夏季休業 8/8-9/9

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例年通り8月8日から9月9日まで夏季休業とさせて頂きます。次回は9月10日から景徳鎮の作家「董全斌展」を開催します。

ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

# by sora_hikari | 2022-08-09 12:44 | おしらせ

「沢田重治と外池素之展 常滑古今」ありがとうございました

沢田重治と外池素之展 常滑古今」は本日終了しました。会期中ご来店下さいました方、ネットを通じてお選び下さいました方、皆様に心より御礼申し上げます。尚、オンラインストアは本日8/7 23時までご利用頂けますのでお見逃しの方はどうぞご覧ください。

昨年の同時期には岐阜県の粘土をテーマにした企画展を行い、今年は常滑焼の歴史に触れる企画を実施しました。日本には有数の窯業地があり、その歴史を知ることは、うつわの原点を探ることにも繋がります。現世の人気作家をずらりと並べるよりも、むしろ産地を下支えする仕事や、時代の影に隠れてしまいそうな人物にスポットをあてることで新たに気づく産地の価値もあるように思います。

今回は常滑の急須問屋の磯部商店さんに置かれた沢田重治さんの壷を見たこと、そしてそれを買い、調べることで見えてきた職人仕事の延長にある常滑焼の歴史の奥深さでした。何より沢田重治さんの実直で飾らないお人柄が見えてきて、この仕事を紹介してみたいと思いました。ガラスケースの向こう側に置かれた壷ではなく、実際に手に取り、買うことができる、その現実感が大切だと思いました。

今回幸運にも、とこなめ陶の森の小栗康寛さんに壷の収集をお導きいただけたこと、そして自らの製作を顧みずにサポートしてくれた外池素之さんがいたからこそ実現できた企画展でした。常滑焼の歴史をお伝えするには甚だ表層的な試みでしかありませんが、僅かでも職人魂をもって常滑焼の技術を伝承しようとし続けた沢田さんのお仕事が再認識されることを願っております。

写真は常滑のやきもの散歩道にある古い窯跡。方々に立つ煙突からもう煙がのぼることはありませんが、外池さんを始めとする若い世代がこれからの常滑焼を作り出していくことを楽しみにしています。

この度はありがとうございました。


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# by sora_hikari | 2022-08-07 17:27 | 沢田重治・外池素之展

「沢田重治と外池素之展 常滑古今」8日目-2

沢田重治と外池素之展 常滑古今」の8日目-2。

常滑市の港沿いにある外池素之さんの工房の様子です。周辺には急須職人の作業場が集まり、ここも旧倉庫として使われていたそうです。工房入口の草むらに打ち捨てられた金庫が常滑の栄枯を象徴しているように見えますが、外池さんのような若い世代がこういう場を再利用することで新たな常滑の時代に推移しているのです。

外池さんは愛知県大府市生まれで、大学では地域政策学部にて江戸時代の古文書研究をしていました。お伊勢参りの道程の細かな記録を調べることで、当時の庶民の暮らしぶりが見えてくるそうです。歴史を読み解いていく面白さは、今の焼き物にもつながっているのかもしれません。

大学を卒業してからは、新聞広告を扱う代理店に勤務しますが、生き馬の目を抜くような業界の仕事になかなか馴染めず、2年で退社。その後、自分の手で自己完結できる職に憧れ、とこなめ陶の森 陶芸研究所で陶芸を学びました。そこで助手を数年経験したのちに、2019年から作家として活動しています。

現在のうつわは原土や木灰を使い、焼成によって得られる焼き物らしい現象を活かしています。実用的な器の形に、自然の有する割り切れない変数がどう現れるかは、十分にコントロール出来ず、ゆえに窯出し後の喜びと苦労の繰り返しです。

現在29歳ですから、生前の沢田重治さんとの面識はありませんが、陶芸研究所に勤めていた頃に沢田さんの壷との接点があり、今展の壷の収集をはじめ、献身的に手伝ってくれることでこの企画展が実現することが出来ました。今はまだ常滑という産地を特定する作風ではないですが、この企画を縁に常滑の焼物の歴史という骨格が備わってくれば、益々面白くなる、そんな伸びしろを感じる作り手です。


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【沢田重治・外池素之展のオンラインストア】
8月3日(水)20時~8月7日(日)23時まで

沢田重治と外池素之展 常滑古今
Tokoname Past and Present
2022年7月30日(土)~ 8月7日(日) 
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時まで
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

沢田重治(さわだ・しげじ)略歴
1906年(明治39)江戸時代から続く窯元「丸四」の長男として常滑で生まれる。
1920年(大正9) 14歳で常滑高等小学校を卒業後、家業(製陶業)を継ぐ。
当時常滑で主流であった土管や建築陶器よりも江戸時代の伝統を引き継ぐ甕や壺などの大物造り一筋に作陶を続ける。
1969年(昭和44)60歳 長男に家業を譲り、より一層大物造りに専念する。
1979年(昭和54)70歳 伝統工芸士認定される。
1982年(昭和57)73歳 に認定される。
1986年(昭和61)77歳「勲七等青色桐葉章」を授与。
1999年(平成11)92歳 老衰により鬼籍に入る。

外池素之(トノイケモトユキ)略歴
1992年 愛知県大府市 生まれ
2014年 愛知大学 地域政策学部 卒業
2014年 広告代理店勤務
2019年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 修了
2022年 常滑を拠点に製作活動


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# by sora_hikari | 2022-08-06 17:45 | 沢田重治・外池素之展

「沢田重治と外池素之展 常滑古今」8日目

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沢田重治と外池素之展 常滑古今」の8日目。

8日目が始まりました。今日は少し暑さが和らいでいます。

写真は外池素之さんの花入。今回、沢田さんの壷との干渉を避けるため外池さんの壷の出品は控えめですが、この花入れは常滑の壷とは違った静かな趣があります。庭のヤブミョウガを添えて。

【沢田重治・外池素之展のオンラインストア】
8月3日(水)20時~8月7日(日)23時まで

沢田重治と外池素之展 常滑古今
Tokoname Past and Present
2022年7月30日(土)~ 8月7日(日) 
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時まで
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

沢田重治(さわだ・しげじ)略歴
1906年(明治39)江戸時代から続く窯元「丸四」の長男として常滑で生まれる。
1920年(大正9) 14歳で常滑高等小学校を卒業後、家業(製陶業)を継ぐ。
当時常滑で主流であった土管や建築陶器よりも江戸時代の伝統を引き継ぐ甕や壺などの大物造り一筋に作陶を続ける。
1969年(昭和44)60歳 長男に家業を譲り、より一層大物造りに専念する。
1979年(昭和54)70歳 伝統工芸士認定される。
1982年(昭和57)73歳 に認定される。
1986年(昭和61)77歳「勲七等青色桐葉章」を授与。
1999年(平成11)92歳 老衰により鬼籍に入る。

外池素之(トノイケモトユキ)略歴
1992年 愛知県大府市 生まれ
2014年 愛知大学 地域政策学部 卒業
2014年 広告代理店勤務
2019年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 修了
2022年 常滑を拠点に製作活動


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# by sora_hikari | 2022-08-06 11:18 | 沢田重治・外池素之展

「沢田重治と外池素之展 常滑古今」7日目

沢田重治と外池素之展 常滑古今」の7日目。

会期は残すところあと2日になりました。最終日の8月7日(日)は時間を繰り上げて17時で終了させて頂きます。

写真は沢田重治さんの壷5選です。今までご紹介してきた中世の形から離れ、瓢箪形や蕪形など形状に特徴のある壷、土を塗り付けたり、鎬を施したり、仕上げに特徴を持たせた壷など、自由で幅のある重治さんの作行をご覧いただけます。

【沢田重治・外池素之展のオンラインストア】
8月3日(水)20時~8月7日(日)23時まで


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沢田重治と外池素之展 常滑古今
Tokoname Past and Present
2022年7月30日(土)~ 8月7日(日) 
営業時間 11:00~18:00 最終日は17時まで
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6

沢田重治(さわだ・しげじ)略歴
1906年(明治39)江戸時代から続く窯元「丸四」の長男として常滑で生まれる。
1920年(大正9) 14歳で常滑高等小学校を卒業後、家業(製陶業)を継ぐ。
当時常滑で主流であった土管や建築陶器よりも江戸時代の伝統を引き継ぐ甕や壺などの大物造り一筋に作陶を続ける。
1969年(昭和44)60歳 長男に家業を譲り、より一層大物造りに専念する。
1979年(昭和54)70歳 伝統工芸士認定される。
1982年(昭和57)73歳 に認定される。
1986年(昭和61)77歳「勲七等青色桐葉章」を授与。
1999年(平成11)92歳 老衰により鬼籍に入る。

外池素之(トノイケモトユキ)略歴
1992年 愛知県大府市 生まれ
2014年 愛知大学 地域政策学部 卒業
2014年 広告代理店勤務
2019年 とこなめ陶の森 陶芸研究所 修了
2022年 常滑を拠点に製作活動


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# by sora_hikari | 2022-08-05 16:52 | 沢田重治・外池素之展