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山田洋次さんのスリップウェア豆皿

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千葉 工房からの風 2010年10月

山田洋次さんのスリップウェア豆皿です。マーブルケーキのような模様。山田さんは信楽でこのようなスリップウェアという技法による器づくりをされています。化粧泥を掛けてイッチンとテグスで模様付けをしています。イギリスでも陶芸を学ばれたという本格派。技法を語らずとも、眺めるだけでも素敵な模様のお皿です。

by sora_hikari | 2010-12-30 23:55 | 山田洋次さん

ピーター・アイビーさんのガラス保存容器

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千葉 工房からの風 2010年10月

ピーター・アイビーさんのガラスの保存容器です。銅線で蓋を抑えるようになっています。お米、乾物、珈琲などの保存用に便利です。機能的な容器ですが、手仕事による柔かさを感じる美しい姿をしています。

by sora_hikari | 2010-12-29 22:23 | ピーター・アイビーさん

鶴野啓司さんの灰釉向付

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渋谷 炎色野 2010年10月

鶴野啓司さんの灰釉向付です。深向付。碗や大ぶりの湯呑としても使えます。赤色斑の焼き色が綺麗です。

by sora_hikari | 2010-12-28 18:39 | 鶴野啓司さん

熊谷幸治さんのDOGU

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中野 Hidari Zingaro 2010年9月

熊谷幸治さんのDOGUです。DOGU=土偶。むしろ土面でしょうか。熊谷さんは土器を作っておられますが、このような土面づくりもされています。即興的に土をひねって作ったような形状。ドクロのようにも見えますし、土鈴のようにも見えます。土が火で変化する過程のレアな土肌です。

by sora_hikari | 2010-12-27 22:55 | 熊谷幸治さん

三笘修さんの八角小鉢

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東中野 間・Kozumi 2010年9月

三笘修さんの八角小鉢です。金属系の釉薬で独特の色合いが出ています。きりっとした口作りが形を締めています。小さな鉢ですが存在感があります。

by sora_hikari | 2010-12-27 22:39 | 三笘修さん

伊藤聡信さんの色絵鉢

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西荻窪 魯山 2010年8月 

伊藤聡信さんの色絵鉢です。6寸ほどの使い易いサイズ。軽い筆で赤と黄色が挿されています。見込みの輪は重ね焼きの際の釉薬の拭き落とし。沖縄などの器で見られます。

by sora_hikari | 2010-12-27 22:36 | 伊藤聡信さん

川上清美さんの絵唐津徳利

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炎色野 2010年10月

川上清美さんの絵唐津徳利です。赤みを帯びた唐津とは異なり、グレイッシュなトーン。水墨画のような淡く儚い色調です。

by sora_hikari | 2010-12-26 23:26 | 川上清美さん

クラフト館 岩井窯 @ 鳥取

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鳥取県の岩美町にあるクラフト館 岩井窯に行ってきました。ここは岩井温泉近くにある、山本教行さんの主宰される窯元です。敷地内には窯場の他、展示販売のできる「作品展示館」や、山本さんが蒐集された品物を展示する「参考館」、喫茶・食事ができる「食事処・花、喫茶HANA」があります。山本教行さんは18歳で陶芸の道を志して島根県の出西窯に弟子入り、1971年に独立後40年が経つそうです。敷地をこのような形態にしたのは十数年前。よりご自身の器を良い環境で触れて感じてもらうためだそうです。山本さんの器づくりの基は、民藝。16歳で鳥取民藝館も設立した吉田璋也氏との出会いからはじまり、出西窯での修行。同敷地内の参考館に陳列される品々も世界各国の民具を主にされています。しかし、現在お作りなる器は、あくまで山本教行さんの個人名を名乗る器です。量産のなかにある民藝の器とは一線を画し、独自の生活食器づくりを目指されているように思いました。何十年にも渡る器づくりの経験から、時代の流行の浮き沈みなども目の当たりにされてきているだけに、作り手の顔の見える器づくりと、その心の通じた届け方をとても大切にされているようです。作為なく、作者も出ぬ民藝の意思とは異なるのかもしれませんが、実は現代的な民のための器づくりとは、こういう考えなのかもしれないとも感じました。


クラフト館 岩井窯
鳥取県岩美郡岩美町宇治134-1 電話:0857-73-0339
10:00~16:00
定休日 毎週月・火曜日 (詳細はホームページ参照)
ホームページ




※今回の山陰の窯元めぐりでは、江沢香織さん著作の本を参考にさせていただきました。今回は行くことが出来なかった窯元、食事や宿泊の情報など、素敵なところがたくさん紹介されている良書です。

山陰旅行 クラフト+食めぐり
江沢 香織 (著)
単行本: 143ページ
東京地図出版 (2009年8月出版)  Amazon
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by sora_hikari | 2010-12-22 01:11 | 見て歩き

鳥取民藝美術館

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鳥取にある鳥取民藝美術館に行ってきました。ここは鳥取市の医師であった吉田璋也氏が、当時の民藝運動に共鳴し、その一環として開設したところです。地元の民藝の品物をはじめ、吉田璋也氏が蒐集した日本・中国・欧州の古いものが陳列されています。吉田氏の活動によって、地元の民藝振興に大きく寄与したそうです。出西窯にも吉田璋也記念館があるように、その功績は今だ地元の方から信頼されているようです。この建物の隣には、「たくみ工芸店」と「たくみ割烹」が並んでいます。たくみ工芸店では、地元の民藝の窯元の器をはじめ全国の民藝品の展示販売が行われ、またたくみ割烹では、それらの器を使った食事が楽しめます。この地域の民藝の窯元を見廻る際に、あらかじめこちらで器を見ておくと、どのようなものが作られているか確認することができ便利だと思いました。

紹介記事 鳥取県観光情報サイトより


鳥取民藝館
鳥取県鳥取市栄町651
10:00~17:00
水曜定休(祝日の場合は開館し翌日休館)
0857-26-2367
ホームページ

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by sora_hikari | 2010-12-22 00:05 | 見て歩き

出西窯 @ 島根

展示販売館「無自性館」
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工房・窯場
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原料場と吉田璋也記念館・研修館
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島根県簸川郡の出西窯(しゅっさいがま)に行ってきました。出西窯と言えば、山陰の民藝の窯元として名前が知られた所ですが、実際の開窯は戦後間もない1947年(昭和22年)と意外にも歴史は浅く、当時のいわばベンチャーのような存在だったのかもしれません。当時、各地の窯業地で修行を経た地元の5人の青年がこの地に戻って窯を開き、その後、民藝の師となる河井寛次郎、濱田庄司、そして柳宗悦と出会い、その意思に感銘を受け、用の美を基本とした器づくりに方向を定めて行ったそうです()。現在は17名の方(内、陶工11名 )が携わっておられるようです。母体は大きくなりながらも、設立当時の同人の意思を貫くためか、いまでも株式会社化はしておらず企業組合という形をとっているようです。個人ではないけれど、大量生産とも言えない中量な生産体制。大きく広げ過ぎずにいるのは窯元開設の意思が届く範囲を守るためでもあるでしょうか。出西窯の敷地には、器製作や窯焚き行う建物、展示販売を行う建物、薪や粘土を保管する建物、そして吉田璋也記念館・研修館があります。民藝の器を軸にされていますが、そのデザインは一歩垢ぬけて洗練されており、定番のスタンダード商品()、柳宗理氏のデザインのもの()など、その種類も目も見張るものがあります。また流通先も既存の民藝系の器店から服飾系のショップ()まで、門戸を狭めずに現代の食卓に自分たちの信じる用の器を届けようとしているようです。基本となる民藝の意思を引き継ぎながらも、それを現代に活かして経営もしていく柔軟さも必要なことに思います。民藝の器らしさを活かしながらも、洗練された形と色遣い。民藝という意思と、それを現在に繋げる意識。その2つがあるからこそ、この地で、今でも生きた民藝活動を実践し続けられているのだろうと思いました。


出西窯 (しゅっさいがま) 
島根県簸川郡斐川町出西3368
ホームページ

くらしの陶・無自性館(展示販売場) 
9:30~18:00
火曜日定休(祝日は開館)
0853-72-0239

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by sora_hikari | 2010-12-21 23:40 | 見て歩き