ト・コヲシケ2009 へうげ十作「今焼」展 @ FUURO

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目白のギャラリーFUUROで開催されている「ト・コヲシケ2009 ~へうげ十作「今焼」展~ 」へ行ってきました。これは古田織部や利休を題材にした人気コミック「へうげもの」の新刊に合わせて企画された若い11人の陶芸作家による展示会です。元々、このコミックのファンであった青木良太さんが、当漫画家の山田芳裕さんに感謝を込めて自作の器を贈ったことから親交がはじまり、このような企画へ発展したそうです。2007年に「へうげもの Oh! 茶湯展」、2008年11月には、たち吉+伊勢丹で茶碗をテーマにした「へうげもの展」が開催されていて、今回がへうげもの展の第3回目になるそうです。参加メンバーは美濃、常滑、益子、笠間で制作されている20代後半から30代前半の若手陶芸家の方たちです。展示される器は、1階は急須、飯碗、皿、鉢、壺など幅広いもの、2階は茶碗道具を中心にしています。また会場の壁面には、へうげものに登場するキャラクターの大きなイラストが配されたり、2階では簡易な茶席が設けられたりと、演出も工夫されています。さらにオリジナルのTシャツや漫画読者になら分かるようなオリジナル陶作品(登場人物を模した作品、「瀬戸屋」陶額など)も用意されているようです。青木良太さんから発し、知り合いの知り合いを通じた方々ですが、みんな前向きに楽しんでいる様子が伝わり、気持ちのよい上昇志向を感じます。コミック「へうげもの」の中に登場する器の世界からすると、もっと仰々しく格式のある茶陶の器展になるような感じもありますが、むしろ利休や織部が果たした当時のアバンギャルドな「今焼き」の精神性の方と繋がることで、このような現代の作家が集ったところがユニークでもあり、企画者の心意気が伝わってきます。11人の作家は近い地域で作っている人もいれば、そうでない人もいて、作行きをひとつに括ることはできません。作風もそれぞれ、茶の世界への思いも深浅あると思います。しかし、敢えてスタイルに拘らず、その混沌とも言える「今」を一堂に会することで、何らかの軸に繋がるように思います。この「へうげもの展」が、今後、多くの作り手たちの梁山泊になっていくのでしょうか。なかなか面白いできごとのように思います。


山田芳裕「へうげもの」単行本第8服&第3回へうげ十作敢行記念
ト・コヲシケ2009 ~へうげ十作「今焼」展~

(美濃) 青木良太、大江憲一、駒井正人、鈴木卓、棚橋祐介、新里明士、服部竜也
(常滑) 山田想
(益子) 田村一、二階堂明弘
(笠間) 森田公亮

2009年2月27日(金)~3月8日(日)
11:00~19:00
ギャラリーFUURO(東京・目白) ホームページ | へうげものブログ

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へうげもの 8服  ※Amazon
山田 芳裕 (著)
出版社: 講談社(モーニングKC)
発売日: 2009/2/23
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by sora_hikari | 2009-02-27 21:59 | 見て歩き

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