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「原田 譲 展 定窯白瓷 恭敬」開催のお知らせ

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3月4日(土)から12日(日)に開催する「原田 譲 展 定窯白瓷 恭敬」のお知らせです。

原田譲さんは茨城県城里町で、約千年前の中国「定窯」で焼かれた白瓷を本歌とする器を作っています。器胎は薄く緊張感のあるフォルム、牙白色と呼ばれる柔和な白、その多くに吉祥とされる花や動物が描かれ、幸福・繁栄・長寿などの願いが籠められていました。

中国白瓷の歴史は古く、8世紀末には既に本格的なものが作られています。それは日本で磁器焼成が成功する千年も前のこと。英語で陶磁器をチャイナと呼ぶように、その歴史の奥深さは世界の共通認識です。中国陶磁史を代表する青磁・天目・青花など日本の茶の湯に大きな影響を与えた器と同様に、白瓷もまたその清廉な姿が日本人の憧れとなってきました。

原田さんは、中国白瓷の中でも特に、晩唐から北宋時代の「定窯」の器に魅せられています。その気高く峻厳な姿は、今も白瓷の最高峰とされ、外形的な徹底性と内面的な思索性への憧れが、原田さんが作る器の根幹となっています。その器は暮らしの中にあって襟を正すような存在。緩慢な日常の流れに、凛とした空気をもたらします。

弊店三回目となる個展、あらためて定窯白瓷への恭敬をもって臨む内容となります。ぜひこの折に触れてみて頂ければ幸いです。店主

プロフィール:
1981年 茨城県土浦にて育つ
2007年 茨城県窯業指導所 成形科 修了
2009年 茨城県城里町に築窯
2017年 現在同地にて制作


原田 譲 展 ~定窯白瓷 恭敬~
2017年3月4日(土)~12日(日) 会期中無休 
営業時間 11時~18時 
作家在廊日 3月4日(土)・5日(日)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-28 09:00 | 原田譲2017

「 遠くの太鼓 」展 ありがとうございました

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遠くの太鼓」は本日終了しました。会期中はたくさんの方々にご来店頂き厚く御礼申し上げます。

今回も作る側にいる方に多くご来店頂きました。工芸、絵画、彫刻、出版、写真、花生け、料理、ファッション、デザイン、建築、音楽、そして詩人。骨董価値を求めるのではなく、人の精神世界が生み出してきた物に触れることで、自らの感覚を研ぎ澄まそうとするように見受けられました。

近代合理主義の限界、経済的な将来性も不確かな時代です。一方、情報はデジタル化され、ネットを通じて瞬時に得られる便利な時代でもあります。このような世相に、より確かなもの、心の奥に届く実感が、生死の境にあった道具には備わっているのかもしれません。

しかしこのような古い民間信仰物に限らず、現在の物づくりにも共通する要素はあるはずです。誰しも実用だけを目的に作ったり、選んでいる訳ではありません。そこには必ず知覚を刺激し、理屈を超え信仰にも似た「繋がる」感覚があるはずです。本来、人が作りし物にはそういう意味がある。ここを再認識することが、「うつわ」を生業とする弊店の意図でもありました。

ご来店下さったお客様に御礼を申し上げると共に、今展を実現して下さった岩橋さん、中川さん、吉原さんに感謝いたします。たくさんのパワーを頂きました。


これからの営業案内
2/27(月)~3/3(金) 搬出・設営休み
3/4(土)~12(日) 原田譲展 会期中無休
3/13(月)~17(金) 搬出・設営休み
3/18(土)~26(日) 山田隆太郎展 会期中無休
3/27(月)~31(金) 搬出・設営休み

営業カレンダーはこちら

ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6 (地図
営業時間:11時~18時
049-298-8715


by sora_hikari | 2017-02-26 19:32 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 アニミズム

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「遠くの太鼓」は、いよいよ明日までとなりました。最終日は、再び出展者3名が在廊致します(岩橋さんは15時から)。また、最終日に合わせて、中川伸二さんのコレクションの追加13点、吉原航平さんの大型作品の追加もございますので、どうぞお見逃しのないようにご来店ください。

今展に展示されているものに共通するのは、素材を活かした存在の魅力です。きっと現代のような精製された素材ではなく、当時の自然物をそれぞれの個性あるクセに添うように造形したことにあるのかもしれません。

何かを忠実に具象化することよりも、素材に合わせて任意に抽象化された造形の方が、むしろ霊が宿り易く、見る側のイメージを引き揚げる作用があるように思います。自然調和とそこに宿るアニミズムの不思議です。

ポリネシア、アメリカ先住民などの、大きなものの一部として人間が在る、という自然に寄り添う考えは、現代の社会に於いても、大きな示唆を与えてくれます。

ここにも造形美の本質が隠れているように思うのです。


遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-25 19:34 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 相互

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遠くの太鼓」(~2/26迄)の7日目。会期は残り2日となりました。

ヴィクトル・I・ストイキツァ 2006「ピュグマリオン効果―シミュラークルの歴史人類学」の一節より

(以下引用)
かつて(二世紀あまり前のこと)、芸術が美術館へと追いやられたとき、その追放を達成したのは、ひとつの禁止であった、、、「作品に手を触れないでください」。

これはおそらく、唯一正しいものとなった作品との接し方、視覚体験を侵犯するあらゆる試みを防ぐための一方法であり、純粋な静観という手段とは異なる仕方で、<芸術>と<生>を結びつけようとする試みを、ことごとく拒絶するものであった。
(以上引用)

今回、ここに並ぶものはガラスケースの向う側に飾られるために作られたのではなく、いずれも何らかの目的をもってに用いられたものです。崇める、拝む、纏う、被る。一方向ではなく、双方向な役割をもった造形物。物理的にも精神的にもお互いが触れることに意味があったのです。

この相互な関係性こそ、「美」が持つ本来の意味だったのではないかと思うのです。「美しさ」の尺度も、崇拝、畏怖、信仰など、心に届く深度に合わせた概念だったように思います。

「美術」も「工芸」もかつては分離したものではなく同義であったのでしょう。今展のような展示品に直接触れて心を満たす行為は、一方的な観賞とは異なり主体的な意識の覚醒であると思います。「観賞物」も「用具」も線引きすることなく、自分の心と双方向に触れあえた時こそ、「美」が生れるのではないかと思っているのです。


遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
※2/26(日)に出展者が在廊します。(岩橋さんは15時以降)
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-24 18:23 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉

遠くの太鼓」(~2/26迄)の6日目。

本日ご紹介するのは、Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉さんの選ぶ品々です。

昨年の「衝撃の美」に続き、今回も中心的役割を担ってくれました。岩橋さんにとって、「美」とは外形的な美しさではなく、自分の心を衝動させるものという基準で選ぶという話を聞いて、昨年の企画に繋がるのでした。

当初、岩橋さんの古物を見たときの印象は、捉えどころのない不可解さでした。いわゆる正統派骨董の流れでなく、また坂田さん以降の古道具とも繋がらない独特の見立ての世界。しかし決して奇をてらった感じでもなく、そこには民間信仰物を中心に一本筋の通った印象をもったのでした。

それは、まだ時代が価値を定義できていないもの。古今東西、新旧玉石混合ぶりに、「衝撃」と「鼓動」を感じ、さらにその先を見てみたいと思いが今展でも再現されました。

観賞とは、すでに確立された価値の追体験であるという言葉を聞いたことがあります。そう考えると岩橋さんの選ぶものは「観賞」という行為よりも、もっと能動的に「不条理の受容」という態度によって賛同できるのではないでしょうか。

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遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
※2/26(日)に再度出展者が在廊します。
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-23 20:23 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 中川伸二

遠くの太鼓」(~2/26迄)の5日目。会期は折り返しました。

本日ご紹介するのは中川伸二さんのコレクションです。中川さんは別にお仕事を持ちながら、コレクターとして約25年に渡り蒐集を続けてきました。

今展に出品するのは、アフリカ、インドネシア、インドなどのプリミティブな品々です。個人でひとつひとつ丁寧に選んできただけあって、同種のアイテムの中からも、より自分で納得出来る基準を貫いています。

「遠くの太鼓」のタイトルに相応しく、心の奥から響いてくる妖しさと律動と共に、今回の核となるラインナップになっています。

1990年代まで続いた日本でのプリミティブアート熱は、2000年代に入って沈静化しましたが、いまだヨーロッパでは確実な支持層を持つ愛好の骨董品として流通しています。

2017年の今にあって、当時とは違った意味をもって、若いクリエーター達の心を掴んでいるようです。それはフラットになった時代だからこそ求められる精神的な拠り所なのかもしれません。

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遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
※2/26(日)に再度出展者が在廊します。
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-22 20:27 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 吉原航平

遠くの太鼓」(~2/26迄)の4日目。

今展の3名の出展者のうち、吉原航平さんは自ら作品を生み出す立場であり、画家、立体造形家として参加しています。

1985年神奈川県生れ。2010年に美学校で「絵と美と画と術」を修了。2011年よりグループ展や個展を重ね、昨年、東京・国立市にて行われた「俗の術」や「紙偶」展によってその名を知った方もいらっしゃるかもしれません。

ご覧の通り、吉原さんは決して心地良い生活空間との調和を目指している訳ではありませんが、しかし確かに彼の心象に浮かぶ「偶像」を強いパッションをもって描き留めているそれを見ていると、禍々しさよりも深い精神世界への共感と敬虔な気持ちを感じるのです。

それらは土偶、石造物、儀礼物、土俗造形、伎楽・神楽、精霊、自然樹木、さらには呪術に通じる自然崇拝に繋がる古来から積み重ねられてきた民衆の信仰心に根付く造形と重なります。

このような人の生死に繋がる多様な姿や形が、吉原さんのような世代の作り手の心を揺さぶることもまた、逆説的に時代への調和を図ろうとする表れのようにも思えるのです。

今展では、木炭によるドローイングをはじめ、水墨画、油彩、紙偶、泥偶など吉原さんの作品のエッセンスを網羅できる作品をご覧頂けます。

画家を生業としながらも、満たぬ生計を補うため、日中は建設現場で働きます。自宅のみならず、飯場、深夜のファミレス、移動中など身を削りながらの製作ですが、そのフィジカルに追い込まれた状況だからこそ、生れる作品でもあるでしょう。アートシーンのアウトサイド側から掘り下げた「自己」の世界観なのです。

どうぞ、吉原さんの精神世界に触れて頂ければと思います。

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遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
※2/26(日)に再度出展者が在廊します。
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-21 23:34 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 うつわ側から

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遠くの太鼓」(~2/26迄)の3日目。

今展は民間信仰物や民族造形物などが多く並んでいますが、それらを骨董然としてお伝えすることだけが本意ではなく、「うつわ」や「工芸」側から見た意味を問いたいという気持ちも含まれています。生活道具ブーム全盛の今、元来、ものづくりの本質はどこから来ているのかと興味に繋がります。重厚さや装飾を取り除いていく過程で、情緒性が抜けてしまったようにも見える「もの」に対して、用具と祈具の境界を越え、人の「業」や「念」が生み出した強い造形の向うにある純粋性に、あらためて存在の美を感じ取るのです。あくまで相対的な観念論に過ぎませんが、時代を問いたいという思いにも気付いて頂ければ幸いです。


遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
※2/26(日)に再度出展者が在廊します。
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-20 19:32 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 崇拝芸術

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遠くの太鼓」(~2/26迄)の2日目。

2014年に国立新美術館で開催された「イメージの力」という展覧会図録の館長の巻頭言にケ・ブランリー美術館の展示物を見た際の印象が述懐されています。

以下引用
(前略)ルーブル美術館やオルセー美術館などで感じたのとまったく次元を異にする「イメージの力」が全身を覆うのを感じたのである。しかも展示されている「作品」をこちらが「見る」のではなく、いつしか向うに「見られている」ことに気づく。美術館の彫像や神像の展示に「見られている」うちに「見ている」側は、いい知れぬ恐れ、畏怖の念にうたれてしまう。誤解を恐れずに言えば、そのとき美の根源がここにあると感じた。(中略)W・ベンヤミンの名高い論考「複製技術時代の芸術作品」の中で芸術の価値を二つに分けて論じていたことを思い出す。それは「崇拝(礼拝)価値」と「展示価値」である。(中略)ケ・ブランリーの展示に表れたものは「崇拝(礼拝)価値」であり、それは近代芸術からは、ほとんど失われた価値であろう。(後略)
以上引用

生のすぐそばに死があった時代。自然や病に抗うことが出来ず、畏れ、祈るための必然性。無力な人間を「見つめる」絶対的な存在を形象化した造形物。今、その純粋な動機に心打たれるのです。


遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
※2/26(日)に再度出展者が在廊します。
Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-19 21:00 | 遠くの太鼓

「 遠くの太鼓 」展 始まりました

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遠くの太鼓」は本日よりスタートしました。お客様におかれましては、初日より途切れることなく足をお運び頂き厚く御礼申し上げます。濃い展示内容になりました。薄味に飽きた方、心に刺激を求めている方、平穏な日常の裏に潜む自分の情念に気付いた方、酷暑に極辛の香辛料を摂取するがごとく、汗だくの熱い鼓動をお確かめ下さい。


遠くの太鼓
2017年 2月18日(土)~26日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時 
出展者在廊日 2月18日(土)

Sezuan Antiques & Art 岩橋直哉
中川伸二 (コレクター)
吉原航平(画家)

ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2017-02-18 18:19 | 遠くの太鼓