<   2010年 11月 ( 25 )   > この月の画像一覧

新宮州三さんの漆皿

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西麻布 桃居 2010年9月

新宮州三さんの漆皿。墨(すみ)のような黒色。新宮さんは木を鑿(のみ)で彫って作る刳りものの仕事が主ですが、これは木工の回転ろくろによって成形されたものです。見込み側から直接刃をたてて削るので、自分の手で彫った感覚が強いようです。漆は独特の粗いテクスチャーで仕上げてあります。新宮さんの器にはミニマリズムの絵画や彫刻のような印象があります。

by sora_hikari | 2010-11-27 19:22 | 新宮州三さん

三苫修さんの白磁輪花皿

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東中野 間・kosumi

三笘修さんの白磁の輪花皿です。三苫さんといえば灰釉の粉引が印象的ですが、このような白磁にも同質の静かな旋律と肌合いが感じられます。作風が横に広がっても底流にある一定のリズム感が通じるのは、作者の意図なのか、それともあらがえない資質なのでしょうか。興味深いことです。

by sora_hikari | 2010-11-26 23:09 | 三笘修さん

ピーター・アイビーさんのガラスコップ

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南青山 ギャルリ・ワッツ 2010年9月

ピーター・アイビーさんのガラスコップです。寒い日の水たまりに張った氷のような繊細なガラス。ひとつひとつに微妙な変化があり、作者のその都度の呼吸を感じます。

by sora_hikari | 2010-11-25 23:43 | ピーター・アイビーさん

一柳京子さんのリム深皿

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千駄ヶ谷 SHIZEN 2010年9月

一柳京子さんのリムの付いた深皿です。丹精な形に繊細な色遣い。濃い色の中にある微妙な濃淡が美しいです。

by sora_hikari | 2010-11-25 08:19 | 一柳京子さん

竹下鹿丸さんの白磁焼〆鉢

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銀座 日々 2010年9月

竹下鹿丸さんの白磁の焼〆鉢です。見込みに出来たほんのりと淡い緋色。薪の業火を経て生まれた繊細な色合いです。言葉が多いことよりも抑えた表現がむしろ雄弁な時もあります。

by sora_hikari | 2010-11-24 02:03 | 竹下鹿丸さん

増田勉さんの上絵鉢

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水道橋 千鳥 2010年9月

増田勉さんの上絵付の鉢です。器の胴に、しだれる柳と鷺(さぎ)が描かれています。写真では分かりませんが、反対側には蛙が一匹。陶芸の傍ら、鮎やへら鮒釣りに親しむ増田さん。道具も手製で拵える本格派。そんな釣り人の視点もある絵柄でしょうか。昔は油絵を描かれたというだけあって、しっかりとした筆使いです。

by sora_hikari | 2010-11-23 15:51 | 増田勉さん

景徳鎮の陶片

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景徳鎮の陶片。中国の景徳鎮市は、優良な染付磁器で知られていますが、これは青磁の欠片です。フリーハンドで彫られた模様にできる青い釉薬の溜まりが綺麗です。欠損した陶片は、時代のコラージュのようです。

by sora_hikari | 2010-11-22 23:45 | 古いもの

伊藤聡信さんの色絵れんげ

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西荻窪 魯山 2010年8月

伊藤聡信さんの色絵れんげです。半磁器の上に筆を軽く置くように色が挿されています。艶っぽい色気。暖かいものを口にするこれからの季節に活躍しそうです。

by sora_hikari | 2010-11-21 18:24 | 伊藤聡信さん

辻野剛 展 @ さる山

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元麻布のさる山で開催されている辻野剛さんの展示会に行ってきました。辻野さんは大阪和泉にてガラス器を作られている方です。ご本人とは面識はないのですが、ホームページを拝見すると、fresco()というブランドで工房を主宰され、また堺クラフトフェアでは実行委員長も務められる活動的な方のようです。今回の個展では、そんな辻野さんが猿山修さんと一緒に制作したワイングラスをはじめとした個展になっています。展示されているのは、猿山さんデザインによる流麗なフォルムのワイングラスと、今回の個展のために作成されたいろいろなスタイルのグラスです。冬の季節のガラス展示会の数は多くないですが、ワインを飲むためのグラスと言われれば、なるほどクリスマスに向けて良い時期の企画と思えます。辻野さんは、さる山では初個展。通常、さる山で新たに取り上げられる作家は、どちらかと言えばあまり世間に知られていない方にスポットが当たることが多いように思いますが、本展の辻野さんは独自ブランドでいくつかのグラスのラインナップを既に有する方。そういった大人同士の思いが組み合わされた時に、どんなガラスの器が生み出されるのか。そんな興味をそそる内容です。これを端緒に、今後何かのプロジェクトに発展する期待も感じさせる展示会でした。


辻野剛 展 ワイングラス
2010年11月20日(土)~28日(日) 会期中無休
13:00~18:00
さる山 (東京・元麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-11-20 23:53 | 見て歩き

志村睦彦・宮岡麻衣子 二人展 @ 千鳥

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水道橋の千鳥で開催されている志村睦彦さんと宮岡麻衣子さんご夫妻による二人展に行ってきました。お二人は東京の青梅で花月窯という銘の工房でお仕事をされています。お二人の作る器は、古い時代に触発されたもの。志村さんは李朝初期の三島手や粉青沙器などに基づく器を、宮岡さんは古伊万里や江戸期の古典を感じる染付の器を作られています。今回の二人展は、当店では2回目となる展示会です。2年ぶりとなる本展では、より種類や造りが充実した内容になっていました。志村さんは、李朝期にならった土ものに加えて、今回はさらに時代が下る高麗時代の青磁にヒントを得た文様の碗や鉢にチャレンジされています。また宮岡さんはさらに軽やかなタッチの染付の絵柄をはじめ、型打ち、変り型の器、薬味用の蓋ものなど多彩な種類の器を展示されていました。お二人とも古い時代の器に傾倒しながらも現代の食卓に合わせて日常使いのし易い器を心がけておられるようです。暮らし方から料理まで、器を通して粋を感じるお二人の展示会です。


花月窯 志村睦彦・宮岡麻衣子 二人展
2010年11月20日(土)~28日(日)
11:00~19:00 (最終日は17:00迄)
千鳥 (東京・水道橋) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-11-20 22:05 | 志村睦彦さん