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小谷田潤さんのマグカップ

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吾妻橋 土庵 2007年10月

先日、土庵さんで行われた小谷田潤さんの個展の際のものです。定番の白化粧のマグカップ。マットな手触りに落ち着いた白が土肌に合っています。丹精に作られた形はシルエットが綺麗で、使い勝手も良いです。たっぷり入る末広がりの底、手にカップの重さをバランス良く支える把手、飲み物の熱さを和らげる口縁の厚み。写真で見ただけでは分かりづらいのですが、使ってみてなるほどと感心させられる細かい配慮が所々に見られます。ベーシックな器ながらも、きちんと小谷田さんの個性が出ていてます。きっといろいろ自分で使いながら、形も素材も試行錯誤し、追いこんでいるのだろうと思います。

by sora_hikari | 2007-10-31 19:18 | 小谷田潤さん

新宮州三さんの木台

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西麻布 桃居 2007年10月

先日、桃居さんで行われた新宮州三さんの個展の際のものです。無垢の木から刳りだされ、表面には鑿(のみ)跡が残り、黒い漆が塗られ、仕上げに蜜蠟を塗っているそうです。足は力強く肉感的です。輪島で漆の勉強をし、その後、京都で刳りものを学ばれたそうです。木地づくりから漆塗りまで。一貫して自らの手で作りだされた器や台には、新宮さんの考える造形美を感じます。それは、石のような力強さに木の持つ柔らかさを活かしたもの。そこに見えてくるのは、木が本来持っていた生命力を活かして、そのまま刳り出してやろうという気持ちです。器という造形に置き換えながらも、自然の持つ神秘性に尊厳を感じているように思えます。

by sora_hikari | 2007-10-30 20:47 | 新宮州三さん

川口江里さんの豆皿

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東中野 kosumi 2007年10月

福島県いわき市で制作されている川口江里さんの豆皿です。形は変形していて、貫入に染み込みが施されています。川口さんはこのような貫入染みのある器や鉄釉による器を制作されています。多分、古い器がお好きなのかなと思います。

by sora_hikari | 2007-10-29 21:04 | 川口江里さん

もみじ市

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狛江駅のすぐそばにある泉龍寺の境内で開かれた「もみじ市」へ行ってきました。春に行われる「花市」も合わせて今回で3回目になるそうです。フード&ドリンク、スイーツ、クラフトなどの約50の露店が並びます。クラフト展というよりは、天然生活やクウネルのような暮らし系雑誌の世界観を感じるナチュラルなものづくりをされている方のマーケットや参加型ワークショップです。土曜日があいにく台風のために中止になり、日曜日だけの開催でしたので、境内は混雑していましたが、展示されているものは、ゆっくりとした生活の流れを感じるものが多く、いろいろな所でこういうものづくりをしている人達がいるのだなと思いました。展示の他にLIVEも行われ、tico moonのお二人の演奏するハープとギターを楽しむことができました。帰って来てからも、境内の木々から差し込む光の残像と一緒に、その音色がずっと心の中に残りました。


lento  tico moon

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by sora_hikari | 2007-10-28 22:04 | 見て歩き

ぺらぺらのスプーン

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アルミ製の古いスプーン。ぺらぺらの薄さと軽さ。重みもない。格式もない。歴史もない。量産品。でも何か惹かれる風合いが漂います。不思議な美意識。何なのでしょう。

by sora_hikari | 2007-10-28 00:45 | 古いもの

額賀章夫さんの個展

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西荻窪の魯山で開催されている額賀章夫さんの個展へ行ってきました。今年で11回目になるそうです。額賀さんの器との出会いは魯山さんでしたが、あのお店の空間と額賀さんの器は、お互いが引き立ってよく似合います。そんな協調し合う中で、錆粉引、刷毛目、プリーツワークの器がたくさん見れる個展は、空気感も一緒に楽しめます。額賀さんの器と接していて感じるのは、個性がある表情の器を作りながら、実は一品一品が強く主張しすぎる芸術性よりも、安定して使い易い器を生み出せる職人性に仕事の意識を高く持っているのだと気付かされます。作り手としての謙虚さを忘れないそんな人間性が、器の魅力に加えて、引きこまれていく理由のように思います。

額賀章夫 展
2007年10月25日(木)-31日(水)  ※30日(火)定休
11:00-19:00
魯山(西荻窪) 地図

by sora_hikari | 2007-10-26 07:31 | 額賀章夫さん

和の器

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「和の器」が先日出版されました。同シリーズの3回目の改訂版です。和食器に関する総合本です。カテゴリー別の器、使い方、器作家の紹介、お店の紹介、焼きもの産地ガイドなど全般的なことが掲載されています。内容も改訂ごとに新しくなって、新たな発見があります。器を知りたい人へのマニュアル的な本として活躍しそうです。情報が多いので、気になるところ選んで見ると良いかもしれません。出版社の方々の取材力はすごいなと感心します。

和の器
家庭画報特選
世界文化社
2007/10/21発売

by sora_hikari | 2007-10-25 00:03 |

青木良太さんの個展

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西麻布の桃居さんで開催されている青木良太さんの個展へ行ってきました。今回は、「今焼展」と題され、青木さんの視点による新たな茶道具が展示されています。茶碗、水差し、香合、茶入れ、花器が、金・銀・白・引出黒・溶岩のような様々な表情を持つ釉薬とフォルムで並んでいました。お茶の世界というと、いろいろな作法や約束事があり、茶碗の見どころへ常用される言葉があったりして、どうしても敷居を感じてしまいがちですが、元々、桃山の茶陶は、形式を壊してきた前衛的なものであり、それを現在の視点で表そうとした思いが、今回の「今焼」というサブジェクトにこめられているようです。和の器は、どちらかと言えば、心地良い暮らしや温かさに共感することが多いですが、青木さんの場合、その対極とも言える人との関係に緊張感をもたらす、とんがった所を感じることがあります。歩み寄らないモノとの関係。時にはそういう器との接し方で、自分の中の意外性を感じるのも新鮮です。今回のDMに書かれていた「古人の跡を求めず、古人の求めたるものを求めよ。」という言葉に青木さんの姿勢がよく表わされているように思います。

青木良太 今焼展
2007年10月22日(月)-27日(土)
11:00-19:00
桃居(西麻布)

※青木さんの紹介記事(くすだま)

by sora_hikari | 2007-10-24 01:31 | 青木良太さん

伊藤環さんの酒器

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千駄ヶ谷 SHIZEN 2007年10月

SHIZENさんで行われた伊藤環さんの個展の際のものです。錆銀彩による酒器です。この綺麗なフォルムの原型は、須恵器にある形に触発されているのだそうです。古代の器にはこんな洗練された形があったのかと思い知らされます。それを美しいと思い、自分なりの形と用途に置き換えて生み出す審美眼と技量に感心させられます。美しいシルエット、繊細でシャープな薄さ、錆銀彩の質感が相まって伊藤さんの器の魅力がつまっているように思います。酒器、となっていますが、日本茶を入れても、コーヒーをドリップしても使える注器です。

by sora_hikari | 2007-10-23 13:20 | 伊藤環さん

工房からの風

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千葉市川市にあるニッケコルトンプラザの広場で開催された「工房からの風」へ週末に行ってきました。約50のテントが出店され、陶磁・金属・ガラス・木工・金属・布・飲食のテントが並びます。中規模ですが、出展品の内容も良くコンパクトで見易いクラフト展です。
(※会場風景以外は撮影禁止とのことでしたので全景のみ掲載させて頂きました)

by sora_hikari | 2007-10-23 12:19 | 見て歩き