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「田淵太郎展 幽玄白磁」開催のお知らせ

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 窯変白磁花入 高さ280 径180mm

11月3日(金・祝日)から11月11日(土)まで開催する「田淵太郎展 幽玄白磁」のお知らせです。(※通常の会期と異なり、初日が金曜日、最終日が土曜日となっておりますのでご注意ください。)

墨絵のような花器と茶碗。香川県高松市の田淵太郎さんによる白磁の作品です。器物に直接火があたる穴窯で焼くことで、炎や降り注ぐ薪の灰による変化が加わり、人為的には作り出せない景色が描かれます。

白を美しく見せるには、雑分を限りなく除いて純度を上げる方法もあれば、敢えて白に濃淡を与えて、余白にその美しさを見る方法もあります。白には陰と影があり、茫茫たる諧調の中に、その真が潜んでいるのです。窯変した白磁は「墨は五彩を兼ねる」の例えのように、白から黒に至る変化の中にあらゆる色彩が広がり、深遠な世界に引き込まれるのです。森羅万象を表す幽玄の境地。そんな田淵さんの作品を「幽玄白磁」と称してみました。

今展では花器・茶器・酒器・食器・オブジェが並びます。いずれもひとつひとつに生命が宿る無二の器。どうぞこの幽玄白磁の世界をご堪能ください。店主

田淵太郎プロフィール
1977年  香川県生まれ
2000年  大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業
2007年  香川県高松市に穴窯を築窯
2017年  現在、同地にて制作


田淵太郎展 ~幽玄白磁~
2017年11月3日(金・祝日)~11日(土) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 11月3日
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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  窯変白磁面取茶碗 径135 高さ110mm


by sora_hikari | 2017-10-30 18:07 | 田淵太郎2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 ありがとうございました

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山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」は本日終了しました。会期の最初と最後に台風。存外にも多くの方にご来店頂けましたことに心より御礼申し上げます。

山田さんの個展は3回目。1回目が古典回帰を、2回目が南仏の民陶をテーマに実施しました。今回はより古典の原点に近づくお仕事と、新たな解釈によるスリップウェアを対比させながらの発表となりました。

新しいチャレンジには結果が伴うこともあれば、そうでない場合もあります。従来品でまとめれば安定はあるものの、いずれ競争力を失ってしまいます。なぜなら時代に呼応した若い作り手がやがて表れ、廉価品が供給され始めるからです。無駄に思えても自身の筋肉を鍛える仕事が長期的に価値を高めます。

柔和な工芸の時代に「再現と新生」となんとも頭の硬いタイトルの展示会を、硬い内容で締め括る無粋をお許し下さい。

この度はありがとうございました。


これからの営業案内
10/30(月)~11/2(木) 搬出・設営休み
11/3(金・祝日)~11() 田淵太郎展 会期中無休
11/12(日)~17(金) 搬出・設営休み
11/18(土)~26(日) 大原光一展 会期中無休

営業カレンダーはこちら

ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6 (地図
営業時間:11時~18時
049-298-8715


by sora_hikari | 2017-10-29 18:44 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 工房

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」の8日目。会期は明日10/29で終了致します。

写真は滋賀県信楽町の山田洋次さんの工房の様子。六古窯のひとつ信楽焼で知られる産地ですが、その伝統スタイルを踏襲するのではなく、18~19世紀に作られたイギリスのスリップウェアを参考にして作っています。何故か?一般大学を卒業後に信楽の窯業試験場で陶芸を学びます。2007年に渡英。 テムズ川にも近いロンドンのMaze Hill Potteryにて、Lisa Hammond女史のアシスタントを経験。在英中に触れたイギリスの古典の焼き物が山田さんの方向性を決定づけました。帰国後、地元の窯元で職人として働き、陶芸の基礎力を固めます。2012年に独立してからは、スリップウェアの作家として名前を知られています。製作の底流にあるのは、古典のスリップウェア同様に、暮らしの中の美しい器でありたいという思いです。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-28 18:08 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 焼締スリップウェア(中小、タイル)

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の7日目。

焼締スリップウェアの中・小サイズの楕円、丸皿、タイルです。売約品も含まれますが記録として掲載致します。同じような模様であっても、一品ごとに個性が出るのが焼締めスリップの魅力でしょう。従来の作風から自らを脱却させようともがいた結果に生れた新作。懐古と新生の間には常に作者の葛藤が伴います。作り手のそんな瞬間に立ち会えるのは、器を扱うお店として光栄なことです。会期はあと2日。どうぞこの機会にご覧頂ければ幸いです。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-27 17:59 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 線彫象嵌

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の6日目。

線彫象嵌の器。フリーハンドで線彫りし、その上に化粧土を塗って拭き取ることで、線の中に土が残り模様が浮かび上がります。ボールペンの試し書きのように、無意識の手による軌跡。化粧土で模様を描く手の動きを、線彫りに応用した山田さんのオリジナルの作風です。

広義にいえば、粉引も刷毛目も三島手も化粧土を使ったスリップウェアですから、この象嵌の模様描きもその延長線上にあるのです。地元・信楽の原土を用い、線彫りの過程を経ていることを考えると、これは和食器の世界観。湯呑みや飯碗はそれが顕著です。展示会を構成するうえで、洋柄のスリップウェアに加え、和の要素も取り入れたとする見方が正しいのかもしれません。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-26 17:50 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 日常の中の耐熱

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の5日目。

本日ご紹介するのは、山田さんの作る日常的なスリップウェアのラインナップ。古典柄から山田さんのオリジナル(打化粧、マーブル、古典アレンジ)まで幅のある内容となっております。全て耐熱ですので、オーブンレンジや電子レンジでお使い頂けます(直火は不可)。これからの季節に温かい料理をお召し上がりください。

山田さんの場合、イギリスで学んだ経験による文化的な背景、そして信楽の製陶所で職人実績のある安定した技術基盤が、そのスリップウェアを支えています。視覚的なデザイン要素、実用的な利便性を兼ね備えた山田さんのスリップウェアをどうぞお暮らしの道具としてご活用下さい。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-25 17:52 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 ガレナ釉

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の4日目。

イギリスの古典的なスリップウェアの再現を試みた今展の作品。当時オーブン料理に使われた大皿で、今展でも45cmほどの大きなサイズも出品されています。民衆の生活の中で使われた実用のゆったりとした素朴な風合いが人の心を惹きつけます。

古いスリップウェアの魅力のひとつに柔らかな質感があります。これはガレナ釉と呼ばれる含鉛鉱物を使った低温焼成によって生まれます。含鉛鉱物は中東の古い器から、イタリアのマジョリカ、オランダのデルフト、フランスの軟陶等、欧州でも広く使われました。それらに共通するのは、その柔らかな釉薬の魅力です。現在では鉛を含有した釉薬は食品衛生法上使用することが出来ませんので、食器ではなく観賞陶器として扱われるようになっています。

今回の山田さんの古典スリップウェアもこの方法に倣って、その質感を再現しています。実用の制限はありますが、いまだに欧州アンティークの器のブームを見ると、その魅力は捨てがたいものがあるのでしょう。ぜひ今展の山田さんの古典スリップウェアも、この質感をお確かめ頂ければと思います。

※ご紹介のものには売約品も含まれております。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-24 19:45 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 焼締スリップウェア(大)

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の3日目。

今展の新作、大盤の焼締めスリップウェア。大きい物で50cmを超えます。写真以上の存在感。実用を超えた造形の強さを感じます。元来、スリップウェアは表層を装飾した「飾り」の意志がある訳ですが、焼締めにそれを施すことで、より原始的な意匠に近づくように思います。古典ではなく、山田洋次さんが1年間試行錯誤して、今回生れた創作物。ポジティブに受け止めて下さる方が多く、作家冥利に尽きるでしょう。

※ご紹介のものには売約品も含まれております。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-23 17:50 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 クロワッサン

山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の2日目。台風接近による雨が続くなか、本日もご来店頂き誠にありがとうございました。

現在発売中の「クロワッサン」(10/25号)の器特集の中で、山田洋次さんの製作風景や食卓を取材した記事が掲載されています。日常に馴染むスリップウェアの良さが伝ってくる内容です。どうぞ書店で手にとってご覧ください。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-22 18:00 | 山田洋次2017

「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」 オープン

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山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)は本日より始まりました。朝から雨が続く中、たくさんの皆様にお越し頂き、厚く御礼申し上げます。お陰様で新作の焼締めスリップウェア、温故の鉛釉のスリップウェア共々、お客様に高いご評価を頂き、1年をかけた山田さんの努力が報われました。ありがとうございます。ありがとうございます。明日も山田さんが在廊いたします。

今回のお花は、井出綾(Bouquet de soleil)さんにシックに和洋の花を入れて頂きました。どうぞ器と合わせてお花もお楽しみ下さい。

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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 10月21日(土)22日(日)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作


by sora_hikari | 2017-10-21 18:26 | 山田洋次2017