しました。どの器も実用器ですが、鑑賞性が強い器も見応えがありました。現在流通する日常的な器が生活に溶け込むカフェミュージック的だとすれば、若杉さんの器は張りつめたピアノ曲のような高雅な印象があると思います。器にはそれぞれの接し方があり、趣向もあると思います。概ね好きな音楽ジャンルがあっても、時に違う曲筋にも感動はあるものです。肝心なのは、一面的な視野に捉われず、それぞれの根幹に目を向ける柔軟な意識のように思います。器にある多様な価値観。民藝的な作為のない中から生まれる美もあれば、また作家という個性から生まれる器も同時に美しいと思います。今回、若杉さんの個展を開催したことで、また新たな器の素晴らしさに気づかせて頂きました。

※若杉さんは次回8月1日~7日より千葉県のgallery tenさんで艸田正樹さんとの二人展を開催されます。ピンブロウによる自然の力学が作り出す艸田さんのガラス器との取り合わせがどんな世界になるのか楽しみな展示会です。


ギャラリーうつわノート 営業のご案内

7月20日(水)、21日(木)は定休日です。
7月22日(金)より常設展示になります。
常設期間中は約15名の作家による幅の広い器をご覧いただくことができます。
日程の詳細は営業カレンダーをご覧ください。


by sora_hikari | 2011-07-20 03:35 | 若杉聖子2011

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