カテゴリ:加地学2012( 17 )

加地学 展 ~北の国から~ 終了しました

「加地学展 ~北の国から~」は本日終了しました。会期中はたくさんの方々にお越し頂き、作家共々厚く御礼申し上げます。会期前半の暑さから、ここ数日は一気に空気も入れ替わり、夏から秋の到来を感じます。加地さんの暮らす北海道・留寿都村もこれから冬仕度に向かう季節に入ります。加地さんは、森岡成好さんの元で修業した後、窯焚きのできる場所探して数年の歳月を費やしています。奥さまと一緒にテント生活をしながら各地を回り、ようやく現在の留寿都村に辿りつきました。冬は零下30度にもなり、陶芸をするには決して恵まれた地ではありません。粘土は凍りつき、窯場は雪に閉ざされます。当初はいずれもっと南の方へ移住を考えたこともあったそうですが、ここ数年、ようやくこの地に根を下ろして作り続ける思いになったそうです。加地さんも、奥さまも朝から晩まで働き詰めです。暮らしの為に必要な環境整備や経済的なことも含めて、毎日忙しい日々です。この地で生活するということは、仕事以外にも日常生活を維持するために時間を多く費やす必要があります。しかし、この地だからこそ得られる大切なこともあるように思います。三人の子供に恵まれ、皆んな自宅出産。下のお二人は加地さん自ら取り上げたそうです。生活していくことの原点となるたくましさと感謝の思いが、加地さんの器には宿っているように思います。冬にむかう北の国。しんしんと降る雪の中で静かに燃える石炭の窯が目に浮かびます。これからもし、加地さんの器を手にする機会があれば、その根っこにある生き方にも目を向けて頂ければと願っています。この度はありがとうございました。

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ル~ルルルル(近くの畑にて)


by sora_hikari | 2012-09-25 18:25 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 明日迄

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。会期もあと1日のみとなりました。どうぞこの機会にご覧頂ければ幸いです。本日写真でご紹介しているのは、カラカラ、酒盃などです。カラカラとは、鹿児島や沖縄で作られた酒注ぎの呼称です。徳利のようにお酒を楽しむ道具としてユニークな形をしています。酒盃は、南蛮焼締や粉引が揃っています。今週日曜日の中秋の名月を眺めながらの一杯も乙かもしれません。また、写真の一番下の2枚は、加地さんのご自宅で日々お使いになっている焼締の器です。洗剤は使わず、たわしで洗うだけ。焼締特有の角がとれて、滑らかでしっとりした肌になっています。育つ器の好例として展示しています。さて、加地さんのお話。届く便りはフェリーの中で書いた手紙。焼き物を通じた多くの人情話。週1回のみ高校で臨時職として教える授業では、寅さんの映画上映。加地さんを取り巻く話は、何故か時代がかった懐かしさがあります。加地さんの人柄なのか、暮らしぶりからくるイメージなのか分かりませんが、そこには何か忘れてしまった大切なことがあるように思います。そんな話とお作りになる器が、繋がっています。情とか信念とか、熱いソウルを感じる器。今の器に、もしトレンドがあるのだとしたら、抑制的で、融和的な方向にあるかもしれません。作為を抑えた道具としての美しさが称えられるのは、とても良い時代だと思います。しかし、一方でそこには、淡泊で均質化した焼き物に落ち得る危険性もあるように思います。加地さんの器には、そんな時代に対して、土を焼くという原点の大切さを忘れないプリミティブな強さを感じます。それは、旧来の型式や権威を着たヤキモノの世界とは違った、日常の器に求める情感だと思います。加地さんの器を見ると、あらためて、土を焼いて生まれる器の楽しさを感じます。そんな魅力にも目を向け続けたいと思います。

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南蛮焼締カラカラ:9450円

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粉引カラカラ:6300円

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粉引カラカラ:6300円

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刷毛目カラカラ:6300円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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粉引酒盃:1890円

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粉引酒盃:1575円

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粉引酒盃:1890円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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南蛮焼締酒盃:2100円

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粉引酒盃:1575円

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南蛮焼締小鉢:3675円

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粉引小鉢:2625円

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南蛮焼締鉢:3675円

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粉引豆皿:1575円

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加地さんの自宅で使い込んで肌が滑らかになった焼締碗(非売品)

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加地さんの自宅で使い込んで肌が滑らかになった焼締小皿(非売品)


加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-24 19:39 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 9日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。会期は残り2日です。本日は雨の中、お越し頂き御礼申し上げます。写真は、加地さんの水差し、カップ、湯呑みです。ピッチャーは、どっしりとしながらも、シャープなラインでまとめられており、モダンなフォルムです。カップや湯呑みは、柔らかな土の温もりを感じ、手に良く馴染みます。自分利用の高いアイテムだけに、親しみもひとしおです。さて、加地さんのご経歴の話。加地さんは、多くの人との出会いが現在の焼き物づくりに繋がっています。会社勤めの後、インドの旅を経て、手作り仕事に関わりたいと思いました。その後、焼き物の現場を知るために、全国を旅しようと思うものの、先立つ資金がないために働いた先が、鮮魚の卸業でした。1年を目安に働きはじめますが、いずれ辞めることは口にせぬまま時が過ぎます。そのうち、北海道でも腕利きの鮪師である社長に気に入られ、後継者としての話をもらいます。自分を認められたこと、経済的な魅力を理解しつつも、焼き物探しの旅を断念することができず、ついにそこを辞す考えであることを打ち明けました。しかし、社長は何も恩義を着せることなく、黙って送り出してくれたそうです。和歌山の森岡成好さんのところ修業が決まった際には、誰よりも喜んでくれ、ひとり暮らしに必要な家財道具を送ってくれました。また独立後、はじめての北海道の個展には真っ先に駆けつけてくれ、たくさんの器を選んでくれました。人物の度量もあるでしょう。加地さんというお人柄もあるでしょう。今自分があるのは、人の縁に支えられたからとおっしゃいます。もっと俯瞰して見れば、ものづくりとは、人と人との繋がりから生まれるものだと、つくづく思う話です。

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加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-23 20:10 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 8日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。会期は残り3日となりました。本日ご紹介するのは、徳利や花入れです。本展ではたくさんの表情のある徳利をご覧いただけます。加地さんが焼き物を本格的に学んだのは、和歌山の森岡成好さんの元でした。焼き物を学べる場所を探して全国をバイクで旅していた途中に森岡さんの工房を訪ねました。その際に出された森岡さんのカップに衝撃的な感動を受け、その場で弟子入りのお願いしたところ、二つ返事で承諾してくれたそうです。その時は一旦、和歌山を離れ、四国に渡ったところで、阪神大震災が起こりました。1995年1月17日のことでした。その日のうちに、森岡さんの工房に戻り、そのまま3年の修業が続くことになります。加地さんにとって、原点は森岡さんの器にあります。それは、外形的なものだけでなく、森岡さんの焼き物づくりの姿勢であり、暮らし方であり、そして生きざまそのものなのだと思います。森岡さんの元から巣立った多くの陶芸家がいまだに支持し続けるのは、お互いの精神性で結びついているからなのだろうと思います。

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展示の様子

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森岡成好さんの個展が、中落合の器スタジオTRYさんで開催されています。
9月22日(土)~9月30日(日)



加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-22 19:27 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 7日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。本日ご紹介するのは、加地さんの大きな皿や鉢です。ずっしりと存在感のある大物が本展では充実しています。南蛮焼締、粉引といっても表情は様々。まさに1点ものの存在感のある器ばかりです。パーティー皿としても、盛り皿としても。たくさんの盛り付けでも、いくつかの料理をひと皿に盛りつけでも、工夫次第で楽しめます。食卓のセンターに置いて取り分ける料理は、味だけでなく、そこに団欒が生まれます。料理と家族の心を大らかに受け止めてくれる加地さんらしい大地の器です。

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南蛮焼締8.5寸皿 径25cm 高さ5cm 12,600円

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粉引9.5寸皿 径28cm 高さ4.5cm 12,600円

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粉引8寸皿 径23cm 高さ4.5cm 10,500円

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粉引8寸鉢 径24cm 高さ9.5cm 12,600円

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南蛮焼締尺皿 径29.5cm 高さ5.5cm 15,750円

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粉引9.5寸鉢 径28cm 高さ9cm 16,800円

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粉引9寸鉢 径27cm 高さ9cm 15,750円

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南蛮焼締尺皿鉢 径29.5cm 高さ3.5cm 18,900円

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粉引8寸皿 径24cm 高さ9cm 10,500円

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南蛮焼締7寸深鉢 径22cm 高さ11cm 14,700円

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粉引8寸皿 径24.5cm 高さ4cm 10,500円

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粉引9.5寸皿 径28.5cm 高さ5cm 12,600円

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粉引7.5寸鉢 径22.5cm 高さ9.5cm 12,600円

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粉引8寸鉢 径23cm 高さ9.5cm 12,600円

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粉引7寸丼 径20cm 高さ9.5cm 10,500円

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南蛮焼締9寸皿 径28cm 高さ5cm 15,750円

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粉引8寸皿 径24cm 高さ5.5cm 10,500円

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南蛮焼締8寸深鉢 径24cm 高さ6.5cm 12,600円

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粉引大皿 径32cm 高さ7cm 15,750円

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南蛮焼締大鉢 径41cm 高さ10cm 42,000円

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加地家での盛り付け(手巻き用の刺身を盛って)

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加地家での盛り付け(蕎麦と豚肉大根煮を盛って)


加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-21 20:03 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 6日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。会期も折り返しになりました。本日ご紹介するのは、加地さんのポットや急須です。本展で人気のあるアイテムです。どっしりとした造りに、個性豊かな焼き上がりをしています。それぞれに表情があり見ていて飽きません。秋から冬に向かう季節に、熱いお茶を囲むのが楽しくなりそうです。

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粉引ポット 8400円

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刷毛目土瓶 10500円

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粉引ポット 8400円

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粉引ポット 8400円

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粉引ポット 8400円

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粉引急須 8400円

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焼締め急須 12600円

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粉引急須 8400円

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粉引ポット 8400円

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焼締め急須 12600円

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粉引土瓶

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粉引ポット


加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-20 20:01 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 5日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。本日ご紹介するのは、加地さんの飯碗です。本展では、南蛮焼締と粉引の器を軸にしながら、さらに幅のある作風もご覧いただけます。新規窯出しの作から、工房にストックしてあった作まで、いわば加地さんの集大成となる展示内容になっています。飯碗は、その実例として分かり易いアイテム。さまざまな表情をした加地さんの飯碗をお楽しみ頂けます。

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南蛮焼締飯碗 3675円

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粉引飯碗 2625円

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鉄釉飯碗 2940円

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粉引飯碗 2940円

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南蛮焼締飯碗 3675円

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鉄釉飯碗 3150円

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白磁飯碗 3150円

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粉引飯碗 2625円

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南蛮焼締飯碗 3675円

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鉄釉飯碗 3150円

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南蛮焼締飯碗 3675円

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粉引飯碗 3150円

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白土飯碗 3150円


加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-19 21:58 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 4日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。本日ご紹介するのは、南蛮焼締めの器と双璧をなす、加地さんの粉引(こひき、もしくはこびき)の器です。粉引とは、赤土の上に白い泥状の粘土を上掛けした器の事を言います。加地さんの粉引は、焼締めと同様の北海道の胎土を使い、その表層に白土を施しています。加地さんならではの粉引を特徴づけているのは、石炭窯による焼成にあります。その炎は激しく表面を焼き、煤を被らせ、土から滲み出させ、時に白土の表面を全てを鉄分や灰が覆いつくすほど変化に富んだ姿にさせます。焼締めを焼く薪窯は、冬の間は雪に閉ざされるため、主に冬の間の窯仕事として作っているのが、この石炭窯による粉引の器です。その窯焚きは、いわば蒸気機関車に石炭をくべるのと同様に、スコップで何度も何度も炎の中に投げ入れていくそうです。薪がバチバチと大きく音をたてながら燃える薪窯の様とは異なり、炎は激しくとも、音はとても静かでシーンとしているそうです。雪に囲まれた工房で静かに燃える石炭窯は、きっと幻想的なことだと思います。そんな窯から出てくるのは、どれひとつとして同じものない変化ある加地さんの粉引の器。静寂の炎から生み出された激情の姿。見れば見るほど、その表情の深みに魅せられていきます。

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加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-18 23:06 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 3日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。本日は、「つむぎや」こと、金子健一さんとマツーラユタカさんによる男性フードユニットの手による食事会を開催しました。つむぎやさんが厳選した食材を使った手巻き料理を、加地学さんの器で楽しんでいただく会です。食を通して、人と人を、そして心を紡いでいくことを心情とする「つむぎや」さん。暮らしの中で食を楽しむための器づくりされる加地学さん。お互いの呼吸があったセッションであったと思います。絢爛な外見よりも、実直に良い素材とそれに向かう一途な気持ちが籠った料理と器です。わいわいと囲む「手巻き」という料理は、そこにいる人々のコミュニケーションを醸成します。この会を通じて感じるのは、料理や器はむしろ主役でなく、食べて楽しむことこそが本質なのだとあらためて気付かされます。料理や器の向こうにある「食べる」風景は、家族の団欒であり、幸せの形だと思います。そんな実感を生みだす媒体として加地さんの器を食を通して提案できることは、とても楽しく素敵なことです。

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うつわ 加地学
料理 つむぎや(
野菜 青果ミコト屋(
豚肉 リバーワイルド・ハムファクトリー(
葡萄 柿之屋(

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お品書き

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杉さんの豚角煮とゴロゴロ野菜の煮込み

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三色ピーマン、ごぼう、ナッツのきんぴら

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ナス+焼きカチョカバロ

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人参ととうもろこしのサラダ

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トマトごま風味のミートソース炒め

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葡萄のスープ

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梅味噌風味のポテトサラダ

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採れたてサラダコーン

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水茄子と純白茄子の浅漬け

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ごぼうのスコーン

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柿之屋のゴールドフィンガーとピオーネ

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亀の尾の胡麻油ご飯

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加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-18 01:45 | 加地学2012

加地学 展 ~北の国から~ 2日目

「加地学展 ~北の国から~」会期:9月15日(土)~25日(火)。本日ご紹介するのは、加地さんの南蛮焼締です。南蛮とは古来より、広く外国の文物を指す言葉でしたが、茶の湯の世界では中国南部から東南アジア地域までの焼き物を称していたようです。さらに近年になると、東洋陶磁研究者であり陶芸家であった小山冨士夫さんが南方の無釉の炻器を南蛮の器として定着させたようです。大正から昭和初期にかけておこった桃山時代の器の復興を目指した多くの作り手の中で、志野や織部、または備前、唐津など本流とも言うべき作風にあって、南蛮の器はあまり約束事の多くない自由に作れる分野であったようです。肩書に囚われることなく、概ね南方の素朴な作風というフリースタイルで、かつ土器とも通じるプリミティブな造形に根差すのが「南蛮」の魅力。加地さんの作る器の柱にあるのは、このような精神性を受け継いだ南蛮焼締です。北海道で採れた粘土を使い、鉄砲窯と呼ばれる薪窯で1週間をかけて焼成します。それは、まるで古代からの土の記憶が焼き付いたような深みのある表情をしています。じっくりと芯から焼いた器の魅力。これが加地さんが作る焼き物の根底にある美意識です。

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南蛮焼締皿:径21.5cm 高さ5.5cm 10,500円

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南蛮焼締皿:径25cm 高さ4.5cm 12,600円

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南蛮焼締飯碗::径13.5cm 高さ6cm 3,675円

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工房の鉄砲窯

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工房に積まれた薪の束


加地 学展 ~北の国から~
2012年9月15日(土)~25日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00  作家在廊日 9月15・16・17日
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図

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by sora_hikari | 2012-09-16 23:20 | 加地学2012