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田宮亜紀さんの塩壺

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水道橋 千鳥 2010年6月

静岡県で制作されている田宮亜紀さんの蓋ものです。白土の焼締めで、胴と蓋に刷毛でひと塗りした緑釉がアクセントになっています。塩を入れておく壺。料理で使う粗塩をひとつまみ出来るように、手が入り易い大きさです。


※田宮さんの個展が代官山で開催されます。

田宮亜紀展
2010年10月8日(金)~10月13日(水)
11:00~19:00 (※初日13:00~ 最終日17:00迄)
無垢里 (東京・代官山) 
作家ホームページ

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by sora_hikari | 2010-09-30 17:53 | 田宮亜紀さん

西田健二さんの輪花鉢

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青山 うつわ謙心 2010年6月

石川県で制作されている西田健二さんの青白磁の輪花鉢です。花びら状に型打ちされたエレガントな鉢。口縁までピリッと緊張感のある凛とした姿です。ろくろ師としての技量が、お仕事に感じられます。

by sora_hikari | 2010-09-29 22:01 | 西田健二さん

中川自然坊さんの刷毛目湯呑

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渋谷 しぶや黒田陶苑 2010年5月

唐津の中川自然坊さんの筒型の湯呑です。荒々しく勢いのある刷毛目化粧が印象的です。シュロの葉で一気に描くと聞きました。冬の玄海灘に荒れる潮のような景色です。

by sora_hikari | 2010-09-28 18:01 | 中川自然坊さん

三笘修 展 @ 間・Kosumi

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東中野の間・Kosumiで開催されている三笘修(みとま・おさむ)さんの個展に行ってきました。三笘さんは大分県で制作されています。東京での個展は3年ぶりに拝見しました。時間は経ちましたが、やはり三苫さんらしい静かで味わいのある器が並んでいました。定番の灰釉の粉引や錆化粧に加えて、地元で掘ってきた土を使った茶色の器や、白磁の器を見ることができました。土や釉調は変わっても、どの器も侘びた風情があります。三笘さんの器は、外に向けたベクトルよりも、どちらかと言えば内面に向かって存在や時間を堆積したような雰囲気があります。無口だけれども、ぽつりと語るひと言に深みがあるような、そんな印象です。器はむしろもの静かに、時折ふっと優しく語りかけてくるようなそんな存在であると嬉しいものです。三笘さんの器を手にすると、そんな器の魅力が伝わってくるように思います。


三笘修 展 ~日々の器~
2010年9月24日(金)~30日(木)
11:30~19:00 日・祝日12:00~18:00 最終日は16:00まで
間・Kosumi (東京・東中野) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-09-26 15:57 | 三笘修さん

新宮州三 木工展 @ 桃居

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西麻布の桃居で開催されている新宮州三さんの個展に行ってきました。新宮さんは京都で制作されています。新宮さんは木をノミで彫ってつくる「刳もの(くりもの)」のお仕事がメインになりますが、最近は木工ろくろによる器づくりもされており、今回は従来とは工法を変えた木工ろくろの器を新たに見ることができました。それは回転する木に直接ノミをあてながら削り出すため、ご自身の手の加減が表し易いのだそうです。粗めに留められた木の表情は、確かに刳りものと同様に手の痕跡を感じる仕上がりになっています。木の表面には、浅目に漆を塗った拭き漆のものと、炭のような黒い漆を塗ったものが展示されています。新宮さんのお仕事の真骨頂は刳りものですが、1点1点を彫刻作品を作るような工程を思えば、今回の新作はより生産性をあげながら、ご自分の表現を如何に活かすことができるかというチャレンジのようにも思いました。技法の選択を広げながらも、新宮さんらしい芯を感じる器を楽しむことができました。


新宮州三 木工展
2010年9月24日(金)~28日(火)
11:00~19:00
桃居 (東京・西麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-09-26 14:47 | 新宮州三さん

井内素 陶展 @ うつわ楓

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南青山のうつわ楓で開催されている井内素さんの個展に行ってきました。井内さんは京都で制作されています。井内さんの作る器は、赤化粧の手びねりのものが印象的ですが、今回の個展ではその定番のものに加えて、黒陶、粉引、半磁など幅のある作風の器を見ることができました。工房を移されてから、焼成の選択も増えて表現が広がったそうです。しかし、井内さん特有のころんとしたフォルムは、どの器にも共通しており、作風の一貫性は保たれています。円やかな優しい器に、多様なマチエールが楽しめる個展です。


井内素 陶展
2010年9月22日(水)~27日(月)
12:00~19:00 (最終日は17:00まで)
うつわ楓(東京・南青山) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-09-26 13:31 | 井内素さん

ピーター・アイビーさんの注器

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名古屋 22 2010年5月

ピーター・アイビーさんのガラスの注器。シンプルで静かなフォルム。ガラスに含まれた気泡や濁りは、古代ガラスの揺らぎのようです。

by sora_hikari | 2010-09-24 04:21 | ピーター・アイビーさん

吉田次朗さんのプレート

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岡山県 フィールドオブクラフト倉敷 2010年5月

吉田次朗さんのプレートです。薄い造りですが、堅く焼き締まっています。無機質な中に手の仕事の柔かさを感じます。

by sora_hikari | 2010-09-23 21:52 | 吉田次朗さん

村木雄児さんの刷毛目鉢

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西麻布 桃居 2010年5月

村木雄児さんの刷毛目鉢です。6.5寸ほどの使い易いサイズ。黒地に、ずばっと迷いなく引かれた刷毛目の白が気持ちがいいです。

by sora_hikari | 2010-09-23 01:42 | 村木雄児さん

ピーター・アイビー展 @ ギャルリー ワッツ

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南青山のギャルリー ワッツで開催されているピーター・アイビーさんの個展に行ってきました。本展はガラスの器を中心にした展示。広口のコップ、ワイングラス、ボウル、平鉢、保存容器などが並んでいました。ピーターさんのガラス器は、宙吹きで作られた繊細で美しいライン。広口のグラスには気泡が入っていたり、ゆらゆらと歪みがある不純物を含んだガラス。また保存容器は、すっと伸びたクリアでシャープな緑色をした小口。蛍光灯を再利用することで、そのような素材感が生まれるのだそうです。一度何かの役割を通り過ぎた素材。シンプルな形状のガラス器に、人の手による痕跡を静かに閉じ込めているように感じます。いずれも道具として作りだされたガラスの器ですが、それぞれに人格があり、使う側との出会いが生まれるように感じます。本展の案内状に書かれていたピーターさんの言葉の一部。意訳になりますが「ヴァイオリンは見るだけでも美しいけれど、それを演奏してこそ、その美しさをこのうえなく感じる。自分の器も使ってほんの少しの喜びを見つけてもらいたい。」(全文は下記参照)つまりは、楽器も食器も、それを使う人が奏でてこそ、より美しさが生まれるのだということだろうと思います。食器は物質的なものですが、人の手を介することで何かしらの意味が増していくように思います。そんな気持ちになるピーター・アイビーさんの展示会でした。


ピーター・アイビー glass work ~Utsuwa~
2010年9月20日(月)~25日(土)
12:00~19:00 (最終日は17:00迄)
ギャルリー ワッツ (東京・南青山) ホームページ

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※本DMに書かれている文章 (↑画像クリックで拡大)

「この器は、私が作るすべての器と同様に、使うことによって完成されます。そのものだけはただのガラスなのです。ヴァイオリンは、見るだけでも非常に美しいです。しかし、ヴァイオリンを見てその音を聴く、そして素晴らしいミュージシャンが演奏しているのを観てこそ、その美しさをこのうえなく感じることができます。もちろん私の器を使うことは、音楽のように強い感情を引き起こすことはできないかもしれませんが、蕎麦の器でもシャボン玉の器でも、それを使ってほんの少しでも喜びを見つけてもらえればと思います。 P.IVY 」


by sora_hikari | 2010-09-20 22:54 | ピーター・アイビーさん