2010年 11月 20日
志村睦彦・宮岡麻衣子 二人展 @ 千鳥
水道橋の千鳥で開催されている志村睦彦さんと宮岡麻衣子さんご夫妻による二人展に行ってきました。お二人は東京の青梅で花月窯という銘の工房でお仕事をされています。お二人の作る器は、古い時代に触発されたもの。志村さんは李朝初期の三島手や粉青沙器などに基づく器を、宮岡さんは古伊万里や江戸期の古典を感じる染付の器を作られています。今回の二人展は、当店では2回目となる展示会です。2年ぶりとなる本展では、より種類や造りが充実した内容になっていました。志村さんは、李朝期にならった土ものに加えて、今回はさらに時代が下る高麗時代の青磁にヒントを得た文様の碗や鉢にチャレンジされています。また宮岡さんはさらに軽やかなタッチの染付の絵柄をはじめ、型打ち、変り型の器、薬味用の蓋ものなど多彩な種類の器を展示されていました。お二人とも古い時代の器に傾倒しながらも現代の食卓に合わせて日常使いのし易い器を心がけておられるようです。暮らし方から料理まで、器を通して粋を感じるお二人の展示会です。
花月窯 志村睦彦・宮岡麻衣子 二人展
2010年11月20日(土)~28日(日)
11:00~19:00 (最終日は17:00迄)
千鳥 (東京・水道橋) ホームページ
by sora_hikari | 2010-11-20 22:05 | 志村睦彦さん