画像拡大はこちら(PDF)4月13日(土)~23日(火)に開催する「原田譲 展 中国白瓷礼讃
(はくじらいさん)」のお知らせです。原田譲
(ゆずる)さんは1981年生まれ。現在、茨城県城里町で中国の古い白瓷
(はくじ)を本歌とする器を作っています。中国白瓷の歴史は古く、八世紀末には既に本格的なものが作られています。それは日本で磁器焼成が成功する千年近くも前のこと。英語で陶磁器をチャイナと呼ぶように、その歴史の奥深さは世界の共通認識です。中国陶磁史を代表する青磁・天目・青花など日本の茶の湯に大きな影響を与えた器と同様に、白瓷もまたその清廉な姿が常に日本人の憧れとなってきました。原田さんは、中国白瓷の中でも特に、晩唐から北宋時代の「定窯
(ていよう)」の器に魅せられています。磁胎は薄くシャープで、牙白色
(がはくしょく)と呼ばれる柔和な白、印花
(いんか)や刻花
(こっか)の紋様など、それは気高く峻厳
(しゅんげん)な姿をしています。その外形的な徹底性と内面的な思索性への憧れが、原田さんの白瓷の真髄にあります。その器は暮らしの中にあって少し襟
(えり)を正すような存在感。緩慢な日常の流れに、凛としたアクセントをもたらす音楽のようです。原田さんのような年代の方がこういった中国の焼き物に触発されるのは、普段使いの器が全盛のこの時勢にあって、かえって新鮮に映ります。それは形式的な美術工芸の流れともまた違った、新世代による「やきもの」の新たな解釈です。日常使いの器という価値観が一律化しはじめた流れの中で、これは時代の揺り戻しのひとつかもしれません。中国白瓷礼讃。伝統に抗
(あらが)うのではなく、その良さを敬意をもって受容する姿勢から生まれる原田さんの白瓷。ぜひこの折に触れてみて頂ければ幸いです。 うつわノート店主
原田 譲 プロフィール1981年 茨城県土浦にて育つ
2007年 茨城県窯業指導所 成形科 修了
2009年 茨城県城里町に築窯
2013年 現在同地にて制作
原田譲 展 中国白瓷礼讃
2013年4月13日(土)~23日(火) 会期中無休
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
ギャラリーうつわノート
営業時間 11:00~18:00
作家在廊日 4月13日(土)・14日(日)
地図

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