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市川孝さんの鉢

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二子玉川 KOHORO 2007年9月

先日、KOHOROさんで行われた際のものです。大ぶりの耐熱鉢です。蓋のない土鍋といった方が的確かもしれません。火に直接かけて調理し、そのまま食卓で使える便利なものです。使っていくうちに良い色合いになっていきそうです。主張を抑えて料理や使い勝手を考えた器ですが、市川さんの手のぬくもりが伝わってくるように思います。長く使っていくうちに、作り手と自分の気持ちが染み込んでくる、そんな付き合いができればなと思います。

by sora_hikari | 2007-09-30 01:21 | 市川孝さん

石田誠さん、海野毅さんの二人展

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西荻窪の魯山さんで開催されている石田誠さんと海野毅さんの二人展に行ってきました。石田さんは、焼〆の器、白磁の器に加えて新たにガレナ釉という鉛釉を使った民芸的な器を作られていました。ガレナ釉とは、リーチのスリップウェアや山陰の民芸窯などで使われた釉薬だそうです。海野さんのお仕事は今回初めて拝見しましたが、古色のある金属の匙やアクセサリーなどを展示されていました。魯山さんの店内の雰囲気にも影響されていると思うのですが、どちらも渋みのあるものでした。展示棚には古道具も一緒に置かれ、時代が違うものが交錯しながら影響し合い、ものの魅力を引き立てていました。

石田誠 海野毅 展
2007年9月22日(土)-30日(日)
11:00-19:00
魯山(西荻窪)  地図

by sora_hikari | 2007-09-28 23:43 | 石田誠さん

安藤郁子さんの個展

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西荻窪のブリキ星さんで開催されている安藤郁子さんの個展へ行ってきました。安藤さんの作品は写真や他のギャラリーで数点だけ見たことがあるのですが、個展にお伺いするのは初めてです。この造形と質感をぜひ実物でもっと見て触れてみたいと思っていました。素材的には陶土をベースに顔料や化粧土でこの質感を出されていますが、どういえばいいのでしょう。風の流れの瞬間を切り取ったようなもの。流れ着いた船のように静かに止まったもの。大地に座り円やかになったもの。なにか、動いたり止まったりした時間と空気の流れをその造形の中に写し取ったように感じます。バランスが危うく、ぎりぎりのところで支えられた塊は、取り巻く空気に緊張感を与えています。例えば切り立つ岩肌に植生し、風雪に耐え樹齢を経た黒松のような盆栽のバランス感覚に似たものも感じます。会場でご本人にお話を伺ったのですが、さぐりさぐり言葉を探されていたなかで、例えば植林された山よりも原生林による植生、例えばチベットの古くから続く人々の暮らしなど、人為の及ばぬ自然なものや暮らしに感ずることがあるとのことでした。お聞きした話の中から感じたのは、自然や人や時間の流れに「逆らわないもの」に、こういう造形の根っこがあるのかもしれないなと思いました。

安藤郁子展
水に潜る 空へ広がる
2007年9月26日(水)-10月4日(木)
12:00-19:00(最終日は17:00迄)
ギャラリーブリキ星(西荻窪) 地図

by sora_hikari | 2007-09-28 00:26 | 安藤郁子さん

恩塚正二さんの個展

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うつわ楓さんで開催されている恩塚正二さんの個展へ行ってきました。今回は「百碗展」と題されていて、ずらりとお碗が並んでいました。白、黒、茶の釉が施され、絞り込まれた高台から上に広がるフォルムの器たちが並ぶ様子は、さながら展示台の上に咲く花のようです。恩塚さんは、このような器の他に陶、ブリキ、はりがねなどによるオブジェを作られています。元々絵描きとしてスタートし、30代半ばで陶芸を始め、土を介した造形をされています。作品からは哲学的でストイックな印象を持っていたのですが、ご本人はとても奔放で無邪気な笑顔で、こんな素敵な歳の重ねかたができたらなと思える方でした。歳を経てからは物事に深く捉われず、個展だからといって気負いもなく一定のトーンで作れるようになったとおっしゃっていました。つり(へらぶな)も、バイク(トライアル)も、そしてお仕事も楽しく、思い向くまま出来ることが、このような造形の原点にあるのだろうなと思いました。

恩塚正二 百碗展
2007年9月26日(水)~10月1日(月)
12:00-19:00(最終日は17:00迄)
うつわ楓(南青山)  地図

by sora_hikari | 2007-09-27 11:17 | 恩塚正二さん

薬入れ

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古い薬入れなのだそうです。腰にぶらさげて使ったのでしょうか。木をろくろでひいて形づくり、漆のような樹脂でコーティングしてあるようです。黒が照り返す箇所と、擦れた地の箇所とのコントラストが独特の質感を出しています。形も色も不思議な存在感です。

by sora_hikari | 2007-09-25 22:58 | 古いもの

角掛政志さんのドラ鉢

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吾妻橋 土庵 2007年9月

先日、土庵さんで開催された角掛政志さんの個展の際のものです。角掛さんのお得意とする黒の鉄釉にはぜ石の出た器です。角掛さんの黒は、光の当たり具合で変化して見えて違った表情が楽しめます。和風の渋さを持ちながら、モダンさもある。形の綺麗なラインで丁寧なお仕事だなと感じます。手作りさとプロダクトデザイン的な要素が同居しているようで、この形に黒釉が似合っているなと思います。

by sora_hikari | 2007-09-24 13:22 | 角掛政志さん

長峰菜穂子さんの個展

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麻布十番のhigh-kyoさんで始まった長峰菜穂子さんの個展へ行ってきました。今までの白磁に加えて、黒い釉を使った器や陶板の新しいシリーズが展示されています。今回のテーマは「跡・痕・址」(あと)と題されていて、貝目・貫入・金継による記しが印象的です。自分の記憶の奥にあるものが、その「あと」に刻まれた象徴として伝わってくるようです。普段は古道具を扱うお店の空間と、それらの展示品が相まって緩やかな情景を描き出します。併設されたカフェでお茶を飲みながら、そんな空気に浸るのもいいかもしれません。

長峰菜穂子展
- 跡・痕・址 -あと
2007年9月22日(土)~9月30日(日)  ※9月25日は休み
土日祝日 13:00-21:00
平日 15:00-21:00
high-kyo(元麻布)  地図

by sora_hikari | 2007-09-23 00:15 | 長峰菜穂子さん

古い白磁カップ

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落ち着いた白の肌合いや口がきゅっと広がった形が綺麗だなと思います。

by sora_hikari | 2007-09-21 23:11 | 古いもの

土器

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陶器の素材感に魅せられはじめると、もっとプリミティブなものへ向かって直接的な感覚に触れたくなることがあります。土を最小限の方法で加工したもの。そこには、土そのものがもっていた力や匂いがまだ残っているように感じます。

by sora_hikari | 2007-09-21 08:26 | 古いもの

郡司庸久・郡司慶子さんの作陶展

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南青山のうつわ楓さんで始まった郡司庸久(ぐんじつねひさ)さん、郡司慶子さんの個展へ行ってきました。栃木の足尾で制作されています。ご主人の庸久さんがろくろや焼成を、奥様の慶子さんが絵付けや細工をされているそうです。今回の展示では、大きく分けて、飴釉(黒泥の濃茶、白泥の薄茶)や糠釉の「柔らかい土の器」、白をベースにした呉須染付や銅彩の細工の「硬い半磁の器」が並んでいました。柔らかさと硬さ。ざっくりときっちり。黒と白。それぞれの器の表情は違うのだけれど、お二人の中では同列に繋がっているのだそうです。スリップウェア的な飴釉、安南手のような滲んだ染付、益子伝統の糠釉など、多分古いものから触発はされるものはあっても、かといってそれを写すのではなく、ご自分達の視点で感じて、咀嚼して生み出された新たな器だなと思います。いっちん模様、染付模様、花器の形は、どことなく異国情緒を感じます。今風の器ではない、むしろ流行とは少し離れたところで、自分達の作りたいものを作っていることが新鮮に感じます。その源泉はどこからくるのか、興味深いです。

郡司庸久・郡司慶子 作陶展
2007年9月19日(水)~24日(月)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
うつわ楓(南青山)  地図

※9/29-10/21に益子のSTARNETで郡司庸久さんだけの個展が開催されます。ここではまた新たなものが見れるとのことでした。

by sora_hikari | 2007-09-20 00:54 | 郡司庸久,慶子さん