清水善行さんの白磁小皿

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クラフトフェア松本 2009年5月

清水善行さんの白磁小皿です。径は10センチほどで高台が高めで高坏のような形状です。フラットな面には、重ね焼きをした際の砂の目跡が残り古風な印象を高めます。清水さんの白磁は濁った色合いで、いわゆる昔の雑器とか下手物と呼ばれるような、当時の純度の低い仕上がりを敢えて、味わいとして今の器に活かしておられるように思います。品種改良された絢爛な花よりも、野に咲く地味な花を愛でる、そんな感覚に近いように思います。

※現在、原宿のStyle-Hug Galleryで清水さんの個展(7月25日~31日)が開催されています。

by sora_hikari | 2009-07-30 00:38 | 清水善行さん

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