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上田快・上田亜矢子 展 @ DEE'S HALL

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上田快さんの作品
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上田亜矢子さんの作品
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南青山のDEE'S HALLで開催されている上田快さん・上田亜矢子さんの「2つの地点」へ行ってきました。上田さんご夫妻は、山梨県の八ヶ岳南麓で石の彫刻作品を作っておられます。今回の展示会では、ご主人の快さんは大型の石彫作品とエッチング作品を、奥さまの亜矢子さんは小型の石彫作品を出品されています。まず快さんの作品ですが、会場の中央に1.5トンぐらいある大きなものが2つ置かれています。墓石などにも使われるという本小松石というグレーの輝石安山岩を、こつこつと叩き仕上げ、石の堅さを感じないような波打った柔かなフォルムをしています。重量感があるのに、海面や風のような軽やかさを感じる作品です。またそれらとは対照的に、小さなエッチング作品も見ることができます。5センチほどの四角い中に微細に描かれた線画が綺麗です。大小の立体と平面の作品ですが、そこには共通する造形感覚があるように思いました。次に奥さまの亜矢子さんの作品ですが、こちらはイタリアで採れるトラバーチンという大理石を使った卓上に載るサイズのものが、40点近く置かれています。明るく優しい色合いのその石は柔かな印象があります。大きな塊りの石から、小さく割り出して彫っていくのだそうです。亜矢子さんの作品は、とても不思議な気持ちを湧き起こさせます。亜矢子さんのお言葉を借りれば、図鑑をめくるような感じ。それも空想世界の古代生物や植物の標本を見るような印象です。それぞれの作品につけられたタイトルも、音感やイメージから生み出されたというカタカナの造語が付けられています。一見しただけでは、重量のある石を感じない有機物のようです。お二人のような石を彫るという仕事は、数を作ることも大変だと思いますし、製作のプロセスで偶発性というのも少ないのだろうと思います。まさにこつこつと作る毎日。日々、堅い石に、ひとつひとつの生命の吹き込んでいるのだろうと思います。


上田快 / 上田亜矢子 ~2つの地点~
2009年11月25日(水)~12月2日(水)
12:00~20:00 (日曜、最終日は18:00迄)
DEE'S HALL (東京・南青山) ホームページ

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Kai Studio:上田さんのホームページ


by sora_hikari | 2009-11-29 00:59 | 上田快・亜矢子さん

花と器 展 @ Gallery Uchiumi

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東麻布のギャラリー・ウチウミで開催されている「花と器」展へ行ってきました。ギャラリー・ウチウミは、通常、キリスト美術や古器などを扱う骨董店です。今回は、野の花に合う古い器をテーマにした企画展になっています。店内に置かれたものは、土器、ガラス瓶、鉄器、陶器など素材も国籍も問わない古いものものです。多くのものが花器として作られたものではなく、別の用途で使われていた骨董やジャンクの品々です。弥生土器、須恵器、古瀬戸、ヨーロッパガラス瓶、アフリカの鉄器、デルフト壺、ガレナ釉壷、李朝石箱、キャンドルスタンドなど様々なもの。それらは、ギャラリーのオーナーである内海さんの見立てにより、花に合わせ易いものが選ばれています。時間を経た品々は、そのものだけでも魅力がありますが、時に一輪、一枝を活けることで生活空間に一服の潤いが生まれるように思えます。枯れゆくものに一輪の生命。素敵な演出です。


「花と器」展
2009年11月21日(土)~29日(日)
12:00~19:00
Gallery uchiumi (東京・東麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2009-11-28 17:57 | 見て歩き

光藤佐 WEEK展 @ 日々

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銀座の日々(にちにち)で開催されている光藤佐(みつふじたすく)さんの個展へ行ってきました。光藤さんは、兵庫県朝来市で制作されています。光藤さんのお名前は何度もお聞きしたことがあるのですが、個展にお伺いするのは今回がはじめてになります。今回の展示品を見ると、朝鮮の器をベースにされたものを主にお作りになるようです。粉引、刷毛目、三島などの粉青沙器、黒高麗を彷彿させる黒釉の器、鉄釉と藁灰を掛け分けた朝鮮唐津、鉄絵を施した絵唐津など伝統を感じる器を見ることができました。しかし、古来の再現だけを目的にするのではなく、日常使いを中心に作っているところに、光藤さんの器づくりに対する姿勢を感じることができました。料理づくりも玄人肌と聞きましたので、食べる楽しみと器づくりの価値観がきちんと繋がっておられるのだろうなと思います。土ものの器の味わい、伝統の美、そして日常性。大人な器づくりを感じる展示内容だったように思います。


光藤 佐 WEEK ~毎日のうつわ~
2009年11月26日(木)~12月2日(水)
12:00~19:00 (最終日は17:00終了)
日々(東京・エポカザショップ銀座内) ホームページ

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by sora_hikari | 2009-11-27 23:52 | 光藤佐さん

村木雄児さんの三島手鉢

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目白 Gallery FUURO 2009年10月

村木雄児さんの三島手の鉢です。三島手とは、線彫りをした所に白化粧土を残した模様で、李氏朝鮮時代にて作られたものが原点です。村木さんは、そのような細工をした器を定番としてお作りになっていますが、過去のものを忠実に再現するというよりも、それを自分なりに咀嚼した上で、ご自身らしい器にされているように思います。この鉢は、いつもの村木さんの三島手の焼き上がりとは少し違った色合いになっているのだそうです。多分、見込みに浮き出た鉄色がその特徴なのだと思いますが、むしろその変化が魅力になっていると思います。

by sora_hikari | 2009-11-26 00:32 | 村木雄児さん

村木雄児さんの粉引碗

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目白 Gallery FUURO 2009年10月

村木雄児さんの粉引碗です。村木さんは粉引の器をいつもお作りになりますが、この碗の色合いの粉引は、先回の個展で新たに取り組まれたものなのだそうです。ほんのり赤みの混ざり合った白が優しい表情を生み出しています。シンプルな碗ですが、魅力がたくさん詰まった器だと思います。

by sora_hikari | 2009-11-24 23:50 | 村木雄児さん

岩田圭介 作陶展 @ 桃居

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西麻布の桃居で開催されている岩田圭介さんの個展へ行ってきました。各所で個展を開催されていますが、桃居でははじめての展示会になるそうです。岩田さんは福岡県で製作されています。大学の彫刻学科を卒業後、瀬戸の窯業学校で陶芸を学び、河本五郎氏に師事された後、1983年に独立されたそうです。岩田さんは、器からオブジェまで境目なく多彩な形や表現のものをお作りになられます。そのどれもが個性的で、軽やかな自在さを感じます。焼き物ならではの質感や可塑性を活かしながら、リズムを感じる色合いであったり、土器のような土質であったり、石のような重厚な質感があったりと、作る形状、用途によって、その印象は異なりますが、共通した空気感があるように思います。それは作品との適度な距離感のとり方にあるように感じます。それぞれ手づくりの作品なのですが、情念が籠り過ぎない一定の客観性とでも言えばいいのでしょうか、そういう対象への目線の置き方が、形や表現が違ってもクールなかっこ良さを生み出しているように思います。今回の個展に向けて寄せれたメッセージが桃居のホームページに掲載されていますが、その文章からも何故か同じようなトーンを感じるように思います。陶器をこのようなスタイルで表現してきた方として先駆けになる方なのだと思いますけれど、どこかそういう年齢や時間の積み重ねを感じさせない、飄々とした雰囲気が魅力的な展示作品だと思いました。


岩田圭介 作陶展
2009年11月23日(月)~11月28日(土)
11:00~19:00
桃居 (東京・西麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2009-11-23 23:17 | 岩田圭介さん

小澤基晴 陶展 @ R no.2

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鎌倉の稲村ケ崎にあるRの2号店にて開催されている小澤基晴さんの個展へ行ってきました。そのギャラリーは、江ノ電の稲村ケ崎駅沿いにある古家具や古道具を扱うRというお店の2階にあります。梯子を上った屋根裏のような場所が今回の展示会場になっています。小澤さんは、岐阜県多治見市で製作されています。小澤さんの作る器は、独特の色づくりが特徴的です。今回の個展では、淡黄、鉄赤、ブロンズの3色の器が展示されていました。じっくり練られた上で生み出された色は、それぞれに彩度を持ちながら、しっとりと落ち着いた柔かい色合いになっていて、手触り良く陶土の上にまとわれています。これらの小澤カラーを特徴ある一本の縦線とするならば、もう一方は小澤フォルムという横線で編まれています。それは、作品の一品性を抑えたモダンクラフトのような整った形づくりのように思います。用途を中心に据えた人肌のこもった半プロダクトと言えばいいでしょうか。デザインされた形と手づくり感が、ちょうど良い具合にバランスしています。北欧デザインに和の柔かさを加えたような印象です。独特の色と柔かさは、小澤さんの優しい人柄そのものが器に表れているように思います。秋色を感じさせる今回の展示ラインナップ。少し時間がとまったようなギャラリーの屋根裏で、時折通り過ぎる江ノ電の音と一緒に、暖かい時間が流れていました。


小澤基晴 陶展
2009年11月18日(水)~22日(日)
12:00~18:00 (最終日17:00まで)
R no.2 (鎌倉市・稲村ケ崎) ホームページ

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※小澤さんのブログ。丁寧なお人柄が感じられます。


by sora_hikari | 2009-11-21 07:50 | 小澤基晴さん

川端健夫 展 @ KOHORO

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二子玉川のKOHOROで開催されている川端健夫さんの個展へ行ってきました。川端さんは滋賀県甲賀市にある工房で製作されています。そこは古い農学校を改装したマンマミーアという菓子工房とギャラリーにもなっている所です。川端さんの作る木の器はどれも生活の中で自然に使える優しさを持っています。農業大学を卒業後、農業法人に勤め、その後、木工のお仕事を修業し、現在のように作家とギャラリーの運営に携わっておられます。木工仕事をされ始めた頃は、家具を中心に製作されていたそうですが、その後、お子様の誕生と成長の中で、より生活に近く日常で使える道具を作り始めたのが、現在の木の食器づくりに繋がっているようです。それ故か、作る器はどれも生活者目線の実用性と、手作りならではの優しさのあるものになっています。今回の個展では、特にお菓子を食べてもらうための器づくりに力を入れておられるそうです。それは、ご自宅のマンマミーアで活躍されている奥さまのmiaさんの作るお菓子をおいしく食べてもらうという思いがあるからなようです。自分の家族を大切にするための器づくり。それはどんな人にも届く共通した暖かいメッセージのように思います。

※店内の様子は川端さんとお店のご許可を得て撮影させて頂きました。


川端健夫 展2009年11月20日(金)~29日(日) 会期中無休
11:00~19:00
KOHORO (東京・二子玉川) ホームページ

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by sora_hikari | 2009-11-20 23:05 | 川端健夫さん

村木雄児さんの灰釉大皿

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目白 FUURO 2009年10月

村木雄児さんの大皿です。9寸ほどの大きさですから、大皿というには若干小さいのかもしれませんが、その威風堂々とした姿は、実寸以上に大きな印象を受けます。白化粧土の上に掛った緑色の灰釉が斑に流れ、縁に近い部分が皺状の模様になっています。土から浮き出た大きな鉄の塊跡がこのお皿を特徴づけています。村木さんの優しいの器の中では、少し粗々しさが前にでた魅力のある大皿だと思います。

by sora_hikari | 2009-11-19 23:58 | 村木雄児さん

横山拓也 作陶展 @ 桃居

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西麻布の桃居で開催されている横山拓也さんの個展へ行ってきました。横山さんは岐阜県の多治見で製作されています。今回の展示では、従来の白の器に加えて、新たなに黒い器を見ることができました。以前にも黒い器を作っておられましたが、今回のものはそれとは違った釉調になっています。鉄分を含んだ釉で、艶のある所とマットな所とが混ざりあった仕上がりになっています。横山さんの作る器は、精緻でストイックな印象を持っています。それは漆喰で塗り込まれたような白であったり、緩やかなラインで生み出された形であったり、器の持つ外見にもありますが、やはりその根幹にある横山さんの器作りへの一途さからくるように思います。


横山拓也 作陶展
2009年11月16日(月)~11月21日(土)
11:00~19:00
桃居 (東京・西麻布) ホームページ

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by sora_hikari | 2009-11-16 23:24 | 横山拓也さん