<   2010年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧

岸野寛さんの飯碗

d0087761_0304514.jpg
目黒 yamahon@CLASKA 2010年2月

岸野寛(かん)さんのご飯茶碗です。伊賀丸柱で制作されています。蹴ろくろによる成形。井戸茶碗を感じる表現です。このような土ものの他に白磁もお作りになります。粉青、李朝好みの器です。

by sora_hikari | 2010-03-31 23:29 | 岸野寛さん

上泉秀人さんの飯碗

d0087761_045847.jpg
銀座 日々 2010年2月

上泉秀人さんのご飯茶碗です。上泉さんならではの胴長スタイル。この形なら小鉢としても使用できる多用の碗です。磁器ベースに地元の土が混ぜてあるそうです。落ち着きのある濁り白磁。上泉さんの定評あるぴりっとした鎬が清々しいです。

by sora_hikari | 2010-03-30 23:42 | 上泉秀人さん

一柳京子・ジョイ Y スズキ 二人展 @ ICHIYO

d0087761_18325533.jpgd0087761_1833620.jpg
d0087761_18114748.jpgd0087761_18121836.jpg
d0087761_18132371.jpgd0087761_18133292.jpg
d0087761_18123791.jpgd0087761_1812568.jpg
d0087761_1814517.jpgd0087761_1814244.jpg
d0087761_18145755.jpgd0087761_1815452.jpg
d0087761_1829131.jpgd0087761_18303259.jpg
d0087761_18151836.jpgd0087761_18152719.jpg

成城のギャラリーICHIYO(イチヨー)で開催されている一柳京子さんとジョイ・Y・スズキさんの二人展に行ってきました。成城の一軒家をギャラリーに使ったこちらでは年に約2回、春秋の展示会が開催されています。今回は中庭に咲くしだれ桜の季節に合わせた企画になっています。寒の戻りで冷え込んだ東京では開花が少し遅れていますが、一柳さんの春色を意識した綺麗な陶磁器と、ジョイスズキさんの清涼なガラスの器が並び、春らしいさわやかな展示内容になっていました。一柳さんは東京で、ジョイさんは鎌倉で制作されています。、今回の展示会で一柳さんは、10色以上の彩りのある器を出展されています。1階に並んだ器は、この企画に合わせた春らしい色合いのもの。桜色、萌、山吹、スモーキーグリーン、ローズピンク、グリーングレーなど、爽やかな色の器が並んでいます。一方、二階の展示では、ぐっと大人びたシックな色調の器でまとめた展示。端正な姿をした一柳さんの器を、形・用途・色合いで、どう食卓で組み合わせて楽しむか、幅のある提案になっています。またジョイさんの展示品は、1階が食器類、2階が花器を中心にした内容になっています。ジョイさんのガラスの器は今回初めて拝見したのですが、ガラスという硬質な材料であるのにも関わらず、とても柔かな印象を受けました。それは、とろけるようなフォルムとクリアに澄んだガラスが生み出した、全体の「流麗さ」からだと思います。純度の高いガラスに、真っ直ぐなお気持ちで作られたジョイさんの器。春の陽射しにとても綺麗に写りました。ゆったりとしたギャラリーの中で落ち着いて接することの出来る二人の女性作家による器。春の季節に、息がぴったりと合った展示会になっています。


一柳京子 (陶) Joy Y Suzuki (ガラス) ~春の陽差しを、ヒュッゲのなかで~
2010年3月28日(日)~4月4日(日)
11:00~19:00 (最終日は17:00迄)
Gallery ICHIYO(ギャラリー・イチヨー) (東京・成城) ホームページ

d0087761_18185474.jpg



ジョイ・スズキさんの工房の取材記事が、
季刊誌日々の最新刊19号に掲載されています。

d0087761_0344972.jpg


by sora_hikari | 2010-03-29 23:24 | 一柳京子さん

恩塚正二 作陶展 @ 桃居

d0087761_2541998.jpgd0087761_2544280.jpg
d0087761_2551449.jpgd0087761_2552798.jpg
d0087761_2554078.jpgd0087761_2555324.jpg
d0087761_2561064.jpgd0087761_2562635.jpg
d0087761_2575047.jpgd0087761_258178.jpg
d0087761_3125798.jpgd0087761_3131677.jpg
d0087761_2563258.jpgd0087761_2563984.jpg
d0087761_2564720.jpgd0087761_2565316.jpg
d0087761_2571328.jpgd0087761_31623.jpg
d0087761_258307.jpgd0087761_2585279.jpg

西麻布の桃居で開催されている恩塚正二さんの個展に行ってきました。恩塚さんは福岡県田川市で制作されています。お作りなるのは、陶土・ブリキ・木を素材としたオブジェ、そして器です。最近はオブジェ作りが面白く、その割合いが多いそうです。今回の個展では、陶土をアクリル絵の具で彩色したオブジェ、ブリキ板を切り曲げて作った箱型のオブジェなどを見ることができます。陶オブジェは積木やそろばん玉のような形で彩りがポップな印象。一方、ブリキの方は無口な素材を活かしたシックな印象があります。どちらも恩塚さんの造形感覚によるユニークな物体。元気がもらえる不思議なパワーを放っています。元は絵描きだった恩塚さん。35歳を過ぎてから陶芸との出会いだったそうです。現在、60代半ば。年齢に関わらずその純真で無邪気な印象は制作するものを通じて伝わってきます。それは恩塚さんの生き方そのもの。楽しく、かっこいいものを作りたいという思いを貫いています。今回の展示で窓側に置かれた天を指すブリキの人型。それはお釈迦さまの天上天下唯我独尊()のポーズをヒントにしたものだそうです。おおらかで心休まる形。自分を大切に。尊く生きる。そんなメッセージがあるように感じます。昨年は生死を分ける経験をされたそうです。守りに入らず、やりたいことをやる。ある種の達観を感じます。


恩塚正二 作陶展
2010年3月26日(金)~3月30日(火)
11:00~19:00
桃居 (東京・西麻布) ホームページ

d0087761_32858.jpg



※2007年9月発行のFu-chi<7号>「土の仕事」に恩塚さんの取材記事が掲載されています。

d0087761_10544579.jpg



by sora_hikari | 2010-03-26 22:50 | 恩塚正二さん

二階堂明弘さんのカップ

d0087761_22361244.jpg
青山 ワッツ 2010年1月

二階堂明弘さんのカップです。高さ8.5センチ、径6センチのスリムなフォルム。金属系の釉薬で掛け分けされています。シャープな印象です。益子で作家側主導によるイベント()を実施されたりと、積極的に活動されています。

by sora_hikari | 2010-03-24 22:51 | 二階堂明弘さん

吉田直嗣さんの白釉カップ

d0087761_20473172.jpg
銀座 日々 2010年1月

吉田直嗣(なおつぐ)さんの白釉カップです。吉田さんと言えば、黒の器を思い浮かべますが、ここ数年、このような白い器づくりにも取り組んでおられます。黒の器と同様に、とろりと柔かな質感の白です。どちらも同じテーストを保たれているところに作り手としての一貫性を感じます。

by sora_hikari | 2010-03-24 20:50 | 吉田直嗣さん

広川絵麻さんのカップ

d0087761_23135926.jpg
神宮前 Zakka 2010年1月

広川絵麻さんのカップです。カップ、そばちょこ、小鉢として活躍できる多用のサイズ。深い緑色で、釉の流れ、斑に吹き出した鉄粉の粒が、器全体を味わい深くさせています。

by sora_hikari | 2010-03-23 23:18 | 広川絵麻さん

福永芳治さんの粉引鉢

d0087761_223877.jpg
神宮前 Zakka 2010年1月

福永芳治さんの粉引鉢です。径15センチ、高さ6センチほどの多用向きのサイズです。粉引というと、表面に白い化粧土を掛けて焼成しますから、一般的には白いものが主になりますが、福永さんの粉引はグレーが斑になった落ち着いたトーンになっています。ろくろ引きのゆらぎ、化粧土の流れ、釉薬の流れ、そういう不規則な因子が、ひとつの器の中に調和したとき、人の心に衝動が生まれるように思います。それは人それぞれの経験値に則したものでしょうから、いわばその人と器の出会いと言えるかもしれません。

by sora_hikari | 2010-03-22 23:19 | 福永芳治さん

山本亮平 展 @ KOHORO

d0087761_037363.jpgd0087761_0365228.jpg
d0087761_0372176.jpgd0087761_0375729.jpg
d0087761_038356.jpgd0087761_0381425.jpg
d0087761_0382338.jpgd0087761_0383284.jpg
d0087761_0384387.jpgd0087761_0384981.jpg

二子玉川のKOHOROで開催されている山本亮平さんの個展に行ってきました。山本さんは佐賀県有田で制作されています。美大では油絵を専攻し、その後陶芸を有田の窯業学校で学ばれました。山本さんの器は、型打ちと呼ばれる有田の伝統技法で作られています。ろくろで回転体となる器形をひいた後、石膏にそれを押し当てて成形する方法です。輪花や面取りの形の器を制作するのに適しています。有田焼きの場合は、その後、染付という絵付け作業が加わりますが、山本さんはそれを行わず白いままの器を主に作られています。シンプルですが、美しい。型にはめますから人工的な印象になりそうですが、実際は柔からく手作り感がほんのり漂います。白も有田の磁器のクリアな白ではなく、ソフトで滑らかな白です。生クリームのようなきめの細かい柔かさを感じます。それが丁寧に作られた形に覆われ全体を優しく包んでいます。今回の展示会では、そんな白の器を中心にしながら、小鉢や小皿、レンゲなどの小品に染付を施した器もはじめて並んでいます。今後は、有田で作ることの意味をもっと考えてみたいとお話されていました。日本磁器を代表する地で、山本さんがその伝統をどう活かされていくのか、これからも楽しみです。


山本亮平 展
2010年3月20日(土)~29日(月)
11:00~19:00
KOHORO (東京・二子玉川) ホームページ

d0087761_0394790.jpg


by sora_hikari | 2010-03-20 23:58 | 山本亮平さん

片瀬和宏 陶展 @ 福果

d0087761_23225948.jpgd0087761_2323517.jpg
d0087761_23231149.jpgd0087761_23231667.jpg
d0087761_2323278.jpgd0087761_23233242.jpg
d0087761_23234097.jpgd0087761_2323516.jpg
d0087761_2324093.jpgd0087761_2324646.jpg
d0087761_23241124.jpgd0087761_2324173.jpg
d0087761_23242825.jpgd0087761_23243651.jpg

神保町のギャラリー福果(ふっか)で開催されている片瀬和宏さんの個展に行ってきました。片瀬さんは、沖縄芸大を卒業後、瀬戸で鋳込みの技法を学び、現在は愛知県豊田市で制作されています。今回の個展は、「鋳型の幾多」というサブタイトルの通り、鋳込み型によって作られた器の数々が展示されています。マンガン系の金属釉で作られた黒い器、口縁や把手に金・銀彩を施した白磁の器、そして白磁に灰釉を掛けた器を見ることで出来ました。器は、ひとつの鋳型で作られたものではなく、いくつかの型で作ったパーツを組み合わせることで全体の形に仕上げています。特に壁面に付きだした台の上に置かれた小さな花器は、その立体の重なりがユニークな造形を生み出しています。それは、ロシア構成主義で見られる造形やバウハウスのボークラーやリンディヒのような陶器のイメージを彷彿させます。彫刻として見ても面白い造形です。鋳込みによるパーツの組合わせですから、手間のかかるお仕事だと思いますが、さらにこの形をいろいろと発展させた器を見てみたいと思いました。


片瀬和宏 陶展 ~鋳型の幾多~
2010年3月16日(火)~27日(土)
12:00~19:00 (最終日は17:00迄 / 日曜休廊 / 3月22日は開廊)
gallery 福果 (東京・神保町) ホームページ

d0087761_23244629.jpg


by sora_hikari | 2010-03-20 23:46 | 片瀬和宏さん