エットレ・ソットサス展


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松屋銀座で行われている「エットレ・ソットサスがデザインした日常品展」を見てきました。展示数は50点と小規模ですが、ソットサス氏がデザインしたタイプライター、食器、カトラリーなどの卓上品が並んでいました。昨年末に永眠したソットサス氏を悼んで深澤直人さんが企画した内容になっています。ソットサス氏といえばオリベッティの赤いタイプライターのかっこ良さ、そして何より80年代にもてはやされたポストモダンの旗手というイメージがあります。その頃のメンフィスグループの活動は、デザイン界を沸かせた記憶があります。モノトーンでシンプルなデザインが席捲する中、もっと色彩やユニークな形状を活かしてモダンデザインの次に来るものを示唆していたように思います。当時は流行の一端という感じもありましたが、あらためてソットサス氏のデザインしたプロダクツを見ると、その不変的なデザイン力の高さに感心させられます。


エットレ・ソットサスがデザインした日常品展  HP
2008年3月19日(水)-4月14日(月) ※最終日17時まで
松屋銀座7階 デザインギャラリー


by sora_hikari | 2008-04-04 22:32 | 見て歩き

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