斉藤明義さんの鉢

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西麻布 桃居 2009年7月

東京江東区で制作されている斉藤明義さんの鉢です。石臼のようなどっしりとした形で、周辺に長石釉のようなスリップウェア状の模様が施されています。力強さを感じる器です。抑制的でプレーンな器が多い中、この鉢は一種のくどさを出して、情感的な表現がされているように思います。行き過ぎた加飾や個人の情があまり前面に出ない器が美しいと思いますが、そういう固定された価値感だけでは捉えきれない境界の美意識もあるように思います。

by sora_hikari | 2009-08-20 23:24 | 斉藤明義さん

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