増田勉 展 @ 千鳥

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水道橋の千鳥で開催されている増田勉さんの個展に行ってきました。増田さんは神奈川県で制作されています。元は美術教師をしながら油絵を描き、その後、陶芸に取り組まれたそうです。お仕事の傍ら作陶は続けておられたそうですが、独立した作家としてのデビューは50代になってから。遅咲きの新人と言えるかもしれません。お作りなる器は、粉引・刷毛目・三島手など朝鮮系の古い時代のものをベースにしたものが主となりますが、それ以外にも織部や上絵の器も作られています。こう書くとベテラン級の古色の器を作られているように感じるかもしれませんが、実際はベーシックで使い勝手の良い食器づくりを基本とされています。どの器も控えめな落ち着きがあり、料理を盛られることでその魅力が一層高まる器です。今回の個展ではそれらの器が存分に展示されています。この暑かった夏に15回にも及ぶ窯焚きを行い、1000点に達する数の器を作られたそうです。数を追うことが本質ではありませんが、思考も体力も超えたところに自我の抜けた昇華点が表れるように感じます。小さなお皿から大きな壺まで。増田さんの思いが伝わってくる展示会でした。


増田勉 展
2010年9月18日(土)~26日(日) 会期中無休
11:00~19:00
千鳥 (東京・水道橋) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-09-20 21:42 | 増田勉さん

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