大崎麻生さんの茶筒と茶さじ

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南青山 うつわ楓 2008年5月

北海道の置戸町で制作されている大崎麻生さんの茶筒と茶匙です。エンジュというマメ科落葉高木を素材にしています。シンプルな形にスキッとした木目が清らかで綺麗です。茶筒は蓋をとって上からかぶせると、空気がゆっくりと押されて静かに下に沈んでいきます。まるで静かにエレベーターが止まる時のような感触です。形はいたってシンプルですが、蓋の被さる内側にはほんのわずかなテーパーがとってあり、機能性を伴う所への配慮と技術的な高さを感じます。大崎さんのお作りなる木の道具は技を表に見せつけない‘普通’の良さがあります。木ろくろで削られた形は、多くの手を加え過ぎず木の持つ魅力をそのまま引き出しているように思います。作家として取り組むには意外と難しい‘普通’な表現。ご自身の木に向き合う姿勢そのものが表れているのだろうなと思います。

by sora_hikari | 2008-06-10 21:25 | 大崎麻生さん

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