艸田正樹さんのガラス鉢

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西麻布 桃居 2008年6月

金沢で制作されている艸田正樹(くさだまさき)さんのガラス鉢です。ピンブロウという技法で作られた形。熱せられたガラスの塊に水蒸気が入り、ゆっくり回転させる過程でこのような形が生まれるようです。手の力を加えず、遠心力による自然な広がり。それゆえに1点1点の形は異なり、自然に生まれた波形はその都度の力の流れをそのまま写し取っているようです。まさに水面に広がる波紋。芯にあたる分厚い中心のガラスは後工程で入念に磨かれ、どこまでも透明な美しさを見せています。ガラスという存在を楽しむか、それともそこを屈折して見える光を楽しむか。夏の食卓を美しく演出してくれる、そんな器です。

by sora_hikari | 2008-06-26 23:16 | 艸田正樹さん

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