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小野哲平さんの湯呑

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原宿 Zakka 2009年12月

小野哲平さんの湯呑です。少し大ぶりのがっしりとした造り。自然に引き上げられたろくろで、土の感触が伝わってくる形をしています。それを灰釉がしっかりと覆っています。土と焼きの良い関係。力強さを感じる湯呑です。

by sora_hikari | 2009-12-31 06:23 | 小野哲平さん

川端健夫さんの木コースター

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二子玉川 KOHORO 2009年11月

川端健夫さんの木製のコースターです。団扇のような形に吊り下げが出来るように革紐が付けられています。小さな木のテーブルのような役割。ナチュラルな木の感触が優しいです。

by sora_hikari | 2009-12-29 09:02 | 川端健夫さん

横山拓也さんの黒碗

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西麻布 桃居 2009年11月

横山拓也さんの黒碗です。径10センチ、高さ6センチの小さめの碗です。横山さんの器は漆喰のような白が特徴的ですが、これは新たに作られた黒釉です。釉の流れや斑な重なりがあって、変化のある黒になっています。緩やかに繋がった口縁のラインは、揺らぐ波を感じさせます。

by sora_hikari | 2009-12-27 23:30 | 横山拓也さん

青木良太さんのボウル

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西麻布 桃居 2009年10月

青木良太さんの黒いボウルです。径は12センチほど。垂直に立ち上がった胴で、内側は丸くボウル状になっています。金属系の釉薬を使っています。見込みの釉だまりが冷え固まった溶岩のようです。

by sora_hikari | 2009-12-25 23:14 | 青木良太さん

古い蝋燭

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枯れた風情の和蝋燭。クリスマスに。

by sora_hikari | 2009-12-24 19:30 | 古いもの

「束芋 断面の世代」 @ 横浜美術館

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横浜美術館で開催されている「束芋 ~断面の世代~」展へ行ってきました。束芋(たばいも)は、現在30代半ばの現代美術の女性アーチスト。ユニークな名前です(謂れはwikipedia参照)。アーチストとして活動されてから10年目。若いのにキャリアがある方です。「にっぽんの台所」、「にっぽんの通勤快速」など現在の社会現象をアニメーション映像で表現するインスタレーションで世界的な評価を受けています。今回の展覧会では、5つの映像作品と挿絵原画が展示されています。挿絵は2006年~2007年に渡って朝日新聞に連載された「悪人」という新聞小説の挿絵の原画。劇画タッチの線でシュールなモチーフが描かれています。映像作品は、「団地層」、「油断髪」、「団断」、「ちぎれちぎれ」、「BLOW」の新作5作品。残念ながら見に行った日は機械の故障で2作品を見ることが出来ませんでしたが、他3作品で束芋の独特の映像世界に引き込まれました。身近な社会と個人との距離感。団塊ジュニアとも言われる30代の人たちの感じる社会と個のギャップのようなもの。展覧会のサブタイトルである「断面の世代」という言葉は、今の社会をずばっと横から切って、傍観しながら眺めているような、そんな関係性を語っているような気がします。説明しようとするとどうもしっくり来ないのですが、形状の変わったスクリーンに映し出される不思議な映像の世界には没入感があります。作品は現代のものですが、描かれる絵の雰囲気は60年代~70年代のサブカルを彷彿とさせます。寺山修司、唐十郎、横尾忠則、ガロなどの時代の臭い。社会との矛盾や軋轢がカルチャーとして描かれていた頃の精神世界。しかし当時は何かしら反発する対象が存在したのに対して、現在は周辺と距離をもったままリアルな対象を得られない喪失感というようなものを描いたところに束芋の作品のユニークさがあるような気がします。現代の不条理劇を見るような展覧会でした。

※度々の引用になりますが、こちらの方々のブログに展示作品が紹介されています。

・ブルータス副編集長、鈴木芳雄さんのブログ
・弐代目・青い日記帳のブログ 


束芋 ~断面の世代~
2009年12月11日(金)~2010年3月3日(水)
10:00~18:00 (入館は30分前迄)
休館日:木曜日、12月29日~1月1日、2月12日
横浜美術館 ホームページ | 束芋展ページ

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by sora_hikari | 2009-12-23 23:38 | 見て歩き

古橋治人さん、古橋真理子さんの匙と手編み

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東中野 間・kosumi 2009年11月

益子で制作されている古橋治人さん、古橋真理子さんご夫妻のものです。治人さんは手彫りの木匙、真理子さんは手編みリネンのコースターです。木匙はデザートやアイスクリーム用として。手編みコースターは壁に飾ってもかわいらしいです。口に触れて伝わる優しい木の匙、手触りが優しい手編みリネン。どちらにも共通する触覚の円やかさ。お二人の人柄そのものです。

by sora_hikari | 2009-12-22 23:41 | 古橋治人・真理子さん

「国宝 土偶展」 @ 東京国立博物館

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上野の東京国立博物館で開催されている「国宝 土偶展」へ行ってきました。展示会のチラシに書かれたキャッチコピーが「縄文スーパースター!」。その名の通り、縄文時代に作られた選りすぐりの土偶たちがずらりと並んでいます。国宝3点、重要文化財23点、重要美術品2点を含む計67点の土偶のオンパレードです。今回の展示では、初期のころの簡素な造りの土人形から、精巧に作られた代表的な土偶に出会うことができます。その中のいくつかは単体で見たり、教科書で見たことがあるものでしたが、これほど時代ごとにまとまった多くの土偶を展覧したのは初めてでした。土偶は縄文時代草創期から弥生時代の半ばまで、約1万年に渡って作り続けられたのだそうです。その目的は時代ごとに意味合いが変化し多元的に捉えられるそうですが、主には祭祀・呪術・信仰の道具として考えられ、「祈りの造形」とも称されるそうです。また土偶のほとんどは女性像なのだそうです。安産、多産、生命の神秘として女性像。以前聞いた話ですが、アフリカのある先住民族は、焼き物を作るのは女性しか許されなかったのだそうです。大地を使って人間の道具を作る行為は神聖なことであり、それが出来るのは子供を宿すことができる女性にしか認められなかったからなのだそうです。土偶が女性像であるということとは直接的な関係はありませんが、やはり地域を超えて土・焼き物に対して共通する「聖なるもの」という意識があるのかもしれません。今回展示されている土偶の数々は、形も表情も本当にユニークな造形をしたものが多いです。写実的な人物像ではなく、かなりデフォルメされた抽象表現。それらは、いま現在のアートとして十分に通用すると思います。岡本太郎の太陽の塔も土偶に基づいているのが良くわかります。ピカソもアフリカの原始美術に多くの影響を受けています。古代に作られた人の想いが象形化したものには、理屈を超えたパワーがあるのだろうと思います。全くの予備知識がなくとも、十分にその造形の素晴らしに心打たれる内容だと思います。古代のスーパースターたち。毎夜、閉館後に、わいわいやっているかも。そんな気もします。

※展示室の撮影は禁止されていますが、こちらの方々のブログに内覧会時の様子が紹介されています。

・弐代目・青い日記帳のブログ 「国宝 土偶展」
・ブルータス副編集長、鈴木芳雄さんのブログ 「国宝 土偶展@東京国立博物館」 



国宝 土偶展
2009年12月15日(火)~2010年2月21日(日)
9:30~17:00 (入館は16:30迄)
休館日:月曜日、年末年始(12/28~1/1) 
※1/11(月・祝)は開館、1/12(火)は休館
入館料:一般800円
東京国立博物館 本館特別5室 ホームページ

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※平成館1階の考古展示室でも土偶が数点展示されています。時間にゆとりあれば、土器から桃山の陶器まで幅広いものが展示されており見ごたえがあります。入場料はかかりません。現在、「茨城の弥生再葬墓」というテーマ展示も行われています。

特集陳列 「茨城の弥生再葬墓」
2009年12月1日~2010年3月14日
平成館1階 考古展示室 情報ページ

※考古展示室は撮影が出来ます。(フラッシュ・三脚禁止、一部展示品除く)

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by sora_hikari | 2009-12-20 23:13 | 見て歩き

「根津青山の茶の湯」 @ 根津美術館

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南青山の根津美術館で開催されている「根津青山の茶の湯」展へ行ってきました。リニューアル記念展の第2弾です。初代・根津嘉一郎氏が開いた茶会で使われた茶道具が特別展示されています。初代・根津嘉一郎氏は鉄道事業で財を成し政治家にもなった人ですが、若い頃から古美術に関心が高く多くの東洋美術品の数々を蒐集したのだそうです。その蒐集品のなかには多くの茶道具も含まれ、著名なものが根津美術館に収蔵されています。そんな中から選ばれた茶道具を用い、青山に造作した庭園で様々な茶会が開催されたのだそうです。今回の記念展では、その茶会の中から大正から昭和にかけて開かれた8回の茶席にスポットをあてた茶道具を見ることができます。お茶の世界では名高い美術館だけに、見ごたえのある道具の数々が並んでいました。


新創記念特別展 第2部
根津青山の茶の湯  ~初代根津嘉一郎の茶と道具~
2009年11月18日(水)~12月23日(水) 月曜休館
10:00~17:00
入館料:一般1200円
根津美術館 (東京・南青山) ホームページ

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※来年1月からはじまる第3回目の記念展です。

新創記念特別展 第3部
陶磁器ふたつの愉楽  ~観るやきもの・使ううつわ~
2010年1月9日(土)~2月28日(日)
イベント内容

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by sora_hikari | 2009-12-20 22:06 | 見て歩き

前川秀樹 像刻展 @ DEE'S HALL

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南青山のDEES HALLで開催されている前川秀樹さんの像刻展へ行ってきました。今回展示されていたのは35点。会期途中で追加され最終的に45点を見ることができるそうです。また像刻の展示に合わせて、過去と今回の作品を掲載した作品集が発売されています。この展示会は、「ulger(ウルゲル)」というタイトルがつけられています。中央アジアの小国アルタイで語り詠い続けられた叙情詩をそう呼ぶのだそうです。前川さんの作る像刻は、神話に登場する天使、妖精のような空想世界に棲む叙情的な存在と、巫女、僧侶、老人など中世に実在した人物のような叙事的な存在の2つの大きな描写があるように思います。3回目となる今回は、益々円熟みが増してきたように思います。ひとつひとつの像の完成度の高さ。キャラクターも様々、大作もあります。どの像にも物語が感じられ、独立した空気をもっています。そんな中、特に今回感じたのは表情の豊かさ。従来の静かに佇む姿の像に加えて一段と表現豊かな像を見ることが出来たように思います。厳しい顔、叫ぶような顔、笑む顔、憂う顔、迷う顔、見つめる顔。作品ごとに感じる表情は豊かです。自然を活かした動きのある木取りから、造形の中心は表情に集まっているように感じました。そこには作り手として、ここまで表現をしたいという強い想いと、彫りきった後の達成感が伝わってくるように思います。木の中にすでにある形の為に、周辺を切り除いていくような感じがあると、以前お聞きしたことがあります。前川さんに呼びかけている木の中の声が段々と強くなっているのかもしれません。毎回お伺いする度に、そんな数々の像刻と一期一会の出会いでしたが、今回それらを一冊の作品集としてまとめて下さっています。すでに前川さんの手元から旅立った像刻と今回の展示品のいくつかを合わせて80点余りが納められています。この本づくりには前川さん自ら積極的に関わり、作品ごとに合わせたシチュエーションを考え、時間をかけて丁寧に作りあげていったのだそうです。実際の作品を多くの人に届けられないだけに、単なるカタログとしてではなく、これをいわばひとつの作品として捉えていらっしゃるようです。書店での配布は来年1月からだそうですが、会場で先行して手にすることができました。ページをめくるごとに、以前の像刻との懐かしい再会とともに新たな感慨も湧いてきます。1年に渡る時間をかけて生み出された「2つ」の作品展。見ごたえのある内容でした。

※会場写真はご許可を得て撮影させて頂きました。


前川秀樹 像刻展 「ウルゲル ulger」
2009年12月16日(水)~25日(金)
12:00~20:00 (日曜・祝日、最終日は18:00迄)
DEE'S HALL (東京・南青山) ホームページ

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※写真家 首藤幹夫氏によるスライド上映会 & トークショーが開催されます。

首藤幹夫 「VOMER  像刻への眼差し」 
2009年12月26日(土) 18:00~20:30 (開場17:00)
2500円(ドリンク付き) / 定員50名 (展覧会場にてチケット販売) 
DEE'S HALL 詳細ページ




VOMER ヴォメル ~前川秀樹 像刻作品集~
著者:前川秀樹 撮影:首藤幹夫 デザイン:関宙明、松村有里子 編集:渡辺尚子 
2010年1月3日発売予定
定価3800円(税別)
発行:ラトルズ

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by sora_hikari | 2009-12-19 06:21 | 前川秀樹さん