<   2008年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

キャンドルスタンド

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琺瑯製のキャンドルスタンドです。琺瑯独特の柔らかな質感と、花の形をした凹凸が優しく光を受け止めて綺麗です。簡素な造りですが、かえってくどさの無い分、道具としての佇まいが素直で良いなと思います。

by sora_hikari | 2008-07-26 00:30 | 古いもの

大西みゆきさんのガラス鉢

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つくば市 シンゴスターリビング 2008年7月

大西みゆきさんの花の形をしたガラス鉢です。クリアなガラスに入った花びら状のラインが光を屈折させて綺麗に見えます。宙吹きしたガラスを型にはめてラインを写しとり、熱いうちに口を広げていくのだそうです。その時間は10分~15分程度。どこまで伸ばすか、どこまで広げるか、そしてどこで止めるかに、作り手の意図が表れるのだと思います。短い時間の中で決める呼吸の技。作り出したいイメージが頭の中にあるからこそ、短い時間の中で生み出せる形。暑い夏の食卓を涼しく演出でしてくれそうです。

by sora_hikari | 2008-07-23 23:30 | 大西みゆきさん

オチコチ

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先日オープンしたばかりのオチコチさんへ行ってきました。自由が丘駅の北口を出て、自由通りを5分ほど歩いて入った路地の落ち着いた住宅街の中にあります。お店には、作家さんものの器、カトラリー、リネンのもの、そして小さな子供向けのグッズが置いてあります。女性の視点で選ばれたものは、どれも優しい表情をしていて、オーナー姉妹のお人柄を感じさせます。子供にも大人にも、いいものを使ってもらうことで、日常の暮らしを豊かにして欲しいという気持ちが伝わってくるようです。お店の名前になっている'オチコチ'は、辞書で調べると、遠い・近いという意味のほかに今と昔、将来と現在という時間軸を表す意味があるようです。長く生活の中で使い続けていける良いものを届けたいというお考えが、お店の名前に込められているのかもしれません。休日には人通りの多い自由が丘の街ですが、ここは少し喧騒から離れて、落ち着いた気持ちでゆっくりと器を選べる良いところです。


オチコチ
目黒区自由が丘1-3-22 自由が丘アッシュ101 ※地図
11:00-19:00  日曜日定休
03-3723-0104


by sora_hikari | 2008-07-22 00:23 | 見て歩き

棚橋祐介さんのボウル

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表参道 WISE WISE 2008年6月

棚橋祐介さんの白磁ボウルです。薄手で軽く、横から見るラインはまろやかです。やや黄濁した白は欧州の古い磁器を彷彿させる色合いです。見込みと高台周りに入った貫入に染み込んだ稲妻のような渋模様が、顕著な見どころでしょう。しかしその本質は、加飾の表層にあるのではなく、古きに表れる美しさを、棚橋さんの手と眼で咀嚼して生み出した審美性にあるように思います。

by sora_hikari | 2008-07-19 20:46 | 棚橋祐介さん

古い木馬

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古い木馬。まず質感、綺麗です。木の汚れ、塗装の剥がれ。重なる年月が作り出したテクスチャーの不思議です。次に形、静かです。木馬と書きましたが、見た目は犬かロバ。首が短く胴が厚く、足は短め。実直そうでおとなしそう。動きがありません。子供の遊具だったのでしょうか。今はただ、黙ってそこにいるだけ。ネパールの古いものだそうです。

by sora_hikari | 2008-07-18 00:16 | 古いもの

木下宝さんのガラス

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蔵前 in-kyo 2008年6月

木下宝さんのガラス。上は高さは35センチほどあるボトル。クリアなガラスが、すっと天に向かって伸びています。負荷なく、力まず、自然な流体。胴にぽつりと残る一粒の気泡がかわいいです。あるようでない、ないようである。部屋に置くと不思議な存在感です。下は少し広口のグラス。縦横比は細長く、スマートな立ち姿です。夏に氷入りの飲み物を飲みやすくするための広口だそうです。周りに結露する水滴も美しく見えるグラスです。いくつもガラスを吹いていると、自分の意識を超えて、すっと気持ちよく伸びることがあるそうです。まるで誰かがそのように吹かせてくれたかのようだと。木下さんの言葉。ものづくりをしていると、何か、そういう存在を感じる時があるのだと思います。そんなトランスを経験してみたいものです。

by sora_hikari | 2008-07-15 19:47 | 木下宝さん

錫のスプーン

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18世紀の錫のスプーン。掬う部分が変形し捩れています。金属なのに柔らかな質感です。錫という金属は融点が低く加工がし易かったために古くから用いられていました。経年で見せる独特の色合いや質感が美しく、錫を用いたピュータのお皿を好む方も多いようです。

by sora_hikari | 2008-07-15 00:45 | 古いもの

大西みゆきさんの個展

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つくば市のシンゴスターリビングさんで開催されている大西みゆきさんの個展へ行ってきました。「硝子の森」と題され、涼しげなクリアなガラスの器、エナメルで色の付けられたエレガントな器などいろいろな表現の硝子が、落ち着いた店内に展示されています。花形に絞り模様のついた鉢や朝顔のように花開いた鉢は、涼しげで夏の食卓に活躍しそうです。また色や模様の付いたガラスの器は、夏に限らずデザート皿やサラダボウルなどとして良さそうです。器だけでなく、優しい形をした風鈴、照明、花器なども置かれ、見ていて楽しい気持ちにさせてくれます。大西さんは、北欧でガラスのお仕事をされたことがあるようですが、そういう経験が洗練された形や色彩に表れているのかもしれません。現在のお住まいは、つくばとのことですが、地元のシンゴスターさんでの個展は、きっとリラックスしたお気持でおられるように感じました。急に日差しの強くなった週末の初夏の日差しに、一服の清涼感を得られる、そんな気持のよい個展です。


大西みゆき ガラス展 「硝子の森」
2008年7月12日(土)-20日(日) ※月曜定休
13:00-20:00
シンゴスターリビング(茨城県つくば市) ※HP

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by sora_hikari | 2008-07-14 00:38 | 大西みゆきさん

田鶴濱守人さんの青白磁鉢

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西荻窪 魯山 2008年6月

田鶴濱さんの青白磁の中鉢です。今回初めての青白磁だそうです。厚めに掛かった釉薬が柔らかく土を包みしっとりした感じがします。裏の下半分には釉がかかっておらず、使っていくうちに色が付いて味わいが出てきそうです。高台は勢いを残したまま削られています。従来の田鶴濱さんの器は、黒錆色や鉄釉を使った色合いの濃い渋めのものや、刷毛目、粉引のざっくりしたものでしたが、こういった清涼感のある色合いの器を見るのも良いものです。この色が今後どのように熟成されていくのか楽しみです。



※田鶴濱さんの個展が7月に開催されるそうです。

田鶴濱守人 陶展
2008年7月18日(金)-30日(木)
9:00-17:00
方円館・画廊
愛知県常滑市金山字上砂原123番地
とこなめ焼卸売団地内
0569-43-7101


by sora_hikari | 2008-07-11 21:10 | 田鶴濱守人さん

伊藤正さんの角鉢

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西麻布 桃居 2008年6月

岩手県花巻市で制作されている伊藤正さんの角鉢です。正方形で立ち上がりが放射状に広がっています。質感は一見すると石のように見えます。炻器(せっき)と言われる堅い焼締めの器です。自ら掘ってきた土を使い、手び練りで成形しながら、このような粗々しい変化をつけ、焼成後に更に金属ブラシで磨くことで、このテクスチャーを生み出しているそうです。土探しから仕上げまで、手間のかかるお仕事ですが、そういう遠回りをする過程で、土と格闘し、土をならし、そして土と戯れることで、ご自身の世界に近付けていくのだろうと思います。石と土の間のような器。堅い中に見えてくる深遠な土の表情から、伊藤さんの土へのこだわりが伝わってくるように思います。

by sora_hikari | 2008-07-09 21:19 | 伊藤正さん