高田竹弥・渡辺遼 二人展 @ 桃居

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西麻布の桃居で開催されている高田竹弥さんと渡辺遼さんの二人展に行ってきました。高田さんは絵画を中心にした抽象の世界を、渡辺さんは金属造形による立体物を制作されています。普段、用途のある器の展示会を開催している桃居では、新たな試みになります。まず高田さんの作品。白を基調としたタブローや立体造形。時間が堆積した深い記憶を見るような平面と立体。古い街角の壁や朽ちた舟の板のような景色です。次に渡辺さんの作品。鉄の塊や刀のようなスライス片。自然界には存在しない形状ですが、種や石のような自然物、そしてモノリスのような象徴性も同時に有しています。お二人は、年代も違えば、作る素材も異なります。面識もなく、本企画での引き合せ。しかし、お互いの作品が自然に共鳴し合い違和感なく混ざり合っていました。お二人の造形をカテゴライズするなら、アートや美術ということになるのだろうと思いますが、もっと違うフィールドのようにも思えます。例えば、日常生活空間の中で季節ごとに花を活けたり、旅先で拾った貝殻や石ころを窓辺に置いてみたり。そんな生活と密着して気持ちの美意識の延長と繋がったところにあるもののように思いました。多分、器も食のための道具でありながら、同様の気持ちを感じさせる共通性があると思います。そういう意味で、心の道具としてお二人の展示会が、当ギャラリーで開催されるのは、実に自然な流れのように思いました。


高田竹弥・渡辺遼 二人展
2011年5月20日(金)~24日(火)
11:00~19:00
桃居 (東京・西麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2011-05-22 01:25 | 渡辺遼さん

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