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雑誌2冊



2月に続けて発売された器やクラフトを扱った雑誌です。編集内容も分かり易く、旬な器や作家さんを知るには良いかもしれません。男性系雑誌に扱われる器の視点も興味深いです。こういうメディアを通じて手仕事をする人達への興味の裾野が広がるといいなと思います。


d0087761_6262093.jpg日本、ものづくり発見!
Esquire(エスクァイア)
2008年4月号(2月23日発売)
700円(税込) [Amazonはこちら]




d0087761_6261376.jpg今、買いたい器100
Casa BRUTUS
2008年3月号(2月9日発売)
880円(税込) [Amazonはこちら]

by sora_hikari | 2008-02-27 07:00 |

松村英治さんの個展



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西荻窪の魯山で開催されている松村英治さんの個展へ行ってきました。満を持しての魯山での初個展、楽しみにしていました。魯山さんと松村さんの持つ男臭さがよく調和しています。お客様に向けた器の個展ではありますが、一方で魯山の大嶌さんに向けて正面から挑むような気概も感じました。今回の個展では、ガス窯での焼締め、火山灰を使ったもの、そして初めて白磁も見ることが出来ました。松村さんの器は、どれも渋いです。一般的に焼締めというと薪窯により火色や自然灰の変化を見どころとすることが多いと思いますが、松村さんの場合、それをガス窯で表現されようとしています。それは食卓で使い易い器、毎日使ってもらえる器を作りたいという松村さんのポリシーに根ざしています。重さ、形状、質感、コスト面などから安定した器づくりをするために、敢えて焼成を薪に拘らず一般化し、尚且つ焼締めとしての色合いを活かす。この両方を満たすために、何度にも渡る焼成を行い、その過程で入念な磨きを行い、焼締めにありがちなガサガサとした質感を消して、つるんとした手触りで、スポンジでも洗い易い器づくりを心がけておらるそうです。こういう手間をかけることによって、渋さを出しながら日常使いのし易いプレーンな焼締めを実現されています。松村さんの器づくりに向ける信念。そういう気持ちを知ることで、またより深い器への思い入れが強くなっていくように思います。

松村英治個展
2008年2月23日(土)-3月2日(日) [※26日(火)は定休]
11:00-19:00
魯山(西荻窪) ※地図

by sora_hikari | 2008-02-25 01:33 | 松村英治さん

瀬戸焼の片口

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古い瀬戸焼の片口です。胴の変色や口縁の焼け具合が良い見所です。

by sora_hikari | 2008-02-22 07:18 | 古いもの

鉄の杯

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錆びた鉄の杯です。

by sora_hikari | 2008-02-19 22:31 | 古いもの

古い琺瑯

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傷がたくさんついた古い琺瑯のボウル。

by sora_hikari | 2008-02-16 23:28 | 古いもの

classico(クラシコ)

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下町情緒のある東京谷中にあるclassico(クラシコ)さんへ行ってきました。'クラシック'と'暮らし'を掛けた店名だそうです。お店には、現代の作家さんの器、文具、クロス、服、古い器などが並んでいます。民藝が好きで、日常の生活の中で使える道具をとの考えに基づいているそうです。元々代官山のD.O.Gという服飾のお店に勤めていて、2006年8月にこのお店をオープンしたそうです。そういう訳で服が置いてあるようですが、服も生活の道具の一部だと考えて扱っているのがユニークなところです。個人的な興味で言えば、器の方に目に行くのですが、井山三希子さん、岡田直人さんの現代の器に加え、瀬戸焼、平清水、デルフトなどの古物もあり目が止まります。そんな器と雑貨、そしてカジュアルな服。なかなか面白い組み合わせです。店内には雑誌の"民藝"や"日々"が扱われていて、そんなところからこのお店の考えが伝わってくるように思いました。

classico(クラシコ)
東京都台東区谷中2-5-22山岡ビル102号
12:00~19:00
火曜日休み
東京メトロ 根津駅・千駄木駅より徒歩7分

※webzine OPENERSの紹介記事 

by sora_hikari | 2008-02-12 18:35 | 見て歩き

盆栽展

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休日に上野の都美術館で開催されている盆栽展へ行ってきました。盆栽のことは詳しく知らないのですが、勝手な先入観で年配の方の趣味、閉鎖的な権威や伝統といったイメージをもっていました。しかし、そういう印象を除いて普通に接すれば、そこにはすごい空間美が存在しています。今回の国風盆栽展は歴史ある展示のようで今回が82回目を迎え、そうそうたる盆栽が270点も並ぶ見応えのあるものです。盆栽のいわゆる見どころと言われる「根張り、コケ順、枝配り」や「鉢」といった鑑賞術があればなお良いのかもしれませんが、そういう蘊蓄を抜きにして楽しめる盆栽の数々です。そこで感じたのは、自然の木々を不自然にぎゅっと圧縮し、人工的に歪められた造形から様式的に自然を演出し直すという、一種逆説的な美的感覚です。日本の伝統の美といえば分かり易いのですが、むしろミニチュアな自然が見せる空間バランス、時間を経た幹や根のテクスチャー、それを取り巻く空気は、伝統というよりもとても現代的な彫刻のようでもあります。木にとっては迷惑な話なのかもしれませんけれど、加工されて生み出された自然の流体には、自然が見せる以上の美しさを鉢のスモールワールドに感じることができます。それは結局は、樹齢何十年、何百年という時間のなかで、加工しようにも人には作り出せない限界を超えた木々の壮大さが根底から伝わってくるからなのかもしれません。会場には大ぶりで仰々しくそのくどさに圧倒されるものが多くありますが、中品・小品と言われる小ぶりの鉢にはさりげない姿があり親近感が湧きます。普段は花器にさりげなく投げ入れた花や草が好きなのですが、たまにはこういう美意識に触れるのも良いものです。

第82回国風盆栽展
2008年2月9日(土)-16日(土)
9:00-5:00
東京都美術館(上野公園)
入場料 1000円
主催:社団法人日本盆栽協会

※盆栽ギャラリー 

by sora_hikari | 2008-02-12 17:46 | 見て歩き

古い手紙

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古い手紙。表には1917年と書かれています。90年前、ロシア革命のあった年。長い年月なのかあっとい間の時間なのか。いまや電子メールが当たり前の世の中ですが、丁寧に書かれた手紙の良さはいまも変わらないと思います。

by sora_hikari | 2008-02-09 18:39 | 古いもの

古いグラス

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シェリーグラスでしょうか。そんなに古いものではないようですが、小さくて気品があります。

by sora_hikari | 2008-02-08 21:09 | 古いもの

小澤基晴さんのマグカップ

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神楽坂 ラ・ロンダジル 2007年1月

土岐市の小澤基晴さんのマグカップです。小澤さんの定番である白(黄粉引)、黒(鉄釉)、赤(柿釉)のシリーズにあらたに加わった2つの色合いです。上のものは、胴に鎬を施し、高台が裾広がりになった飴色の釉薬のもの。下のものは、灰緑色で生山葵のような色合いのものです。小澤さんの作るものは、まずベーシックな形があり、その上に釉薬の色合いでラインを広げていく一定の秩序を感じます。この中では、飴色のものは、そういうラインからは少しはずれていて、もう少し民陶のような、それもちょっと南仏の田舎の古い器を感じさせるような温かみを持った新たな雰囲気を感じさせてくれます。フラットな部分と、鎬や高台の部分に溜まった釉薬の濃淡が綺麗です。山葵色の方は、白・赤・黒のシリーズにあらたな緑が加わったような印象です。今後これらの器達がどういう広がりや深みを見せていくのか楽しみです。

by sora_hikari | 2008-02-06 21:49 | 小澤基晴さん