伊藤聡信さんの鉢と小皿








西荻窪 魯山 2008年8月

常滑の伊藤聡信さんの中鉢と小皿です。白磁の中鉢は、少し濁った鈍い白が侘びた風情を醸し出し、さらに掠れた呉須の印判がその印象を強くします。江戸期ぐらいの古い器を感じさせてくれます。小皿の方は珍しく上絵が描かれています。軽いタッチで、筆を柔らかく置くように色が載せられています。こちらも枯れた雰囲気がでていますが、彩度のあるの色の取り合わせが少し艶めかしさを感じさせます。磁器という硬い素材を選びながら、冷たさを感じさせない伊藤さんの独特の質感の表現が楽しめる器です。

by sora_hikari | 2008-09-17 00:23 | 伊藤聡信さん

< 前のページ 次のページ >