梶原靖元さんの個展 @ しぶや黒田陶苑

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しぶや黒田陶苑で開催されている梶原靖元さんの個展へ行ってきました。梶原さんは唐津市で制作されています。今回は、古唐津を軸にした、斑唐津、朝鮮唐津、絵唐津など伝統を持つ器を展示されています。唐津焼きの原点である朝鮮の古窯を何度も訪ね、窯跡や陶片からいろいろ学ばれているそうです。作陶についていくつかお尋ねしたところ独自のお考えを聞くことができました。まず、原料。これが一番の要であること。自ら原料となる土を探し歩き、それを練り砕き、陶土や釉薬とされるそうです。ひと月のうち、大半はその原料づくりに費やされ、ろくろなどの造形作業は数日のみという割合になるそうです。焼成は窖窯だそうですが、熱効率の良い窯づくりを行い、4~7時間でいっきに焚きあげるそうです。そういうお話のなかには、薪窯や原料の在り方として一般的とされることは逆の方法をとっていて、目からうろこが落ちるような内容もありました。そういうお考えの基になっているのが、やはり朝鮮古陶や初期唐津を根っこから学ぶことから来ていて、当時の古いやり方が、実は現代においても、もっとも効率の良い方法であるという考えにたどり着いているからのようです。原点を見つめて焼かれた器の数々は、深い表情を重ねていて説得力があります。伝統を追求する器もあらためて美しいと思います。


梶原靖元展
2009年2月6日(金)~10日(火)
11:00~19:00
しぶや黒田陶苑 (東京・渋谷) ※ホームページ

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※しぶや黒田陶苑のご店主の黒田草臣さんが書かれた本。焼き締め、日本の陶磁器、李朝陶磁器、中国陶磁器の原点となる古陶を軸に近代巨匠の作家が作った器を対比させながら紹介した本です。写真も多く分かり易い内容です。

「やきものは男の本懐である」 ※Amazon
黒田 草臣 (著)   出版社:バジリコ  2009/1/15発売

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by sora_hikari | 2009-02-08 22:27 | 見て歩き

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