森田千晶さんの個展


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埼玉の浦和の器hibitoさんで開催されている森田千晶さんの個展へ行ってきました。森田さんは手漉き和紙の作家さんです。今回の個展は、「おてがみ展」と題され、和紙を加工して手紙にまつわるものを展示しています。プレーンに漉いたものや、型紙を使って植物柄の和紙と重ね合わせたもの、紐を漉きこんでいるものなど、和紙といってもいろいろな表現をされています。それらの和紙を、手紙サイズ、封書、レターセット、一言箋などにしていますので、思い思いの用途に合わせて手に取ることができます。その他には、大判のままの植物柄のものや、額装されたリトグラフのようなものも展示されていました。大判の和紙は、窓に葦簀(よしず)のように吊るして光を透かして見るのも美しそうです。森田さんは、埼玉の小川和紙の産地とご自身のアトリエで和紙を漉いています。元々は美大を卒業後、ジュエリーデザイナーとして仕事され、その後、和紙を勉強し、作家として独立されました。今は、自ら紙の原料となる楮(こうぞ)を畑で栽培し、伐採・皮むき・繊維の抽出をしてから独自の和紙を漉き、さらに文具や照明器具などへのデザイン・加工までの過程を一貫して取り組んでいらっしゃいます。和の紙ですから和風色はあるのですが、それよりもむしろデザイン的なステーショナリーや、現代的に表現されたタブローのような印象もあって、和紙の持つある種独特の”和”のくどさが抜けた軽やかな美的センスを感じる作品になっています。


森田千晶 「おてがみ展」
2008年4月4日(金)-9日(水)
11:00―19:00  (6日、最終日は18:00まで)
器hibito (浦和駅) ※HP

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浦和駅西口から歩いてhibitoさんへ向かう途中にある古民家喫茶、楽風も風情がありました。

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by sora_hikari | 2008-04-06 22:23 | 森田千晶さん

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