2009年 12月 15日
濱中史朗 展 @ さる山










元麻布のさる山で開催されている濱中史朗さんの個展へ行ってきました。濱中さんは山口県の萩で制作をされています。今回の個展でメインに展示されているのは黒のうつわ。茶碗、カップ、ジャグなどが並びます。焼き物の黒は、幅広い色合いがありますが、濱中さんが作られているのは金属質の釉薬を用いた黒色になっています。種類は2つあって、ひとつはブラックと言われる従来から取り組まれているブロンズや油滴天目のような釉調のもの。そして今回、新たにレザーと称する黒い釉調の器を見ることができました。鈍く黒光りのする色合いで、確かに皮革のような印象があります。濱中さんの作るシャープな形とそれらの黒が合わさると金属器のようにも見え、ヨーロッパの古いピュータの器を感じました。濱中さんの作り出す器の世界観は、バロック音楽のような荘厳な雰囲気と、尖った刃物のような切れ味を併せ持つように思います。欧州の古城のような退廃的な美しい空間に合いそうな器。クリスマスを迎えるこれから、ろうそくを灯した晩餐に良いかもしれません。
濱中史朗 展
2009年12月12日(土)~20日(日)
13:00~18:00
さる山 (東京・元麻布) ホームページ
by sora_hikari | 2009-12-15 22:44 | 濱中史朗さん


