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長谷川奈津さんの茶碗

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南青山 うつわ楓 2009年12月

長谷川奈津さんの茶碗です。径13センチ高さ5.5センチ。抹茶用の碗として作られたもの。此れ見よがしなところなく、自然体な形。静かだけれど芯の通った強さを感じます。

by sora_hikari | 2010-02-25 23:49 | 長谷川奈津さん

澄敬一 展 @ DEE'S HALL

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南青山のDEE'S HALLで開催されている澄 敬一さんの個展へ行ってきました。以前、目黒のCLASKAで澄さんの鳩時計展を見て以来です。澄さんは内装関係のお仕事やオブジェの制作をされている方です。かつて「push me pull you」という古道具や美術書を扱うお店をされていた事でも知られています。今回の展示品でまず目を引くのが会場センターに吊るされた木のボート。ひとり乗りサイズで、格子状の木組みの船底になっており、船べりにいろいろな道具がジョイントされています。水に浮くことはないけれど、どこか遠くの未来へ漕ぎだして行けそうな、パーソナルワールド。不思議な存在です。このボートに代表されるように、澄さんの作り出すものは、ある点で哲学的な暗示を、ある点でクスリと微笑む不条理な体験を呼び起こします。それらは、古い道具を一度解体して、再構成した不思議な「装置」。2つ以上の目的を持ったものが、改めて組み合わされることで、別の道具に生まれ変わっています。その装置に使われる、乾いた木、アルミ、ジョイント、リベットなどの共通する素材。剥き出しにされた素材は、かつての用途を削ぎ落とされ、新たに再変換されています。テリー・ギリアムの近未来の世界に登場するぎこちない機械、マルセル・デュシャンのレディメイド、東欧の無骨な道具。そんな個人の記憶に置き換えて咀嚼しようと試みるのですが、やはりそれはどこにもない澄敬一さんの作り出した世界観です。覆い隠された過剰な物があふれる中、モノの持つ意味を再認識させる澄さんのメッセージを感じる展示会でした。


澄敬一 ~ the winter market~
2010年2月23日(火)~3月4日(木)
12:00~20:00 (日曜・祝日及び最終日は18:00迄)
DEE'S HALL (東京・南青山) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-24 06:35 | 澄敬一さん

antos 展 @ Style-Hug Gallery

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原宿のスタイルハグ・ギャラリーで開催されているantos展へ行ってきました。antos(アントス)とは、東京福生の米軍ハウスで家具やオブジェを制作している小林寛樹さんと水田典寿さんによるユニットの名前です。個々に作品づくりもされていますが、今回はお二人共同のお仕事が見れる内容になっています。古物を組み合わせ加工した作品。古家具、古い木、流木、古い種子、錆びた鉄、何かの部品。使われるパーツは様々ですが、詩情を感じる枯れたトーンで繋がっています。和物の古さよりも、西洋の古さ。デカダンス、退廃美。まるで古い欧州の骨董屋にでも入ったような印象です。展示会タイトルにFantasiaとあるように、お二人が作り出す時代をスリップした幻想世界のようです。個人の部屋に置くのもいいし、服飾関係の店内を飾るのもいいでしょう。ひとつひとつに自分なりの思い入れが生まれる、そんなストーリーを感じるantosの作品でした。

antos ホームページ


antos ~Fantasia展~
2010年2月20日(土)~27日(土)
11:00~18:00
Style-Hug Gallery (東京・原宿) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-23 23:22 | 小林寛樹さん

森田春菜 展 @ 森岡書店

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茅場町の森岡書店で開催されている森田春菜さんの展示会へ行ってきました。森田さんは、陶の欠片のようなオブジェを作っておられます。陶片を会場全体にレイアウトし、一種のインスタレーションのようなディスプレイです。アート古書を扱う森岡書店の店内ギャラリーと、書籍展示スペースの中に作品がちりばめられています。ギャラリーの方では、細長い骨のような棒状の陶片が壁に連続して立て掛けられていて、壁全体を含めたひとつの抽象画を見るような印象です。また書籍展示スペースでは、ガラスの標本箱のなかで、綿敷きの上に土器片や骨片のように展示されています。それぞれの個体には用途はありませんが、海辺で拾ったものや発掘跡から見つかった欠片のように、物体を時間が洗い流したような純粋な存在を感じます。ふと心に引掛ってで拾った大切なもの。そういう個人的な体験にも似た気持ちを起こさせるのが、森田さんの作品の不思議です。


森田春菜 「 機 / 一 」
2010年2月22日(月)~27日(土)
13:00~20:00
森岡書店 (東京・茅場町)ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-23 23:11 | 森田春菜さん

井上枝利奈 ガラス展 @ ガレリア・アッカ

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台東区下谷にあるガレリア・アッカで開催されている井上枝利奈さんの個展へ行ってきました。井上さんは東京でパート・ド・ヴェール()という鋳込み型によるガラス作品を中心に作っておられます。今回の個展では、その技法で作られた蓋もの、箱もの、プレート、ボウル、アクセサリーなどを見ることができます。特に今回は、表面を研磨した色付きのガラス作品に目を引かれました。色の入ったガラス粒を溶かして鋳込み型に流し込み、型抜きをした後に表面を細く研磨をすることでスモーク状のガラスに仕上げてあります。それらは、とても淡い色合いで、ほのかな甘い香りがしてきそうです。その色の付いた形が、くもりガラス状の仕上げによって、外形の輪郭をぼかしたようになり、周辺の景色に溶け込むような印象を与えています。ソフトフォーカスで撮られた透明の色石鹸とでも言えばいいでしょうか。そんな淡く、甘く、ソフトなガラスが綺麗です。春に向けて、芽吹きを感じる色のガラスが、食卓や部屋をほんのり明るくしてくれそうです。作品づくり、ギャラリー運営()、そして子育て。日々お忙しいと思いますが、女性らしさを忘れないお気持ちが伝わってくるキュートなガラスの世界でした。


井上枝利奈 ガラス展
2010年2月20日(土)~27日(土) ※会期中無休
12:00~19:00 (最終日は17:00迄)
ガレリア・アッカ(東京・台東区下谷) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-21 21:44 | 井上枝利奈さん

井藤昌志 小道具展 @ KOHORO

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二子玉川のKOHOROで開催されている井藤昌志さんの個展へ行ってきました。井藤さんは木の家具や道具を長野県松本市で制作されています。今回の個展は、小道具を中心にした内容になっています。大小のオーバルボックス、バスケット、プレート、お盆、ふきん掛け、カッティングボード、スツールなどが展示されていました。楕円の箱は、シェーカーボックスと呼ばれ、18世紀末にアメリカのシェーカー教徒によって作られたもので、これを基にしたサイズ違いのボックスや、持ち手を付けたキャリングできるものを見ることができました。井藤さんの作る木の道具は、清らかな印象があります。シェーカースタイルという先入観があるのかもしれませんが、道具として無駄のない、そしてシャープで潔い形と素材の活かし方にそれを感じます。これは表面的な造形だけでなく、精神的な側面でも井藤さんのモノづくりの根っこに影響しているように思います。昨年は、松本市内に、元薬局だったという古いモルタル造りの建物を改装して、工房とカフェ&ギャラリー「ラボラトリオ」をオープンされたそうです。暮らしの場、制作の場、そしてお客様との出会いの場が一緒になったところで、今後もたくさんの良い木の作品が生まれるのだろうと思います。


井藤昌志 小道具展
2010年2月20日(土)~3月1日(月) 会期中無休
11:00~19:00
KOHORO (東京・二子玉川) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-21 20:46 | 井藤昌志さん

五月女寛 陶展 @ アトリエ・まめわぞ

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文京区千石にあるアトリエ・まめわぞで開催されている五月女寛さんの個展へ行ってきました。五月女さんは陶で作った積木のようなオブジェなどを作っておられます。今回の個展では、ヒビ化粧土の小さな花器をメインに展示されています。個展のタイトルに「いぬふぐり」と付けられています。それは、春先に道端で小さな花をつける野草の名前。地味だけれど、かわいらしく春を告げる花。そんな控えめな花の為の一輪挿しでありたいという思いなのかもしれません。その他には、小さな家のオブジェ、陶板、小鉢、色積木、壁掛け陶オブジェなどを見ることができました。五月女さんの作る陶作品は、部屋にちょこっと置いて、古道具や草花と一緒に生活のなかで楽しむことができる小品が魅力的です。以前、sasulaiという古道具兼アトリエだったこのお店は、現在、料理家・リメイカーとして活躍される塩山奈央さんの営むアトリエとギャラリーになっています。今回は、塩山さんの作る料理も一緒に楽しめる内容になっており、少し時間の止まったような下町情緒あるここで、五月女さんの作品に触れてみるのも良いと思います。


五月女寛 陶展 ~いぬふぐり~
2010年2月20日(土)~28日(日) ※24日(水)、25日(木)は休み
12:00~18:30
アトリエ・まめわぞ (東京・千石) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-21 20:45 | 五月女寛さん

五十嵐元次 器展 @ 黄色い鳥器店

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国立の黄色い鳥器店で開催されている五十嵐元次さんの個展へ行ってきました。五十嵐さんは福島県の会津で制作されています。60代になられるベテランの方。お作りなる器は、白磁を中心にしたシンプルな食器です。しっかりとした厚みのある飾りのないシンプルな器。日本民藝館展でも数多く出展されているようですから、民藝的な考えに添った器づくりをされているのだろうと思います。但し古くから受け継いだ窯元ではなく、個人で築窯されご自身で取り組まれているようです。今回の個展では、白磁、下絵白磁、青白磁の作風で、碗、皿、鉢、カップ、ポット、酒器、花器など全般的な器を見ることができました。いずれも生活空間のなかにすんなり馴染む主張を抑えた心地よい器ばかりです。毎日の暮らしで気負いなく使える役どころ。五十嵐さんのベースにある器づくりを感じる個展でした。


五十嵐元次 器展
2010年2月19日(金)~28日(日) ※会期中無休
11:00~18:00
黄色い鳥器店 (東京・国立) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-21 20:42 | 五十嵐元次さん

掛江祐造 展 @ 魯山

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西荻窪の魯山で開催されている掛江祐造さんの個展へ行ってきました。掛江さんは愛知県常滑で窖窯(あながま)による薪焼成で器作りをされています。今回の個展では、焼き締め、粉引、耐熱土の器を見ることができました。薪焼成による自然灰の器は、通常は緑色がかったものが多いですが、掛江さんの器の場合は、全体的に黒褐色系の渋みのある仕上がりになっているのが特徴的です。形は、食器として使い易いシンプルなもの。その形に、深い色合いの中で見える自然の変化が味わいあるテクスチャーを生み出しています。形や釉調に幅を持たせていくよりも、自分の世界観を絞り込んで掘り下げていくタイプのお仕事のように思います。朴訥としたお人柄と器が重なっていてなるほどと思います。


掛江祐造 展
2010年2月20日(土)~28日(日) ※23日(火)定休日
11:00~19:00
魯山 (東京・西荻窪) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-21 00:24 | 掛江祐造さん

川口江里 展 @ 間・kosumi

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東中野の間・kosumiで開催されている川口江里さんの個展へ行ってきました。川口さんは福島県いわき市で制作されています。今回の個展に「古(いにしえ)をおもう器」というタイトルが付けられているように、川口さんの作る器は、古器を感じさせる風合いが特徴的です。今回の個展では、貫入を渋染めした淡褐色の器、錆びた鉄のような器、古い琺瑯のような器、そしてトルコ青の器を見ることが出来ました。リム皿、角皿、輪花などの型ものの器で、洋と和を合わせた無国籍な印象があります。手にすると軽く、全般的に薄造りに出来ていて使いやすそうです。少し緩みを持たせた形と、古さを感じさせる質感が合わさって味わい深い仕上がりになっています。女性らしい形と、古色ある渋みが川口さんの器の魅力だと思います。


川口江里 ~古をおもう器~
2010年2月20日(土)~28日(日) 会期中無休
11:30~19:00  日曜・祝日 12:00~18:00 (最終日は16:00迄)
間・kosumi (東京・東中野) ホームページ

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by sora_hikari | 2010-02-21 00:24 | 川口江里さん