長谷川奈津 陶展 @ うつわ楓


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南青山のうつわ楓で開催されている長谷川奈津さんの展示会へ行ってきました。2年ぶりの個展で見れたのは、新しいけれど、変らぬいつもの長谷川さんの器。粉引、灰釉、飴釉の器。山土や木灰を使った器は、とても自然体で外連味のない姿をしています。新たな灰釉もお使いになっていて初めて目にする色合いの器も並んでいます。お使いになる土や釉薬は複雑な調合を行わず、自然のままの成分をシンプルに活かしているように思います。それらは自然の変数があるが故に、毎回の出来上がりも、ひとつひとつの表情も少しづつ異なります。しかしそこに共通するのは、清楚な静かさと、芯のある強さ。ベーシックなこと。個を押し出すことなく、個を感じさせるのは、実はとても難しいことなのかもしれません。多くに紛れれば、作家を特定する特徴的なものは見出しづらい器かもしれません。しかし、そこには総体として確かな個性が宿っているように思います。例えるなら、普通のご飯や味噌汁をおいしく作るような、普通の豆でおいしく珈琲を入れるような、そんな基本的な向き合い方が、器を確かなものにしているように思います。料理をのせて日々付き合っていける器。やはりそんな安心感が長谷川さんの器の魅力だなと、あらためて思える展示会でした。


長谷川奈津 陶展
2009年12月9日(水)~14日(月)
12:00~19:00 (最終日は17:00迄)
うつわ楓 (東京・南青山) ホームページ | ブログ

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by sora_hikari | 2009-12-09 22:18 | 長谷川奈津さん

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