大谷工作室 展 @ 日々

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銀座の日々(にちにち)で開催されている大谷工作室展に行ってきました。大谷工作室とは、大谷滋さんが名乗る工房名であり作家名。滋賀県の信楽で制作されている29歳の作家。沖縄の芸術大学で彫刻を学んだ後、地元に戻りヤキモノ作品を手掛けるようになったそうです。ご友人のフリーマーケットを手伝う際にご自分も小さな花器を作り出品したところ、手にとられる方々の反応を見て、あらためて彫刻作品とは違うヤキモノのコミュニケーションの力の面白さに魅せられたのだそうです。元々、彫塑作品を作っていたので粘土をいじることには慣れていらっしゃったと思うのですが、焼成という段階を経ることで制作物の存在自体に変化が生まれたのだと思います。作品のほとんどは薪焼成との事で、造形に加った焼いた土の見せる質感が大きくそれを印象づけています。作り出すものは、オブジェ、土人形、陶板、花器、器などさまざま。その形状も実に自在です。ヤキモノらしい作品があるかと思えば、それをするりとかわして、ふっと微笑むような作品があったり。ヤキモノの渋さと幼児性の同居。古代の土器や信楽らしい焼き上がりのものが多いですが、その割に土や焼きに執着し過ぎた感じはなく、思いのままに作っている様子が伝わってきます。個人名でなく工作室。会話の中でそこを基地と呼んでおられます。なんだか子供がわくわくしながら、プラモデルや粘土いじりを楽しむような場所のイメージ。ヤキモノとしても十分に通用する仕上がりながら、童心のまま作り、大人を魅了する作品の数々。意外と従来のヤキモノ好きから応援されるというのも、妙に納得できます。


大谷工作室 展
2010年3月19日(金)~25日(木)
12:00~19:00 (最終日 17:00迄)
日々 (東京・エポカザショップ銀座内) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-03-19 22:15 | 大谷工作室

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