佐々木恒子さんの一輪挿し

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益子陶器市 2008年11月

益子で制作されている佐々木恒子さんの磁器の一輪挿しです。高さ11センチほどの大きさです。生成り色でつるんとした透明の釉薬です。8角に面取りされて光の面から影の面への移り変わりが綺麗に見えます。口の形や肩の位置が少しゆるめで力の抜けた柔かいシルエットをしています。佐々木さんは東京のアパレルメーカーに勤務後、益子に移り住んで窯業指導センターで陶芸を学ばれたそうです。お作りなる器は、シンプルな形でモダンな印象のあるものが多いようです。手跡を残さずにデザインされた器。しかしどこかにほっとする作り手の感覚が残っています。ご本人がどこまで意図されているかはわかりませんが、アパレルの世界で得た感覚と手作りの器とのよい関係があるように思えます。最近は土だけでなくガラスの器も作られるそうです。きりりとした中に女性らしい優しさが魅力的な佐々木さんの器だと思います。

by sora_hikari | 2008-12-05 23:28 | 佐々木恒子さん

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