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どんぶり、刷毛目皿(自作)

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どんぶり1
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5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

どんぶり2
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5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

どんぶり3
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5.5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

どんぶり4
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5.5寸 赤土/白化粧/マット釉/炭化焼成

刷毛目皿1
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9寸 赤土/白化粧刷毛目/イラボ/炭化焼成

刷毛目深皿2
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9寸 赤土/白化粧刷毛目/イラボ/炭化焼成

久しぶりの自作の器。4月頃に制作し、先日焼成が出来ました。従来のものと変わり映えはしませんが、実用的なものを作りました。ろくろの形はいまひとつですが、この釉薬は安定しているようです。以上、記録として。

by sora_hikari | 2008-06-12 23:03 | 自作のもの

大崎麻生さんの茶筒と茶さじ

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南青山 うつわ楓 2008年5月

北海道の置戸町で制作されている大崎麻生さんの茶筒と茶匙です。エンジュというマメ科落葉高木を素材にしています。シンプルな形にスキッとした木目が清らかで綺麗です。茶筒は蓋をとって上からかぶせると、空気がゆっくりと押されて静かに下に沈んでいきます。まるで静かにエレベーターが止まる時のような感触です。形はいたってシンプルですが、蓋の被さる内側にはほんのわずかなテーパーがとってあり、機能性を伴う所への配慮と技術的な高さを感じます。大崎さんのお作りなる木の道具は技を表に見せつけない‘普通’の良さがあります。木ろくろで削られた形は、多くの手を加え過ぎず木の持つ魅力をそのまま引き出しているように思います。作家として取り組むには意外と難しい‘普通’な表現。ご自身の木に向き合う姿勢そのものが表れているのだろうなと思います。

by sora_hikari | 2008-06-10 21:25 | 大崎麻生さん

鉛の玉

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土の玉のように見えますが、16-17世紀頃のオランダの鉛で出来た弾なのだそうです。その出処を知ると忌まわしいものですが、はるか昔に役を終え抜殻となったこの歪な球体を見ていると、静かで不思議な存在感が伝わってきます。

by sora_hikari | 2008-06-07 21:46 | 古いもの

小野寺あき さんの個展

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恵比寿の知器さんで開催されている小野寺あきさんの個展へ行ってきました。神奈川県の藤野で制作されています。個展にお伺いするのは今回で2回目になります。前回展示されていたのは、有機的な形状の磨き込まれたオブジェが中心だったのですが、今回は土の荒々しさを残した土器のオブジェが新たに展示されていました。古墳から掘り出されてきたような土の塊。野焼された土器が溶けてくっついたような姿のものや、中東の古い動物形の土器のようなものが展示されています。この土はお住いの裏山から掘ってきたものを使っているそうです。決して陶芸向きの土ではないと思うのですが、むしろそういう扱いづらく、自分の生活圏にある土だからこそ、焼き上げた時の思い入れは尚一層深まるのではないかと思います。かつて土師器の遺跡発掘やホンジュラスでの陶芸指導の経験が、プリミティブな土への憧憬に繋がっているようです。土の脆さと強さ。焼成を経ることで引きだされる神秘性。そんな土の持つ根源的な力が小野寺さんの作品からは伝わってきます。昨年の磨き込まれたオブジェは今回の新作と全く違った表情のように見えますが、実はそれは古墳時代の勾玉(まがたま)のような質感をしており、古代の人が土に込めた思いを表現するという文脈で、ふたつの作品は繋がっているように思いました。小野寺さんの作りだす造形によって、土の美しさの2面性を感じられる作品の数々でした。

※会場内に掲示されていた小野寺さんの個展に向けた言葉の抜粋です

(前略)
私が表現したい事は、生と死を繰り返し続いてゆく生命のあたたかい流れです。
それは泥の海のようで、かつて自分もそこから生まれ、やがて還ってゆく場所だと想像します。

柔らかな土を触っていると、幾万の有機物が堆積した末の物質である土に、生命の深い闇が凝縮していることを感じ、泥の海の中で全てと溶け合っていた感覚が自分の奥に目覚め、体を通りすぎてゆきます。

そうして、この世界に一粒の物質として顕れたものが、私にとっての作品であるように思います。

(後略)


小野寺あき -環-
2008年6月6日(金)-6月13日(金) ※6月9日(月)は休
13:00-19:00
ギャラリー知器
東京都渋谷区恵比寿南1丁目9−10TDビル2階 (地図

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※小野寺さんの工房の様子が、雑誌「日々」12号で紹介されています
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by sora_hikari | 2008-06-07 07:00 | 小野寺あきさん

山野辺孝さんの個展

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目白のギャラリーFUUROさんで開催されている山野辺孝さんの個展へ行ってきました。山野辺さんは笠間で陶芸の勉強をされた後、現在は福島県いわき市で制作されています。山野辺さんの器は笠間や益子で拝見したことがあるのですが、東京の個展にお伺いするのははじめてです。以前は、織部釉の印象が強く残っていたのですが、今回の個展では織部に加えて、粉引の白い器や黄瀬戸の器も並んでいました。形もよりシンプルになり、静かな雰囲気が綺麗でした。ベーシックな色にベーシックな形。加飾を排し、一歩自分を抑えた器のように見えました。


山野邊孝 展
2008年5月31日(土)-6月7日(土)
11:00-19:00(最終日17:00迄)
ギャラリーFUURO(目白) ※HP

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by sora_hikari | 2008-06-07 00:57 | 山野邊孝さん

艸田正樹さんの個展

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西麻布の桃居さんで開催されている艸田正樹(くさだまさき)さんの個展へ行ってきました。艸田さんは金沢で制作されています。名古屋の大学を卒業後、東京のシンクタンクへ勤め、その後ガラスの道に進んだ経歴をお持ちです。こう書くとごく簡単な内容ですが、実際のその過程には様々な葛藤を経ていらっしゃるのだろうなと思います。艸田さんの作られるガラスの器は、ピンブロウという技法だそうです。通常ガラスの器づくりは、吹き竿の先端に溶かしたガラスを巻きつけて、竿の穴に口で空気を送り込んでガラスを膨らませていく“宙吹き”という方法が多いのだそうですが、艸田さんがやられるピンブロウは、鉄の棒の先についたガラスに濡れた紙を圧しあてて、そこで発生する蒸気がガラス内に入る自然の力によって器を膨らませていくのだそうです。実際にその作業を目にしたことがないので、うまくイメージできないところもあるのですが、そうすることで人為的な力の加わらない自然な力学によってガラスの広がりができるようです。そういう過程を経ているために、艸田さんの作るガラスの器は、水面に落とした波紋のように美しく広がり、透明な清らかさが縁から外に向って伸び続けているように見えるのだと思います。ガラスづくりというのは、灼熱のボイラーの前で生み出す瞬間的でスポーツのような呼吸が必要なように思います。汗をともなう作業を経た結果、生み出された涼しげな姿は、なにか神々しさを伴っているような気がします。はかなくもピンと張りつめた艸田さんのガラスの器。いろいろな姿が楽しめます。


艸田正樹 硝子展
2008年6月2日(月)-6月7日(土)
11:00-19:00
桃居(西麻布) ※HP

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by sora_hikari | 2008-06-06 01:07 | 艸田正樹さん

青木良太さんの個展

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銀座1丁目のTKG Editionsで開催されている青木良太さんの個展へ行ってきました。今回の個展のユニークさは展示されている器にもあるのですが、それとともにこのTKG(小山登美夫ギャラリー)で開催されている点にもあるように思います。小山登美夫さんのギャラリーと言えば、村上隆さんや奈良美智さんの作品の取り扱いで有名ですが、現代アートをきちんとビジネス的な視点で捉え、その価値評価を世界に向けて発信しているギャラリーとして知られていると思います。そんなギャラリーで青木さんの器が取り上げられる様子が興味深いと思います。同ギャラリーでは過去にアダム・シルヴァーマンさんという陶芸家の展示を行ったことがあるそうですが、日本人作家としては青木さんが初めてだとのことでした。今回展示されている作品は青木さんのお作りなる全般的なもので、特殊な釉薬による鉢や碗など、そして銀彩、白磁の器などが並んでいました。展示期間も後半ということで半分以下の数しか見ることは出来ませんでしたが、それでも個々の研ぎ澄まされて緊張感のある器は、なるほど青木さんの世界だなと感じさせられます。陶芸作家はどちらかといえば、清貧の美徳を重んじることがあるように思うのですが、このようなギャラリーで陶芸というものが新たに捉えられてもっと大きな経済の流れの中で幅を広げていくのも良いのではないかと思います。屈託なく新たなチャレンジをされる青木さんの作家としての活動が、従来とは違った流通の世界と結びつけば良いなと思います。


青木良太展
2008年5月24日(土)-6月7日(土)
TKG Editions(銀座1丁目) ※HP
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現代アートビジネス (アスキー新書 61)
小山 登美夫 (著)
アスキー・メディアワークス
発売日: 2008/04



by sora_hikari | 2008-06-05 23:26 | 青木良太さん

古いゴブレット

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猟師の絵が描かれたゴブレット。1900~1920年代のフランスのものだそうです。口まわりの焼けが味になっています。

by sora_hikari | 2008-06-04 23:11 | 古いもの

古いオイル注し

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古いオイル注し。金属の色の変化が綺麗です。

by sora_hikari | 2008-06-03 20:05 | 古いもの

小澤基晴さんのリム皿

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千駄ヶ谷 SHIZEN 2008年5月

岐阜県土岐市の小澤基晴さんのリム皿です。リムに傾斜がついていて少し深さがあります。小澤さんの作る器は、色によるシリーズが分かれていますが、この色は今回の展示で初めて拝見した新色です。薄い茶系の色で、ミルクココアのような色合いです。それもココアが完全に溶けきれずに少し粒々が残っているようなマットな質感と色になっています。温かくて甘そうなトーンが魅力的です。小澤さんの作る形はプレーンで自我を抑えたところがあります。少し量産品のように、敢えて自分のくせや手跡などを引き算して無機質さを出しているように思います。そこに自分の思う色を重ねて幅を広げていく。そんな静かな主張が、‘今民芸’的な表現で小澤さんらしいなと思います。

by sora_hikari | 2008-06-03 00:57 | 小澤基晴さん