一服の茶 @ かぐれ

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表参道に昨年12月にオープンしたばかりのお店「かぐれ」で開催されている「一服の茶」という展示会へ行ってきました。お店の母体はアーバンリサーチというアパレルショップを展開する会社で、新しいこのお店は「トラッドとモードと地球」をコンセプトに、オーガニックコットンを素材にした服を展開すると同時に、生活道具を扱っています。「かぐれ」という店名は、万葉集に出てくる「帰香具礼(ゆきかぐれ)」から来ており、寄り集まるというような意味があるそうです。お店は2階建てになっており、1階が服飾、2階が生活道具を展示しています。今回の「一服の茶」という企画展は、5人の作り手(小高千繪さん、今野安健さん、田鶴濱守人さん、松村英治さん、海野毅さん)+益子スターネットが参加、湯呑・ポット・カップ・茶さじ・箸置き・カトラリー・お茶・お菓子などが展示されています。並べられた器の作風は各作家の個性があるものの、どれもシンプルで使い易いものでまとめられ、お茶の時間にすんなりと溶け込んで楽しくしてくれそうなものばかりです。こういう企画の背景には、店長の渡辺さんによると、作家ものの器がお好きな人は当然ながらも、あまり普段手に取らないような方にも自然に触れて頂けるようなお店づくりや品揃えを心がけて、もっと良い生活道具の裾野を広げて行きたいというお考えがあると話してくださいました。スターネットのスタッフ経歴をお持ちの渡辺さんだけに、自然体で心地よい品々のセレクトを感じます。外光がたっぷり入ってくる店内は明るく清潔で、オーガニックな商品がより一層健康的に見えます。展示に使われた什器や建物の外側に取り付けられた鉄ラダーは、今回の企画参加者でもある海野毅さんが手がけられたり、お店のエントランスの庭づくりは、らふとの庭づくりもされているイシダノリカさんが携わっておられたりと、作り手たちの心をお店づくり活かした人間味を感じます。新しいお店ということでトリビア的な話題が多くなりますが、こういう新鮮な楽しみ方とともに、これから徐々に器と顧客とのコミュニケーションが広がっていって、多くの方々に良い服や器と出会ってもらえるお店になるように期待したいと思います。


「一服のお茶」
小高千繪 / 今野安健 / 田鶴濱守人 / 松村英治 / 海野毅 / スターネット
2009年2月13日(金)~22日(日) ※18日(水)休み
11:30~20:00
かぐれ 表参道店 (東京) ※ホームページ | ブログ

オーガニックコットンのを使った「コップ敷」を作るワークショップがあるそうです。

オーガニックコットン手縫いの会 ~コップ敷~
2009年2月15日(終了)、2月22日(日)13:00~
かぐれ2階ワークルーム
会費1500円(茶菓子付き)要予約(定員4名)
03-5414-5737「かぐれワークショップ申込受付」まで

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※おまけトリビア:お店の名前の表記に使われている「I-UKI-KAHA-NGURENGURE(イ・ウキ・カハ・グレグレ」とは、「帰香具礼(ゆきかぐれ)」をポリネシア語で表しているそうです。ポリネシア語としても、~人が群がって集まった~というような意味があるそうで、発音も近いところがあるように思えます。古代の日本語の発音にはポリネシア語を語源と推察できる言葉があるそうです。

引用サイト(ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源)


by sora_hikari | 2009-02-15 21:48 | 見て歩き

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